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砲弾の音で目が覚めた。
塹壕から出てみると、周りに人はいなかった。
いつもの鉄臭い匂いも無ければ、
口煩い司令官も居なかった。
一瞬、味方が撤退したと思ったが、
それはないと確信した。
何故ならば、戦場には敵の姿、いや、
生物の影すら無かったのだ。
私は戸惑った。
とりあえず、私は、味方と合流しようと考えた。
武器を手に取ろうとした瞬間、
私の手は武器を貫通していた。
私はその瞬間、気が付いた。
私は既に死んでいたのだ。