この世界は必ず10個のスキルが与えられる。
そう。誰にでもだ。
魔王を討伐したとされる大賢者がとうとう神以上の領域に達したとされ、その結果大賢者は沢山のスキルを思いついた。それまで人々はスキルを使えるのは当たり前ではなく、1人につき1個のみだったので、この機会を国王は逃さなかった。王は彼と同じ頭脳を持つロボットのようなものを作ったのだ。そうして人々はスキルを沢山手に入れることが出来ました。
ある1人を除いては
あらすじ~完~
本編
スクルド「今日がついに来た!ついにスキルを貰える時が来たんだ!」
スクルドはそう言うと直ぐに家を出て王国へ向かった。
スクルド「うおっ!結構人いるな。こりゃ時間掛かりそうだな」
途端に肩を叩かれる
スクルド「おっと!?」
サラナ「こんにちは!スクルドさん!」
スクルド「おお!サラナだったか!」
サラナはスクルドの親友でいつも話し相手になってくれる。困った時は手伝ってくれるいい子である。
サラナ「今日はついにスキルを貰える日ですね!」
スクルド「そうだな。スキルって7強にならないと貰えないからな。お前と頑張ってきた甲斐があったぜ!!」
サラナ「スクルドさんと一緒ならきっと1強まで行けますよ!」
スクルド「そうだな!おっ俺たちの番だ!行こう(๑•̀ㅂ•́)و✧」
2人が楽しそうに雑談をして部屋の中へ入っていくと、そこには一人の人……というよりかはロボットに近い見た目のようなものがいた。
カラル「初めまして!どうゾ!まずはそコの席にどちらかがオ座り下さい!」
サラナ「それじゃあ私から……」
カラル「それデは早速!」
するとカラルの体は光りだし、その光はいくつかの白い玉となってサラナの胸へと入っていった。
スクルド「あれ?」
サラナ「どうしたの?」
スクルド「いや……何でもない………?」
スクルドは奇妙に思った。何故なら胸に入っていった玉がスクルドには12個に見えたからだ。
カラル「はい!それでは次の方!」
スクルドは慌てて椅子に座った
カラル「それでは初めま………………………」
カラル「jAnrhjPjtbqdm@gMbjtdmg@n’bjAaj gPjmgm_mjgDegp@d’gmmkt’k♩™♯™♦③┨└ЁЙЕМЙЖГДЧШЭСЭЪГЖ-¥\_」
スクルド「うおっなんだ!?」
カラルはしばらくすると赤い玉を9個出した。そのうちのひとつは白かった。
すると一気に玉がスクルドの方へ襲い掛かってきた。
スクルド「うわぁ!」
スクルドが驚いているうちに玉は全て入ってしまった。
?「頼……俺……くれ……」
スクルド「??」
脳内が何者かの声に支配された。それ以外……何も聞こえない……何も……
サラナ「……ルドさん!スクルドさん!!」
スクルド「!!!!」
サラナ「よかった!目覚めたんですね!!」
起きると木の下にいた。頭に何か柔らかいものがあり今自分は膝枕をされているのだと分かった。
スクルド「ッッ!!!!」
顔を赤らめてとっさにサラナの元を離れた。
サラナ「そういえばさっき赤い光が部屋から見えたけど何があったの?」
スクルドはハッとしたようにスキルメニューを開いた。
スキル1「炎魔法」スキル2「?????」スキル3「?????」スキル4「?????」スキル5「?????」スキル6「?????」スキル7「?????」スキル8「?????」スキル9「?????」スキル10「?????」
スクルド「どうなってるんだ……これは。」
サラナ「えっ……」
スクルド達は呆気に取られた。
そしてしばらくしてサラナと別れた。
そうして森の中で一人薬草を取るために行った。
スクルド「使えるスキルが炎魔法しかないのか……」
スクルドはいくつかスキルをそこにいるスライムなどに試してみた。しかし機能したのはスキル1の炎魔法だけだった。
スクルド「どうしよう……スキルがひとつしか使えないなんて……これじゃあアイツと肩を並べて戦えないよ……」
スクルドがそう悩んでいるとある所から女の子の悲鳴が聞こえた。
スクルドは急いでそこへ行った。そこに居たのは大きな口を持ったカエルだった。
カエルは女の子を口に咥えていて女の子は途切れ途切れで助けを求めている。
スクルド「スキル1!炎魔法!フレイム!!」
スクルドは咄嗟に炎魔法を放った。しかしカエルはビクともしない。それどころか女の子を飲み込み始めた。
スクルドは発狂して剣を振りかざした。しかし傷1つつかない。
スクルド「あぁぁぁぁぁぁぁ………」
カエルは女の子を完全に飲み込んでしまった。
カエルは嬉しそうにスクルドの方へ向かう。
スクルドは叫び声すら上げられずにその場で座り込んでしまった。
第1話「~完~」
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