最終回です。
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きんとき視点
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kn「スマイルッ!」
短く叫ぶ。
sm「きん…とき…?」
kn「ッ…!」
kn「お前ら何してんだよ!」
mb1「見てわかんないのぉ?」
「━━━━━━━━教えてるの。」
kn「は?」
いつもの声より低い、俺の声。
mb2「私たちの生徒会長様に馴れ馴れしすぎるの。」
「それに、こいつのきもい笑顔なんて消えてしまえば━━━━━━━━━。」
ダンッッッ!!!
kn「お前今なんて言った?」
きんときは、机に打ちつけた拳をゆっくりと戻す。
mb2「な、なによ…!」
kn「もう一度言うよ?お前はなんて言った?」
ニコニコと笑う彼にこの場の全員の背筋が凍る。
kn「ほら、早く言わないと。…どうなっても知らないよ?」
mb2「…こいつなんて消えてしまえば。」
kn「ふざけんなよ。」
kn「俺の親友になんてこと言ってんだよ。」
「スマイルはたまに何言ってんのかわかんないし、変なことも言うけどさ。」
「こいつは…!スマイルは…!!」
「もっといい顔で笑うんだよ!!」
「お前らみたいな薄汚い顔で笑わないんだよ!」
驚きで固まる彼等を尻目に言う。
kn「スマイル。」
「行こう。」
下を向く彼の手を引きながら睨みつける。
kn「これからどうなるか覚えてろよ。」
未だ下を向き無言を貫く紫の彼の手を引いて自分たちの教室へと入る。
kn「さて、全部話してくれるかな?」
sm「…拒否権を使う。」
kn「そんなものないけど。」
sm「…ほんとに。ほんとに大丈夫だから。(ニコッ…)」
弱々しく微笑む彼は、なんだか━━━━━。
kn「怖がらなくていいよ。」
sm「え…?」
kn「無理に笑わなくていい。スマイルのことを苦しめるものがあるならば、俺ら5人が一緒に背負ってやるから。」
「だから。」
「怖がらなくていいんだよ。」
kn「俺ら、親友だろ。」
俺の正直な想いを言葉にして、紫の彼にふわりと笑いかけた。
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スマイル視点
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kn「俺ら、親友だろ。」
sm「…!!」
ニッと暖かく笑いかけてくれる。
…ああ。
これが俺が好きだった“あたたかさ”だったんだな。
きんときになら…。
いや、あいつらには全てを話してもいいんじゃないか。
そして、さらけ出そう。
“ありのまま”の自分を。
sm「ありがとう。きんとき。」
「楽になった。」
目の前の彼に負けないように、ニッと笑う。
kn「…!」
驚いたように一瞬目を見張る。
が、すぐにいつも通りの声音で。
kn「スマイルはそっちのほうが“スマイル”してる。」
sm「なんだよwそれ。」
kn「あははっ!」
「ほら━━━━━━━━━━━━━━━。」
「帰ろーぜ!今日も“6人”で撮影するんだろ!」
爽やかな笑顔で手を差し出してくれる彼。
sm「ああ。そうだな…!」
その手をとり、青と紫の2人は駆け出した。
紫の彼は、偽りの笑顔の仮面を剥ぎ取り、きらきらとした笑顔をさらけ出しているそう。
ありがとうな。
俺の大事な仲間たち━━━━━━━━━━━━。
𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸
お久しぶりです。
凛花です。
まずは謝罪をさせてください。
投稿が遅くなり申し訳ないです。
ごめんなさい。
リアルが忙しくなってきておりましてですね…💦
がんばって投稿し続けるので。
ハート・コメントしていただけると励みになります。
そろそろ締めましょうか。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
これを読んでる貴方に特別な感謝を。
では、次のお話でお会い出来るのを心よりお待ちしております。
凛花
コメント
14件
完結お疲れ様!!