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sideアリア
私はスターシャの王宮に割と豪華な部屋を与えられていた。
どうやら、客人扱いのようだ。
そして、これまでの経緯をアルガスという私を牢獄から助けた魔導士に全て話した。
「なるほど、全てはゼルゼディスという魔導士の思惑通りだった…と…
そして、同志ライランは確かにそのゼルゼディスに殺されたのですね?」
アルガスは言う。
「そうよ…
私だってゼルゼディスに暗示をかけられなければ…
こんな事には…」
私はワンピースの裾を強く握りしめてそう言った。
「ね、ねぇ!?
あなた達宮廷魔導士なんでしょう!?
それなら、ゼルゼディスを殺すべきだわ!
ほ、ほら、なんて言ったって仲間のライランが殺された訳だから…!」
私は言う。
アルガスはそんな私を少し冷めた目で見つつも、それに同意した。
「もちろん、仇討ちするつもりはあります。
しかし、もしもゼルゼディスという名前の魔導士ならば…
おそらくその魔導士は魔導三神の1人です。」
アルガスは言う。
「魔導三神…!?
そん…な…
だから、ライランを瞬殺して…」
魔導三神の事くらいは私でも知っていた。
Sランク魔導士の中でも特に飛び抜けた強さを持つ3人の事だ。
「闇鬼ゼルゼディスならば、恐らく我々が束になっても敵わないでしょう…」
「諦めるの!?」
「うるさいお嬢さんだ…
少し黙っていたほうがあなたの為ですよ?」
アルガスは冷たいグリーンの瞳でそう釘を刺した。
「だけど…
あなた達が束になっても敵わないなら…」
私はがっかりする。
「スターシャにも魔導三神が居ますがね。
奴はゼルゼディスの親友ですし、奥方も反対するしで、こちらに協力はしないでしょう。」
アルガスが考えながら言った。
「…そうかしら?」
私はニヤリと笑って言った。
「どういう意味です?」
「協力しないなら、無理矢理協力するように仕向ければ良いだけ…
と、思ったの。
良い案がありますわ。
もし、私のような小娘の話に耳を傾けるならば…だけど。」
私はかなり意味深に言った。
「ふむ。
あなたは中々悪知恵が働くらしい。
まぁ、聞きましょう、あなたの案を…」
アルガスが言った。
「…………!」
私はアルガスの耳元でこの作戦を話した。
「なるほど、諸刃の剣ですが、やってみる価値はあるかもしれません…」
アルガスは少し感心したように私にそう言った。
アルガスが私の部屋から去ると、私は笑い転げた。
「あーっはっはっはっはっ!!!
これで、ゼルゼディスは死亡確定よ!
そして、エシャロットもねぇ!
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね…!!!」