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しぁ@krpt
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はぁぶちーず@イラコン開催中
26
#短い
まな
13
(新学期。君と俺は同じクラス。完璧だ。俺のものになるまで蝕むよ)何者にも捕らわれなくて何を考えてるかもわからない君が家でしていたこと、思い出すだけでゾクゾクと胸が昴る小鳥遊おはよー!という声が聞こえた。通りすがりの男子に「おん、おはー!」と言いいつもの仮面を被る「やっべ急がなきゃ」教室に入った瞬間にキョロキョロと周囲を見渡してから獲物を見つけたようにロックオン。楓太に近づく「えっと、君楓太君だよねよろしく!」「あ、よろしく小鳥遊。」その時楓太が一歩引き下がる。その仕草にほんの少しの興奮と、寂しさを覚える。「あ、俺小鳥遊っていうんだけど〜わかる?」「あー、一応わかるよ。」微妙な顔をする君に俺は無意識に近づいていた。「ねー楓太ってよんでいい?」「別にいいけど…?」なぜこいつは僕に近づいてくるんだ。という顔を浮かべている。「んーと、俺が急に話しかけたからビビった〜…?」ニヤッと笑う。「いや別に。」「冷て〜楓太〜笑笑」「あ、ごめん」
そして俺は今楓太と下校している。夕暮れ時の通学路。西日が二人の影を長く地面に引き延ばしている「ねえ、楓太。家こっちの方なんだ?」俺は歩幅を合わせて、わざとらしく小首を傾げた。学校で見せる、人当たりのいい『小鳥遊』の顔。だけど、視線は楓太の横顔に釘付けだった。切れそうなほど張り詰めたフェイスライン。時折、めんどくさそうに揺れる睫毛。そうそう、その横顔。家で無防備に眠っている時の君と、全く同じ形をしてる胸の奥がドクドクと脈打ち、熱い塊がせり上がってくる。「……うん。まあ」楓太はカバンの紐をぎゅっと握り直し、少しだけ歩調を速めた。「小鳥遊こそ、なんでついてくるの。家、反対方向じゃなかった?」「えー? 気がついたら楓太の後ろ歩いてたんだもん。これって運命じゃない?」冗談めかして笑いながら、俺はまた一歩、距離を詰める。楓太の肩がびくりと跳ねた。その拒絶の仕草ひとつで、俺の頭の芯は痺れるように歓喜する。「……冗談やめてよ。からかわれてるみたいで、あんまり気分良くない」楓太は足を止め、真っ直ぐに俺を睨みつけてきた。その瞳。何者にも捕らわれず、何を考えているか分からない、冷徹で綺麗なガラス玉。だけど俺は知っている。その奥にある、脆くて、寂しがり屋な、あの夜に見せた本当の君を。「からかってなんかいないよ」俺は声を一段、低く落とした。一歩。二歩。楓太が背中を向けて逃げ出さないよう、じわじわと、だけど確実にそのパーソナルスペースを侵食していく。「俺さ、楓太のこと、ずーーっと前から知ってる気がするんだよね「……何言ってるの」楓太の顔から余裕が消え、明らかな警戒の色が浮かぶ。一歩、後ろに下がろうとした楓太の背中に、民家のブロック塀が当たった。逃げ場はない。俺は楓太の目の前まで迫り、その綺麗な顔を覗き込んだ。夕日に照らされた楓太の瞳に、歪んだ笑みを浮かべた俺の姿が映り込んでいる。「ねえ、楓太。昨日の夜、ちゃんとお腹冷やさないで寝られた?」その瞬間、楓太の息が止まった。見開かれた瞳が、恐怖と混乱で激しく揺れ動く。「なんで、それ……」「俺は悪くないよ楓太。全部、気付かせない楓太のせいだから」囁くような声で耳元に告げる。新学期。同じクラス。そして、この狭い帰り道。君を蝕むための準備はもうできている。
コンクリートの壁に人影。コツコツ…と規則正しい靴の音がする。サラリーマンがスマホを持ってこっちに来るのが見えた。「おい楓太…お前の家行くぞ」楓太の家の前、何度も訪れたことのある小さな楓太の一人暮らししているアパート少し古びた煤けた小さなアパートだ。
俺は当たり前のように楓太の家の合鍵をポケットから取り出してガチャリと鍵を回す。「入るぞ…」
コメント
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じつわ?
うほ
あらすじ読了! タイトル「暇つぶしに書いた」から漂う、軽いノリで始めたけど予想外に深みが出てきた感、すごく伝わる。第1話で既に小鳥遊の歪んだ愛情と楓太の微かな拒絶がはっきり対比されてて、特に「昨日の夜、ちゃんとお腹冷やさないで寝られた?」の台詞は背筋が凍る怖さと同時に、主人公の執着の熱さがガツンと来た。二人の距離の詰め方・逃げ場を塞ぐ演出が丁寧で、続きを読まずにはいられない中毒性あるね。展開楽しみにしてます!