この作品はいかがでしたか?
649
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第三話:手離したくない存在。
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昨日、あの子は僕と少し話して
満足したら帰っていった。
遊ばれてる感じは少ししたけど
不快感は全くなくて、
なんだったら、楽しかった。
だから、今日も会いたいな。
この森に入ってこれるのかも分かんないけど。
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黄「 ……暇だなぁ 」
「 …というか、僕… 」
「 なんで起きたんだろ…… 」
赤「 ばぁ!!笑 」
黄「 うわッ゛?! 」グラッ!!
赤「 しまった…!! 」ガシッ!!
黄「 ッ……、あれ…? 」
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僕は驚いて、倒れたと思った。
でも地面と
ぶつかった感覚はしなくて、
目を開けたら…。
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赤「 ギリギリセーフ!笑 」
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僕の手を強く握って
ギリギリ耐えてる、赤がいた。
赤自身も僕が倒れたことに
驚いたみたいで
僕が倒れる瞬間に
目を丸くしていたのを思い出した。
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赤「 ごめん、笑 」
「 少し悪ふざけが過ぎた、笑 」
「 怪我は無い? 」
黄「 うん…無いよ、笑 」
「 それに鬼は…後ろに倒れたくらいじゃ 」
「 傷はつかないから 」
赤「 それでも痛みはあるでしょ? 」
黄「 ある…けど… 」
「 特に… 」
赤「 痛みが少しでもあるならダメ 」
黄「 … 」
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僕は鬼で、
赤は人間だから
普通なら
『 怖がられ、怖がる 』
そんな関係のはずなのに。
今は逆に僕は君が怖いよ。
なんで僕を目の前にして
そんなに優しい言葉がかけられるの?
どうして僕を気にかけるの?
本当に、君は変わってる。
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赤「 黄ちゃん? 」
「 本当に大丈夫、? 」
黄「 うん、大丈夫だよ 」
「 赤こそ、僕を腕で引っ張ってたけど 」
「 関節とかに痛みは無い? 」
赤「 大丈夫!笑 」
「 毎日結構動いてるから!笑 」
黄「 赤は本当に元気だね笑 」
赤「 そうかなぁ? 」
黄「 …笑 」
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そうやって、あんまり、
分かんなそうにしてる顔
風で揺れてる血のような色の髪
左右で色が違う目
その全部に惚れたのかもしれない。
僕は、赤を手離したくないと思った。
唯一、微笑んでくれるから。
唯一、僕と一緒にいてくれるから。
唯一、僕の事を怖がらなかったから。
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赤「 ………… 」
( ごめんね、黄くん )
「 俺はもう…長くないんだぁ…笑 」(((ボソッ
黄「 …何か言った…? 」
赤「 え、ううん笑 」
「 お腹すいたなぁ、くらい笑 」
黄「 あ〜、僕もお腹すいた… 」
赤「 血、飲む? 」
黄「 血は喉が渇いた時 」
赤「 水は飲めないの? 」
黄「 飲めるけど、水源がないんだよね… 」
「 酷い時は同じ種族同士で飲み合ってたし 」
赤「 …俺ちょっと買ってくるよ 」
黄「 かってくる…? 」
「 動物を? 」
赤「 そっちの狩るじゃない笑 」
黄「 ?? 」
赤「 …黄くんも着いてくる…? 」
「 あ、でもツノとかあるか… 」
黄「 ん〜ッ…!! 」
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赤「 すご!!無くなったぁ!! 」
黄「 無くなった…というか、引っ込めた…? 」
赤「 そんなこと出来るの?!✨ 」
黄「 うん…笑 」
「 あ、でも、服…違う… 」
赤「 俺の上着貸すよ笑 」
黄「 …ありがとう!! 」
赤「 ッ、笑 」
「 さっ、行こ笑 」
黄「 うん!笑 」
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本当は検証あげたかったんだけど
間に合いそうになかったから、
こっちにしました。
明日で毎日投稿は終わりです…
明後日からはいつも通りの
マイペース投稿に戻るので、
よろしくお願いします!
コメント
2件
赤くん、、?長くないってどういうことだろう、、??