💙side
💛「今日はみっちりやるから、みんなちょっと頑張ろう」
💙「え……?」
💛「どうかした?」
💙「いや、何でもない」
まだまだ先だと思っていたライブが目前に迫っていた。新しい演出もだいたい固まって、ダンスの総復習の日々。もう2〜3日はゆるい練習だろうと気楽に構えていたら、康二に急遽仕事が入ったとかで、予定が大幅に繰り上がった。
🧡「みんな、堪忍な」
激しいダンスチューンが続く。フォーメーションの入れ替わりも激しい。何度か足がもつれそうになって、必死に隠して踊っていたけど、ふっかにバレた。
💜「なべ、お前、疲れてね?」
💙「ちょっと、仕事が立て込んでて…」
💛「昨日は午後空いてただろ」
クソ。何で人の予定まで把握してるんだこいつは。照のもっともな指摘にぐうの音も出ない。
空き時間はだいたいラウールに会うので、仕事の日よりハードだ。ラウールは俺と会った日の後の方がやたら元気がいい。さっきも一回分多くターンを回って、周りにやる気を褒められていた。体力の差を如実に感じる。
💜「照。俺も疲れた。いったん休憩入れよう」
ふっかが俺の疲労を心配してくれたのか、ただ単に自分も疲れていただけなのか、休憩を申し出て、最近ふっかに甘い照に認められた。
正直、助かった。
🤍「しょっぴー、どうしたの?体調悪いの?昨日は元気だったよね?」
小声でラウールに聞かれるのを適当にあしらって、俺はレッスン室の外に出た。
ラウールを傷つけたくない。でもこうして仕事に支障が出てしまっている。ラウに本当のことを言うべきか悩む。
自販機の前で考えていたら、
💚「水でいい?」
阿部ちゃんが水を奢ってくれた。
💙「ありがとう」
💚「ラウールとうまくいってないの?」
💙「ううん。そんなことないけど…」
💚「けど?なに?どうした?」
💙「いや。昼間するような話じゃないから」
💚「ああ。アレのことならラウールにも相談されたよ」
💙「えっ」
💚「めめが相談されてた。この間、いきなりめめの家にラウールが来て…」
💙「マジか」