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ガサガサッ
「誰ッ…⁉」
「初兎ちゃん⁉大丈夫⁉」
「ないこせんぱッ…、」
「ないこでいいよ。それより顔の傷…。なに、これ。誰にやられたの?」
「や、別にどうってことn」
「君たちがやったの⁉」
ビクッ
「…ち、ちがうんですッ…、なんかぁ初兎くんがいきなり襲いかかってきてぇ、自己防衛したらぁー」
「襲ってきた⁉ふざけんな!!その証拠にお前の服どこもよごれてないじゃねぇか!」
「それは、はらって…。」
「おまえ、名前と顔おぼえたからな。…さ、初兎ちゃんいこ。」
「…ん。」
「家どこ?送るよ?」
「え、ええよ!別に、一人で帰れるし…。」
「いいじゃん。」
ヒョイッ
「わっ…⁉」
お姫様抱っこ…?恥ず…。
「やめッ…、おろせ!」
「家どこか言ってくれたらいいよ。」
「…しゃーない。すぐそこの道真っすぐ行って右に曲がったとこの突き当りのアパート。」
「え?まって。初兎ちゃん一人暮らし⁉」
「そうやけど…。」
そんな驚くことか?
「普通だと思うんやけど…。もう高校やで?」
「んー、初兎ちゃん、警戒心ゼロだからなぁ、心配。」
「そうか?」
そこまでないかな、俺。
「あ。ついたわ。」
「ん?まって、何号室?」
「え?8号室やけど…。」
「…隣?」
「…は?」
「いや〜、お隣さんだったとは!あ、そうだ、りうらたちも呼んで来るね。」
「はぁ⁉いや、いいって。あいつらくるとまたうるさくなr」
ガチャ
「やっほー!初兎ちゃんここにすんでんの?」
「こんにちわ〜、しょにだいる?」
「邪魔するで〜。」
「しょにだぁ〜!」
きやがった…。
「てか早ない⁉」
「まぁまぁ、そのへんはきにしないで。」
「はぁ。ったく…。」
「って、まって、しょにだ、それどうしたの⁉顔の傷…っ!」
「や、別に。」
「見してッ…!」
ガシッ
「わ…ッ」
「大丈夫⁉誰にやられたの?今からやってくる!」
「おまッ…、いや、まろたちのせいだわ!」
「へ?」
「まろとりうちゃんとほとけっちが抱きつくから!なんか女の子たちに殴られたわ!」
「…まって?まろ?初兎に抱きついたん?」
「あ…、えっとぉ、これには事情がありましてぇ〜。」
「いふくんったら教室に入ってきたらすぐ初兎ちゃん見つけて抱きついてたんだよ!」
「あほとけもくっついて”僕のもの”とか言ってたくせに!」
「それはりうちゃんが言ったから…!」
「まろ?りうら?ほとけぇ?」
「「「ひゃいッ!」」」
…
「…ふッwばかやなぁ、お前ら。」
「…笑った…。」
え?そんな俺笑うの珍しい?
「めっちゃ可愛いんだけど!え、なに?初兎ちゃん天使!」
「しょにだめっちゃ可愛いんだけど…。え、やばい今死んでもいい。」
いやっ…死ぬなや!w