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「○○が、亡くなりました。」 それを聞いた途端、俺は拒絶した。
体全身がひどく震えていた。
誰か嘘だと言って欲しかった。 いや、まだあの時は心のどこかでまだきっと生きている、大丈夫だと思っていただろう。 あいつとの会話が、あれで終わってしまうなんて。
ガタンゴトン。
俺ははっとした。 満員電車の中で、なにを考えているのだ。 鏡に写った浮かない顔の俺を見て、心底嫌になった。 高校の時からお気に入りの明るい金髪も、今ではげっそりとした色に見えた。こんな自分が大嫌いだ。俺は今まで自分から目を背けて生きてきた。見慣れた電車の景色さえも、今日はなんだか黒いクレヨンで塗りつぶされたように見えてくる。周りの人の空気も、重たく感じる。よっぽど疲れているのか。
ふとあの日のことを思い出す。胸がズキンと痛くなり、耳鳴りがした。
○○は死んだ。
俺が殺したんだ。