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20○□年4月20日
ちょうど俺らが結婚して1年
俺はいつも通り牢獄で生活していた
最近俺は欲求不満でよくトラゾーを抱いている、昨日もトラゾーを抱いた
ク:〜♪(トラゾー、可愛かったな〜
く:飯の時間だ
ク:あ、どうも
く:…今日も精子だらけじゃないか
く:特に10番…
10番…トラゾーのことだ
ク:あはは、トラゾーまだ寝てるんですよ
ヤり過ぎちゃったかな?
く:、、、最初のうちは風呂に入れてやったがさすがに毎日入るのは贅沢すぎる…よってしばらくは風呂には入れんぞ
ク:大丈夫ですよ、トラゾーの精子、綺麗で美味しいですから♡
く:、、、やり過ぎるなよ
ク:はーい
く:それと9番、お前に話がある
ク:え?
く:着いてこい
個室
ク:俺に何の用ですか?
く:、、、お前ら2人を釈放する
ク:え”っ!?いいんですか✨️
く:ただとは言わない
9番、「重愛病(じゅうあいびょう)」を知っているか?
ク:重愛病?
なんですかそれ、
く:その名の通り「他者への愛が重くなる病気」だ、10番はその病気かもしれないという情報が入った、もしその病気のせいで人殺しをしてしまったのなら釈放するという指示が上から来てな、9番にはその調査の手伝いをしてもらう
ク:なるほど…
く:やるか?
ク:はい、トラゾーと釈放できるとならば
く:よし、交渉成立だ。
ク:俺は何を…
く:この病気は他者への愛が深すぎることで起きる、もし10番が重愛病なのだとしたら、恐らく9番、お前に対しての愛が深いと考えるのが無難だな。
く:そこでその重愛病の症状を引き出そうと思う。だから9番には他の誰かに興味を持ったフリをしてもらい、私は10番の様子を見る
ク:なるほど…それで本当に釈放してくれるんですよね?
く:あぁ…だが重愛病は注意する点が1つ、
その他者への愛が重すぎた場合、嫉妬のあまり愛するもの、また愛するものの相手を殺す可能性がある。もし誰かが殺されてしまった場合、君たちの釈放は無しとなる
ク:分かりました
く:れめ
れ:はいはーい
く:9番、お前が興味を持つ相手はれめとする、
れ:え”ぇ!?
く:これも調査の一環だ、よろしく頼む
れ:わ、わかったよ…
く:では話を終わる、持ち場に戻るぞ
牢屋
く:頼んだぞ
ク:わ、分かりました
俺が、トラゾーを騙すのか…釈放、俺らの幸せのためだッ!
俺はそれから何ヶ月もれめに好意があるような態度を取り続けた
トラゾーは…少し前より変わった気がする
本当に重愛病なのだろうか…でも、心のどこかで、トラゾーが俺にものすごく好意があるということに嬉しいと思っている自分がいる…俺もトラゾーが大好きだ
※これはフィクションなので「重愛病」とは
実際には存在しない病気です
ご安心ください