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4.驚き

保健室につきドアをノックする。

コンコン。

「はーい。入って良いよー。」

と保健室の中から声が聞こえた。

「すいません。ここに〇〇(君)さん来ませんでした…?」

と聞くと

「いや、来てないけど…何かあったの?」

と聞かれたので僕は

「いや、なんでもないです!失礼しました!」

と言い保健室を出た。

…なんで来てないんだ?

と思ったが僕に会いたくないから嘘をついたんだと心の中でそう思った。


教室に戻り席に座る。まだ彼女は戻ってきていなかった。

先生が教室に入ってきてこう言う

「〇〇(君)さんは体調が悪くなったから早退したそうだ。」

本当に体調が悪かったんだと思い僕は安心した。

転校生(君)の家に行って謝りに行こうと思ったので先生に住所を聞いた。

「ついでにプリントを届けてやってくれ。」

そう言われたので

「わかりました。」

と返事をした。

放課後になり僕は急いで彼女(君)の家に向かった。

彼女の家はとても大きい家だった。

玄関に門があるなんて初めて見た…

僕は家のピンポンを鳴らす。すると、

「どちら様でしょうか?」

と聞かれたので僕は

「〇〇(君)さんと同じクラスの〇〇(僕)です!プリントを届けにきました。」

と言った。

「あー!ありがとう!今開けるね!」

と言われてからすぐに門が開く。

奥の玄関の方へと僕は歩く。するとお母さんらしき人が玄関から出てきた。

「どうぞ!授業で使ったプリントです!」

と言うと

「ありがとう〜。良かったら中に入る?」

と聞かれたので僕は

「は、はい!」

と返事をした。

人の家に上がるのは小学生ぶりだ。

家に入り僕は驚く。

天井がめちゃくちゃ高い…

僕もこんな家に住みたいな〜と思っているとお母さんが

「〇〇(君)呼んでくるね。ちょっと待ってて」

と言われた。

…あれ?もう体調良くなったのかな?と思ったがそんなに早く良くなるか…?と疑問に思った。

少しすると2階から彼女が降りてきた。

「あ、〇〇(君)さん!」

と声をかけると

「〇〇(僕)くん…今日は本当にごめんね…」

と言われた。咄嗟に僕は

「大丈夫大丈夫!それより体調の方は大丈夫なの??」

と体調の事を聞く。すると

「実はね…体調が悪くて早退したわけじゃないんだ…」

と彼女は言った。

…え、じゃなんで帰ったんだろう…

と思っていると

「2人きりで話がしたい。」

と彼女に言われたので

「分かった。」

と僕は返事をした。

2階に上がり彼女の部屋に入る。

僕は驚いた…壁にたくさんのメモ用紙が貼られていた。

(昨日何を食べたか、昨日のテレビは何を見たか、学校で何があったか、話しかけた人の名前、話しかけられた人の名前…など)

「こ…これ…な…なにこれ…」

声が詰まる。すると

「今から私の秘密を話す…嫌いにならないで欲しい…」

と泣きそうな声で彼女は言う。

「分かった…」

僕はそう返事をした…





君と僕だけの世界で

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