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中也Side


首領「それでどうだったかい?1日目は」


中也「標的と、無事仲良くなれました」

中也「このままだとこの任務、1ヶ月くらいで事が終わりそうです」


首領「…期待しているよ」

1日目、中也は恩人でありこの任務の標的である〇〇と仲を深めることに成功した。


??「それはどうかなー?」

この声は…少し聞いただけで耳が毒で侵されそうになる。

中也「、、、、太宰」


太宰「中也、今日は随分と気分がいいようだね」

太宰「大量のドッグフードでも手に入れたのかな?」


太宰はいつもこうやって癪に障る発言ばかりしてくる。

だが、今の俺は無敵、というほどに気分がいいため、反論する気にもならない。


中也「ハッ、知らねぇよそんなん」


太宰「もしかして〇〇ちゃんに振り向いてもらえたのかな?」

は…?何で、此奴は〇〇の名を知っている?


中也「手前…どういうことだ?」

首領が申し訳なさそうに口を開く。


首領「中也くん済まない。一応この任務の件は太宰くんにも話を通しているんだ」


太宰「学校なんて僕行きたくないし、大変そうだし」


中也「大変なんかじゃえねぇよ」

実際、余裕だと思ってしまった。この調子で〇〇と仲を深め続けて、マフィアに勧誘すればイチコロだと思った。


太宰「______まあ、君の思う通りにはいかないだろうね」


中也「は?なんでだよ」


太宰「だって…あの人柄の子が殺し専門のマフィアに入りたいとか言うの?中也がマフィアって知った途端嫌われるかもだし笑」


中也の怒りが沸点に達した。


中也「〇〇を何も知らねぇ癖に口を叩くなよ」


太宰「でも、中也だってまだちょっとしか過ごせてないのに、そうやって知った被るから」


首領「はいはい、ストーーーップ」


二人の喧嘩が始まるだろう瞬間、首領が止めに入る。


首領「中也くん、実力は結果で示すのだよ」


少し冷静さを取り戻し、呼吸を整える。


中也「…はい」


よく考えてみれば、〇〇の事俺はまだ全然知らねぇ。あれが素なのかも分からねぇ。


もっと、もっと、〇〇を知りたい______


2日目は少し家を早く出た。



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