はいどうもこんにちは
作者の白猫ヤマトです。
あの…ヤバい家族はもうちょっと待ってください……今月中には仕上げるので!
……そのぉ…ね、インスピレーション君がね、一人旅に出て以降なっかなか帰ってきてくれないんですよね。どこまで行ってるんでしょう?
北の国とかかな?
てことでね
前にチラッと話したら見てみたいって読者様がいらしたのでmzybsypemのギャグ系書いてみました。
一応仕上がったのは仕上がったんですが…作者の癖でしょうね。どうしても1回は軽く曇らせないとお話書けないんですよ。
まぁまぁ、今回は作者にしては明るい話なのでね!ちょっと新鮮な気持ちで楽しんでいただけるかも知れません
では、どうぞ……
mzybsypem【キャラクターブレイク】
「……なにこれ?」
「知らん…とりあえず助けて……」
これは一体どう言う状況なんだろうか?
毎度の如く仕事をサb、ゲフンゲフン……多めに休憩を挟んでいたら、いつの間にか締切間近になっていた。
だからこれまた毎度の如く、エーミールに仕事を押し付k……手伝って貰おうとアイツの執務室に向かったのだ。
エーミールは大抵、外回り担当の日以外は執務室に篭って書類やらゾム辺りを招いてお茶会やらをやっているはずだ。
今日の外回り担当はゾム。急ぎの書類も無かった。
まぁどさくさに紛れてひと束ふた束押し付けたってぽやミールにはバレないだろう
そう高を括って執務室の扉を開けたのだが……
「……なにこれ?」
「いや、あの、ホンマに助けてぇ…」
なにこれ?
いや、落ち着け落ち着け…一旦整理しよう。
まず来客用のソファにエーミールが座っていて、その目の前にあるローテーブルにはコーヒーカップがひとつと書類がいくつか、そして…
そしてソファに座るエーミールの肩に顔を埋め、胸を揉みしだくショッピがいた。
いや、うん。
なにこれ?
「…いや、え?なに?どう言うこと?」
「わからへん…ショッピ君なんも喋ってくれんし…」
「おいおいおい…キャラブレにも程があるって…」
「ちょ、うつ先生ぇ…はよ助けてください……」
涙目で助けを求めるエーミールとなにも言わないままのショッピに近付き、肩を揺する。
「…おーい、ピー君?俺エーミールに書類やらs……手伝って貰いたいから退いてほしいねんけど」
「おい、ちょっ!今書類やらせるって言ったよな⁉︎押し付ける気やろ⁉︎」
「細かいこと言う男はモテへんで」
「やかましい!」
案外元気に喚くエーミールの胸を未だ揉み続けるショッピは、エーミールの肩口にグリグリと頭を押し付けている。
すると
「……ぃ…………ん…すか」
「「ん?」」
顔を埋めたままボソボソと何かを呟くショッピ
エーミールも聞き取れなかったようで、二人揃って聞き返すと、ショッピがバッ!と勢い良く顔を上げた。
「大先生も俺からおっぱいを奪る気なんですかそうなんですか、そうなんですね。じゃあ大先生は俺が母性と人肌の温もりに飢えたまま死んじゃえばいいって言うんだ?エミさんもおっぱいもあの緑色のボウリング玉に奪われたまま一人寂しく死ねばいいって言うんだ?俺には孤独死がお似合いだって言うんだ?はぁもぅまぢむり…おっぱい揉も……」
「ひえぇ……(泣)」
「ヤベェってコイツゥ‼︎怖過ぎるっぴぃ‼︎」
顔を上げたと思ったら胸を揉んだままガンギまった目でヒス構文をかますショッピ
言い終えるとまた肩口に顔を埋める
側から見ているだけの俺でさえここまで恐怖を感じているのを鑑みれば、当事者であるエーミールからしてみれば相当な恐怖だろう。
少しだけ不幸体質なコイツを憐れに思った。
「おいエーミールゥ…そもそもなんでこんなことなってん、お前なんかしたんとちゃうやろな?」
「いや、ホンマなんもしてないんやって…」
「じゃあなんであないな事なってんねん」
「わからんよぉ……いつもみたいにショッピ君が窓から来たから、お茶でもしようかと思ったら急に…」
しょもしょもとするエーミールを見て、まぁコイツも被害者かとため息を吐いた。
「ちなみにコイツいつからこの状態なん?」
「……一時間くらい前…?」
「…お前も大概やないか!!!!!」
前言撤回、被害者は僕一名のようです。
え?なに?書類やらなかった罰?
だまらっしゃい
「もうええ‼︎書類はとんちに土下座してなんとかする‼︎」
「期限内にやろうよ⁉︎」
「うっせぇ!もう俺は助けへんからな‼︎」
「ええっ⁉︎ちょっ、待ってや鬱先生‼︎」
「知らん!お前でなんとかせぇ‼︎」
やってられるか!こんなもん!
バタンっ
と、大きな音を立てて閉じてしまった扉を未練がましく見つめる
「くっそぉ…大先生の薄情者……‼︎」
今日は皆忙しいし、彼以外の助けは期待できない
スマホはPCデスクの方だし…
まぁつまりは、自分でこの状況を打破しなければいけないと言う訳だ。
「しょ、ショッピ君?聞こえてる…?」
「……」
「ね、ねぇ…そろそろ離して欲しいんやけど…」
「……」
「ショッピく〜ん…」
先ほどからまた無言を貫くショッピ君は未だ胸を揉み続けている。
こんなおっさんの硬い胸を揉んでなにが楽しいんだろうか
「……ぃ…」
「え?」
またボソボソと何かを訴えるショッピ君になにを言ったのかとかと聞き返す
先程のヒステリックな様子を思い出して少し身構えるが、今度は小さな声で、しかしハッキリと言葉を紡いだ。
「……ゾムさんばっか…ずるい…」
「…ぇ?どう言うこと?」
また質問を投げかけると、ようやく胸を揉むのをやめて、今度はぎゅうと甘えるように抱きついてきた。
「ゾムさんばっかエミさんに構ってもらって…しかもあの人俺の事煽ってくるんすよ…ホンッマに腹立つ」
「ショッピ君…」
「この前なんか「お前はあんなことしてもらえへんやろ〜」って…いっつもいっつも見せつけおって…」
「ね、ショッピ君。ちゃんと顔見てお話ししたいな」
そういうとピクリと反応したきり、また動かなくなってしまった
しばらく待っていれば、ゆっくりと体を離して私の横にポスリと収まり、俯いたまま腕にしがみついてきた。
「ショッピ君、顔あげて?怒ったりせんから」
「……は、ぃ」
おずおずと顔が上げられた
端正な顔を少しだけ顰め、アメジストのような美しい瞳には薄く水膜を張っている。
「…大丈夫大丈夫、ごめんな?確かに最近ショッピ君にの相手できて無かったな」
「……アンタは、何も悪くないんですよ……俺が勝手に嫉妬してるだけで…」
「うん」
「仕返しじゃないですけど…ゾムさんより俺を見て欲しくて、でもどうしたらいいか判らんくて…」
「うん」
「考えてるうちに…混乱して、こんな子供っぽいことして……ホンマに、アホみたいやなって…」
そこまで言って黙り込むショッピ君の頭を撫でる
ビクッと体が跳ねて、また甘えるように手に頭を擦り寄せて来た
彼は鳥と人間のハーフだが、こんなところを見ていると猫のようだ。
「考えてると逆に解らんくなったりするよなぁ…アホなことでは全然ないよ」
「ガキでしょこんな事すんの」
「俺も時々やるもん、てか俺はいつも頓珍漢なことしとるし」
「それはそう」
少しずつ調子が戻って来たようだ
ふっと柔く笑っているショッピ君に、また声をかける
「お詫びにさ、なんかショッピ君のお願い聞くよ」
「……それマジ?」
「まじまじ」
パッと表情を明るくして、何かを考えるような素振りをする彼はかなり幼く見える
…これで自分よりずっと年上だと言うのだから人外というのは恐ろしいなと、つくづく思う。
「お願いってなんでもいいんすか?」
「ん?うん、俺にできることならね」
「じゃあ…」
「セックスさせてください」
「……ぅん?」
うん、ちょっと落ち着こう
Sから始まってXで終わる単語が聞こえた気がするけど、まぁ気のせいだろう
と言うかそもそも俺は男だし、男同士で性行為なんて流石にしないだろう
うん、きっとそうだ!ヨシっ!
「ごめんショッピ君よく聞こえんかったわ、もっかい言ってくれる?」
「だからセックスさせてくださいって」
うん
逃げよう
「ちょっと、どこ行くんですかエミさん」
「いやっ、ちょっ、離して、離してって!」
「なんでっすか!なんでもお願い聞いてくれるんでしょ⁉︎」
ソファから勢いよく立ち上がって扉に向かうが、すぐに捕まり後ろからホールドされてしまう。
「言ったけど!それは、それは流石に無理やって‼︎」
「優しくするから!」
「いややぁ〜‼︎」
さっきまでしんみりしていた空気が嘘のようだ。
てんやわんや、埒の開かない押し問答が続く
…まぁ、力も押しにも弱い私がショッピ君に勝てる訳もなく
翌日の仕事を休み、大先生に痛い目線をいただいたことは言うまでもない。
はい、いかがでしたでしょうか。
たまにはいいですねこんなのも
最近忙しくてあんま執筆も出来てなかったし、アナログ絵もご無沙汰なんでリハビリがてらなんかしら描きたいですねぇ……
小説に関しては何とか時間が作れそうなのでまぁ作者の力量次第になるんですが
まぁ、これからものらりくらり頑張ります。
それでは、また次の作品で……
コメント
5件
マジで白猫やまとさんの 作品全部好きです! いつもありがとうございます✨️
ありがとうございますこれで明日も生きていけます
やったぁぁぁぁギャグの雄っぱいネタだぁぁぁぁ!!!ありがとうございますほんとに……これで何年寿命が伸びたことか……() zさんはきっと、頭のお手入れとかして貰ってるときに抱き上げられて埋もれられるんでしょうね(^ω^)