思い付きで書いたので
ちょっと短いです
気持ちいい位の晴天の下
私は幼馴染みの結婚式に来ていた
真っ白のドレスとタキシードを
着た2人は幸せそうに笑っている
私と幼馴染みは1歳違いで彼の方が
年下で幼稚園、小学校、中学校と
一緒だった
高校に上がった後しばらくした後
幼馴染みから彼女が出来たと
嬉しそうに連絡がきた
その時私は心臓がヒュッと縮む様な
感覚が襲われた
とりあえず何か返さなくちゃって
“よかったね”
この一言送るのが精一杯だった
私の方が彼といた時間が長かったのに
と醜い感情が出て来て自分自信が
嫌になったことがあった
幼馴染みの彼にとっては私は
ただの”年上の幼馴染み”だった
その後またしばらくしてから
街中で幼馴染みと遭遇してしまった
その時初めて幼馴染みの彼女と
会った
ビックリする位可愛い子だった
色白で華奢でまさに守ってあげたい
と思える女の子だった
むしろこの子と付き合える幼馴染みが
凄いなと思えるくらいに
彼女ちゃんは私を見るなり目を輝かせ
ぐいぐい話しかけてきた
どうやら彼女ちゃんは一人っ子でお姉さんが
欲しかったらしい
そしてその理想のお姉さん像が
私にピッタリ当てはまっていたと
言われ凄く驚いた
“是非連絡交換しましょう!”
と連絡先を聞かれた
だけど私は彼女ちゃんとはあまり
関わりたくない気持ちが強く
適当な理由を付けて断った
自分は本当に心が狭いなと思いながら
ただその後も幼馴染み経由で
何度も連絡先を聞かれた
幼馴染みからも
“ここまで言ってるんだから教えて
やってくれないか?”と言われ
渋々彼女ちゃんに連絡先を教えた
色々聞かれ話をしていく内に
趣味や好みが似ていることが分かり
徐々に仲良くなっていった
そんなことも思い出しながら
幸せそうな2人を眺める
最初はもうあの2人と会えないだろうと
思っていた
一緒にいると嫉妬でどうにかなりそう
だった
でも今では幼馴染みどころか彼女ちゃん
との方が仲がいい状態だ
…そういえば彼女ちゃん
私が何度も断っているのに連絡先
聞いてきたのなかなか度胸あるな
と今更ながら思った
結構冷たくあしらったつもりなんだけどな
可愛らしい見た目に違って
強い所もあったみたいだ
幼馴染みには私の気持ちがばれて
いないだろうかと少し不安になる
態度には出してないつもりだが
変な所で鋭いからな…
正直、彼女が出来たと連絡が来た時
白いチューリップや、アネモネとか
渡してやろうかと思っていた事も
あったけど
今はそんな事しようとは思わない
贈るものは
“結婚おめでとう”
この言葉で充分だ
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