前回の続き(定期)
そろそろifもの書いてみたい
ラウールside
佐久間くんが体調不良を起こして、翔太君がお見舞いに行くって話は聞いていた。
翔太君はオメガだし、佐久間君はベータだから何の問題もないけど何となく気持ちがザワザワして、
佐久間君の家まで来てしまった。
翔太君に導かれてリビングに入ると包丁を持った佐久間君がキッチンに立っていた
「らららラウールごごごめんなさいおおおれもうし、死ぬからゆゆゆるし…て」
佐久間君がそんなこと言い出すものだから俺はどうしたらいいかわかんなくて翔太君に助けを求めた
「しょっぴぃ…これどーゆぅ…」
「昼ドラかよ…」
「翔太君??」
翔太君があまりにも冷静にツッコムものだからなんだか気が抜けてしまって、恐怖心も減っていった
佐久間君の方に一歩ずつ歩みを進めていく
「佐久間君、どうしたの」
佐久間君が包丁の持ち手をぐっと強く握る
「ら、らら、ラウに、グスッ嫌な思ぃさせタからぁ…」
ゆっくり手を伸ばし包丁を握る彼の手を優しく握り返す
「嫌ってなぁに?僕嫌な思いしてないよ?」
「え?」
佐久間君がきょとんって顔をする
「僕、佐久間君にキスされて嫌じゃなかったよ。」
包丁を握った手をゆっくり下ろしてあげる
「むしろ好きになっちゃったかも…って言ったら?」
「ふぇ…」
佐久間君が包丁をシンクに落としガランと音を鳴らす
遠くで「らうーるすげぇー」って声が聞こえてなんだか面白くなっちゃって
佐久間君の頬に伝った涙を指で拭いながら ふふっと笑って問いかける
「佐久間君、ちゅーしてもいい?」
静かにこくんと頷く彼を見て、愛おしく思う
少し屈んで角度をつけてキスをしてみればお互いの鼻がすりっと当たり
佐久間君がへにゃっと笑う
「しぁわせぇ…らぅう」
泣きながらすり寄る僕の恋人が可愛くて仕方なかった
「俺もだよ、佐久間君」
佐久間君がふわふわした顔で俺の胸に顔をすりすりしてくる。
なんだか誘われてるみたい…しょっぴーを外に出さなくちゃ
「しょっぴー!佐久間君といちゃちゃしたいから帰ってぇ!」
「は?俺ここまでやって用無し??」
「ごめん、今度謝る!w」
「ゆるさんっ涼太にいってやるぅ!」
パシャっとこちらの写真を一枚撮り、べーっとポーズをして出ていってくれた。
どこまでも可愛い先輩達だなぁと心がぽかぽかした
「佐久間君、えっちする?」
「ふ、あ?えっち…?らうと?」
「うん、きもちぃことしてぇ、佐久間君のここ、満たしてあげるっ♡」
佐久間君の背中に手を這わせ、尾てい骨をカリカリ指でいじれば
んっんっと小さく喘ぐ
「らうぅ…えっちしたぁい…♡」
言質とったからね♡佐久間君!
ソファーに佐久間君を押し倒し、キスを首から頬まで落とす
口に深くする頃には佐久間君は蕩けていて、小さく喘いでいた
愛おしくてたまらなかった
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渡辺side
「何で俺1人で帰らされてんの…?」
単純な疑問だ。
まあ2人が付き合えたのもいいし、幸せそうだったからそこもいい。が、
俺居る必要あった…?なかったな?なかったよなァおい!!
「くゥ…俺も涼太に会いたい…」
下を向いて歩いてると前から来た人にぶつかった
「ぅわっ…すいませって涼太?!」
「あ、翔太。収録終わったから俺もきちゃった」
わ、涼太に会えた…うれしいな…
「翔太、マスクズレてる、バレちゃうよ」
涼太が俺のマスクを直そうと触るのかと思うと
俺のマスクをくいっと下げては唇に優しくキスを落とす
「なっ…」
そしてスマートにもう一度俺のマスクを直すと
「したくなっちゃった、ごめんね」
とふふっと微笑んでくる
「ずるい…すき」
「かわいいね」
「うるさい」
「佐久間ん家行った?」
「行った。でも追い出された」
「え、大丈夫なの?」
実は…
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「なるほどね、2人は何だかんだ大丈夫そうだね」
「俺はもー知らん!めんどいっ」
「ふふ、翔太がんばったんだね」
「ぅ…今日お前ん家行っていい?」
「いいよ、おいで」
Fin
コメント
2件
素敵~ 2組の幸せそうな顔が浮かびます。 フォロー失礼いたします🙇
めちゃめちゃめちゃに好きです!!🥹