『 喧嘩しても大好き① 』
今日は可愛い俺の彼女とデートの日。
目の前の彼もるんるんに服を選んでいる。見たことのない服を着てはアクセサリーをはめる。
ジャラジャラと身につけられたそのアクセサリーでさえ彼を輝かす道具にしてしまうもんだから恐ろしい。
「…ないこ、そのネックレスとピアスは新入り?」
「あ、気づいてくれる?そーこれこの前いむと買いに行った時に買ったのよ」
「ふーん」
ほとけと遊んだんや。
…え、ちょいまて。流石に同じグループのメンバーの1人だったとしてもDomと2人きりで遊んだんか?????
いやまぁ、大丈夫なのだろうけどな?だってほとけだって初兎がいるわけだし…
「…んはっ、いむにはなにもされてないよ」
俺の心情を読みとったのだろう。頭を軽くぽんぽん撫でながら叩いてくる。
もうなんで俺が彼女みたいな扱い受けなきゃいけないんや。
なんで俺の彼女は俺よりかっこいいんだよ、反則やろこれ
「んね、このピアス可愛くない?」
そう言って黄色の綺麗なピアスを耳につけて見せてくれる。
「…なんか、似合ってない。こっちの方が似合っとるよ」
そう言っていつも彼がお気に入りにしている青色のピアスを付ける。
なんでその俺とないこのお揃いのピアスを外して別の色にするんよ。
それぞれのメンバーカラーを取り入れて柄がおそろだからっていうので買ったっちゅーのに…
「黄色やなくて青色にして。」
それに黄色なんてなんかあにきのこと指してるみたい…
思い込みかもしれないけどちょっと嫌。
「んふ、嫉妬した?」
「した」
「かわいー」
「お前がな」
淡々と会話をする内に彼の準備も俺の準備も終わる。
ようやくデートに行ける。今日はCollarを買いに行く予定。
家にあるCollarは2つ。1つは基本的に外につけていく用、なんか…見せつけるためのやつ。まぁ、これがCollar!って感じやな。
もう1つは社内用、会社外では外してそのさっきのやつをつけて会社に入ったらそのCollarに付け替えている。らしい。
面倒くさいだろ。って前聞いたことあるけれど、どうやらそれが「楽しいし、まろからの愛情表現が物になって手に入ってる感覚がして好き」って言ってた記憶がある。
普段大人な雰囲気でお兄さんって感じがするけれど本当は子供らしいところもある。
…まぁ、こんな一面。恋人の俺しか見えないんじゃないかな。なんて考えると俺の独占欲が強まってまた好きになる。
「ほら、行こ」
「ん」
彼に腕を引かれて外に出る。
Collarが売ってあるいつものお店に入る。
新しいやつも売っていてすごいまた一段と豪華な店になっている。
「…あ、あるじゃん!!これがいいの!!」
「これ? おっけぇ」
彼から受け取りレジの方へ向かう。
「ありがとうございました〜」
そう言って店員からCollarを受け取る。
ないこは先に店の外でまってもらってたから探しに彼の元へ会いに行く。
続く…
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青さん独占欲強いのが想像通り過ぎてすきーー!!! インフル無事治りましたーー!!!{? 続き待ってます!!!!!!!!