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人間と魔物の結び

4 - 第三話:手離したくない存在。

♥

649

2023年08月03日

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第三話:手離したくない存在。


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昨日、あの子は僕と少し話して

満足したら帰っていった。


遊ばれてる感じは少ししたけど

不快感は全くなくて、

なんだったら、楽しかった。


だから、今日も会いたいな。


この森に入ってこれるのかも分かんないけど。


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黄「 ……暇だなぁ 」

「 …というか、僕… 」

「 なんで起きたんだろ…… 」


赤「 ばぁ!!笑 」


黄「 うわッ゛?! 」グラッ!!


赤「 しまった…!! 」ガシッ!!


黄「 ッ……、あれ…? 」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


僕は驚いて、倒れたと思った。


でも地面と

ぶつかった感覚はしなくて、

目を開けたら…。


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赤「 ギリギリセーフ!笑 」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


僕の手を強く握って

ギリギリ耐えてる、赤がいた。


赤自身も僕が倒れたことに

驚いたみたいで

僕が倒れる瞬間に

目を丸くしていたのを思い出した。


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赤「 ごめん、笑 」

「 少し悪ふざけが過ぎた、笑 」

「 怪我は無い? 」


黄「 うん…無いよ、笑 」

「 それに鬼は…後ろに倒れたくらいじゃ 」

「 傷はつかないから 」


赤「 それでも痛みはあるでしょ? 」


黄「 ある…けど… 」

「 特に… 」


赤「 痛みが少しでもあるならダメ 」


黄「 … 」


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僕は鬼で、

赤は人間だから


普通なら

『 怖がられ、怖がる 』

そんな関係のはずなのに。


今は逆に僕は君が怖いよ。


なんで僕を目の前にして

そんなに優しい言葉がかけられるの?


どうして僕を気にかけるの?


本当に、君は変わってる。


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赤「 黄ちゃん? 」

「 本当に大丈夫、? 」


黄「 うん、大丈夫だよ 」

「 赤こそ、僕を腕で引っ張ってたけど 」

「 関節とかに痛みは無い? 」


赤「 大丈夫!笑 」

「 毎日結構動いてるから!笑 」


黄「 赤は本当に元気だね笑 」


赤「 そうかなぁ? 」


黄「 …笑 」


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そうやって、あんまり、



分かんなそうにしてる顔


風で揺れてる血のような色の髪


左右で色が違う目



その全部に惚れたのかもしれない。

僕は、赤を手離したくないと思った。


唯一、微笑んでくれるから。

唯一、僕と一緒にいてくれるから。


唯一、僕の事を怖がらなかったから。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


赤「 ………… 」

( ごめんね、黄くん )

「 俺はもう…長くないんだぁ…笑 」(((ボソッ


黄「 …何か言った…? 」


赤「 え、ううん笑 」

「 お腹すいたなぁ、くらい笑 」


黄「 あ〜、僕もお腹すいた… 」


赤「 血、飲む? 」


黄「 血は喉が渇いた時 」


赤「 水は飲めないの? 」


黄「 飲めるけど、水源がないんだよね… 」

「 酷い時は同じ種族同士で飲み合ってたし 」


赤「 …俺ちょっと買ってくるよ 」


黄「 かってくる…? 」

「 動物を? 」


赤「 そっちの狩るじゃない笑 」


黄「 ?? 」


赤「 …黄くんも着いてくる…? 」

「 あ、でもツノとかあるか… 」


黄「 ん〜ッ…!! 」


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赤「 すご!!無くなったぁ!! 」


黄「 無くなった…というか、引っ込めた…? 」


赤「 そんなこと出来るの?!✨ 」


黄「 うん…笑 」

「 あ、でも、服…違う… 」


赤「 俺の上着貸すよ笑 」


黄「 …ありがとう!! 」


赤「 ッ、笑 」

「 さっ、行こ笑 」


黄「 うん!笑 」


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本当は検証あげたかったんだけど

間に合いそうになかったから、

こっちにしました。


明日で毎日投稿は終わりです…


明後日からはいつも通りの

マイペース投稿に戻るので、

よろしくお願いします!


投稿日:八月三日























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コメント

2

ユーザー

赤くん、、?長くないってどういうことだろう、、??

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