グルッペン
それは・・・
お前輝。獣族だろ。
影山 輝
!!?
輝の顔がこわばり汗が流れ息使いが荒くなる。
グルッペン
・・本当のことを、話してくれ。
影山 輝
・・・何で、そう・・思うんですか?
グルッペン
・・・。根拠は2つ。一つ目はゾムの話だ。まぁこれは根拠というが事実だろうが、何かしらの獣の耳が生えていたという話から。二つ目は、お前が着ていた服に明らかに穴が空いていたこと、これはトン氏がお前を連れてくる前にぺ神にお前が着ていた服を見せてもらった。それに明らかに何か、そうだな。例えば獣の尻尾を通すような穴が・・
グルッペンがそういった途端、輝は座っていたグルッペンの首もとをつかむ。
影山 輝
・・・だったら何だよ。
それを聞いて俺が事実だって言ったらどうする?
グルッペン
・・何が言いたい。
影山 輝
そうだよ。俺は獣族だよ!それを聞いたお前はどうする?!俺を売るか!ペットにするか?!それとも生きてる戦闘兵器にするか?!さぁどうなんだよ!
グルッペン
お前は、
影山 輝
はぁ?
グルッペン
お前は、どうしたい。
影山 輝
はぁ?そんなの知らねえよ。俺は色んな国をまわされて!拷問されたり、戦闘兵器にされたり・・・もう・・馴れてんだよ・・・・。人じゃない、扱いを・・うけんの馴れてんだよ・・・・だから・・さ。何されても・・いいんだよ。
グルッペン
本当にか?
影山 輝
あぁ!本当だとも!うそはいっていない!・・・・・たださ・・・本当は嬉しかった・・・人に心配されたのも、人と一緒にご飯食べたのも久しぶりだったからさ。
輝のからだが小刻みに揺れる。声が泣き声になってくる。
影山 輝
本当に嬉しかった。・・・本・・当に・・ね。・・・あれ?何で、泣いてんだろ、僕?
トントン
輝・・・。
グルッペン
なぁ、輝。一つ約束してくれるか?
そういいグルッペンは立ち、輝に近づく
影山 輝
何?
グルッペン
俺は、お前を売らないし、拷問もしない。戦闘兵器のように扱わないし、ペットのようにもしない。俺はお前を普通の人間として扱う。だからお前は、そんなに自分を落とさないでくれ。
そういったグルッペンは、いつもの邪悪な笑みやふざけた顔と違い、真面目に輝を見つめていて何処か悲しげな顔をしていた。
影山 輝
本当に・・・人としていていいの?獣族としてじゃなく人としていていいの?
グルッペン
あぁ。
影山 輝
・・・ウッウ、ウワァァァ!アァァ・・本当に・・・いいの・・・?いて・・・迷惑じゃない?
輝はとうとうわっと泣き出してしまった。グルッペンはそんな輝を優しく抱きしめ、
グルッペン
迷惑にならない。だから安心してくれ。
影山 輝
・・・うん!うん!
トントン
・・よかったんやな、これで。
グルッペン
ん!あぁもう大丈夫だゾ!
???
あ!グルッペンお話終わりでいいめぅ?
グルッペン
あぁもう大丈夫だぞ。輝、少し紹介したい人がいるんだ。
影山 輝
ズビッ、紹介したい人?
???
そうめぅ!
そういい顔をぐいっと近づけてきたのは目が細めのひと。
オスマン
初めまして!俺の名前はオスマン!よろしくめぅ!そして・・
ひとらん
俺の名前はひとらん、ひとらんでいいよ。呼び捨てで。
オスマン
そして話は全て聞いた!ようは自分に輝くんをオシャレして欲しいってことめぅね!
トントン
いや、そんな話してねぇけど。
ひとらん
そうだよ。オスマン、オシャレするなら明日市場に行くほうがいいんじゃない?
トントン
もうダメだろこいつら。
グルッペン
まぁ俺は別に輝をオシャレするのはいいと思うゾ!
影山 輝
あの、そのオスマンさん。
オスマン
どうしたんめぅ?
影山 輝
僕、似合うんですかね?そのお洋服。
オスマン
何言ってるめぅ!
そういい輝の顔を手でぎゅっとするオスマン。
オスマン
こんな整った顔!もちもちでニキビすらない肌!綺麗でサラサラな髪!似合わない分けないめぅ!
影山 輝
ほっほうれすかれ?(そっそうですかね?)
ひとらん
取り敢えず顔をつかむの止めよっか。
オスマン
めぅーー!
ひとらんに輝からはがされるオスマン。
オスマン
もう!ひとらんったら!あっとにかく!明日市場に行ってお洋服かおうめぅね!この後少し仕事あるから、じゃね!
ひとらん
明日楽しみにしててね。オスマンけっこう女子力高くてファッション力も高いからじゃあね。
そういい二人一緒に統領室を後にしていった。
影山 輝
あっはい。また!
(なんか、元気な人だな。)
トントン
・・・はぁ、ようやく行ったか、さて輝後お前の部屋まで案内するから。
影山 輝
あっはい!
トントン
じゃあ俺、輝んこと部屋まで案内してくるは。
グルッペン
おぉ!行ってらっしゃい!
影山 輝
グルッペンさん!また!
グルッペン
おぉ!またな!!
グルッペンさんにそう言った僕はそのまま、統領室を後にした。
トントン
なぁ輝、ちょっといやかもしれんけど、聞いて見てもええか?
影山 輝
はい?
トントン
お前って、自分が獣族ってことどう思ってるん?
影山 輝
・・・そうですね。別に嫌って程じゃないんです。ただ人じゃない、化け物の扱い受ける。それが嫌だってゆうわけなので・・
トントン
そっか。
ッとついだで。ここがお前の部屋や!
そういい扉を開けてくれたトントン。中は、
影山 輝
すっすごい!
部屋はシングルサイズのベットがおいてあり、クローゼット、机の上にはpc、本、ペンその他にもいろいろおいてあった。
影山 輝
こんな部屋、僕の部屋でいいんですか?!
トントン
?もちろんいいんやで!
影山 輝
すごい!すごい!
輝はものすごく感動しているようだ。
トントン
(この部屋でこんな喜んでくれるんや、もっといい部屋にすれば良かった。)
とにかく今日はもう寝よう、お休み輝!
影山 輝
おやすみなさい!トントンさん!
トントンはそういい、僕の部屋を後にした。
影山 輝
すっごい部屋だな~!
そういいながら部屋をキョロキョロしていると、
影山 輝
ん?これ・・
それは、日記帳だった。
影山 輝
・・折角だし!これから書いてみようかな!
そういい出し、僕は日記を書き出した。
影山 輝
あぁ!終わった!
そういいながら伸び~と背筋を伸ばす。
影山 輝
ってもう10時過ぎだ!早く寝ないと!
急いでベットに入る
影山 輝
(すごい!ふかふか!ベットで寝る何て、いつぶりだろう。・・もしかしたらなくなった12年の・・・嫌、余計なことは考えず寝よう)
・・・おやすみなさい・・。
はいどうも皆さん亀君です!
本編のせんの遅くなり、すみません!
本当にすみません!!
そしてかなり期間が空いて上がったこちらの作品は、少し意外な輝くんを見れたと思います。ここまで読んでいただきありがとうございます!!次回も楽しみにしていて下さい!また!
【オマケ】
輝くんのあの少し凶暴?な性格は、色んな国をまわされて、誰も信用せず、泣き言を言わないそんな環境です性格が生まれました。二重人格みたいな認識でOKです!
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