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星涙病
それは恋の病だ。
「恋を薬で治すことが出来るのか。」
ふと、そんな疑問が頭によぎる。
本当に恋の病なら、薬で直せるものじゃない。
「頼るか。」
そう言い、スマホから電話をかける。
何かあったら頼ってね
赤髪の彼はそう呟いた。
ふわっと風に揺れる。薬の研究三昧の俺にとって、とても息抜きになる。
ねぇねぇ、みんななんの病気なの?
その言葉に何も言えなかった。郊外は許されない。
しかし、ともさんなら。話していい気がしたのだ。
レンギョウのそばで。
そう言い残し去る。あの人ならわかってくれるだろう。
「成程ね。ぺんちゃんの好きな人を聞けばいいの?」
そう言い、協力体制をとる。
「お、話が早い。」
そう言い、計画を立てた。
ーーー
ぺいんと視点
「こんにちはー!」
そう言い、赤髪のともさんがやって来た。
「ぺんちゃんー!」
そう言い、抱きつく。
その目は確実に僕を捉えてた。しかし、その目は光に満ちていた。
「部屋でゆっくり話しません?」
そう言い、ともさんをゆっくりと離す。
「ぺんちゃんは好きな人いるの?」
会って早々爆弾発言を繰り出すともさん。
いや、今日は黒髪のちくなのかもしれない。
「す、好きな人…?///」
急に爆弾発言に耐えれる訳もなく、動揺してしまった。
顔を逸らした。冷や汗が止まらない……
そこに追い打ちをかけるかのように
「だれだれ?」
と聞いてきた。
追い打ちをかけないでくれ……
「シェアハウスの人?」
「……///」
嘘が下手なのは自分でも分かってるから、こっち見ないでくれ…!!
「レウさん?」
「…」
「きょーさん?」
「…」
「みどりくん?」
「…」
「コンタミさん?」
「…」
総当りしてきてない?!
ヤバい、いつかぼろが出そう…
数時間前
「ぺいんとは嘘が下手です。」
開始早々そんな事を言われた。
「え、まさか…?」
まさか…そんな…ねぇ??
「総当りをして言ってくれない?!」
と、爆弾発言をされて今に至る。
「もしかして…らっだぁ?」
「///(プシュー」
「さぃあくぅ…///」
そう言い、部屋を出ていった。
「これもらっでぃの為。」
そう言い、少し心に入ったダメージを減らそうとした。
「えー、この薬品をコンちゃんの方に…で、きょーさんはいつもの。レウさんはチャレンジしようかな……」
ドタバタドタバタ……
走ってくる音が聞こえる。部屋はともさんとぺいんとが入っていった場所だ。
もしかして、やらかした?
そう思っている間にリビングにぺいんとの顔が見えた。
「///」
どこか照れている。
「えッ!」
ぺいんとがこっち見た瞬間目が合ってしまった。
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