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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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子供化って………いいよね………

今日は華太きゅん視点で行こか



ある日の昼下がり、俺は一人事務作業に勤しんでいた。


なぜ俺ばっかりが事務作業をやっているのだろうかと思ったそこのお前。


文句は兄貴達に言え。

これは俺の仕事じゃない。兄貴たちの分だ。

俺の分は既に終わらせてあるんだよこの野郎。


小峠「はー………終わんねえな、これ。」

俺のデスクに山積みとなっている資料を見て、俺は深くため息をつく。

小峠「………コーヒーでも入れに行くか。」

そして俺が席を立ったその時だった。


バリン!!


窓ガラスが突然割れ、瞬く間に室内に謎の気体が充満した。

小峠「なんっ、…ゲホッ!!…誰じゃボケがぁ!」

室内にいたのは俺一人だったが、他の部屋には青山の兄貴たち、そして速水がいた。

そして窓ガラスが割れる音を聞いた兄貴たちが一斉に入ってきたのだ。

青山「なんだぁぁ!!?」

香月「うおっ、なんだこれ??」

矢部「とにかく換気だ。煙は吸うなよ?」

速水「俺窓開けてきますぅぅ!」


そして速水が勢いよく窓を開けたことで、謎の煙はだんだん晴れていった。


小峠「……いてて……って、ん?」


俺は自分の体に違和感を覚えた。

手が小せぇ。声が高ぇ。あとなんか服も違くね?


青山「ちゃんかぶ!無事か…………って………」

香月「…お前………か、華太……だよな?」

矢部「こりゃ………厄介なことになったなぁ…」

速水「あ、あにきぃぃぃぃ!??」


小峠「おれ………もしかして…………」

信じたくない。

は?嘘だろ?俺まさか………



速水「兄貴が子供になったぁぁぁぁ!?」





青山「……という訳なんですよ。おやっさん、カシラ、どうしましょう?」

おやっさん「むぅ……………どうすると言われてもなぁ……原因が分からん限りはとりあえずそのまま、が一番いいか。」


…俺は今絶賛おやっさんの部屋で、青山の兄貴に抱っこされながらおやっさんの話を聞いている。

いや、兄貴に抱っこされるとか前代未聞すぎて俺理解が追いついてないです。

あと香月の兄貴と矢部の兄貴。それとカシラ。

どさくさに紛れて写真を連射しないでください。普通に恥ずかしいです。

それと問題はお前だ速水。

なんで鼻血垂れ流しながら泣いてんだよ。顔面大洪水じゃねえか。そしてお前も連射するな。


おやっさん「小峠、原因が分からないことにはどうすることも出来ないが、とりあえずそのままでいてくれるか?」

小峠「わかりました。こんなじゃ外にでることもできないので、じむさぎょーをメインにやらせていただきます。」

青山「ン゛ッ」

肉体年齢的には小学校低学年くらいだろうか?子供だからか知らんが、滑舌も上手く回らねえな。しっかし、外回りにも出れないとはまぁ不便なこった。


そしておやっさんの部屋を出る。

小峠「…あのー、あおやまのあにき。」

青山「ん?どうした?」

小峠「そろそろおろしてもらっていいですかね…」

青山「却下」

小峠「はい…」

俺は下ろしてもらうように頼んだが、速攻で却下されてしまった。

まぁ、それ以前に問題が山積みだ。

矢部「…にしても、一体何がどうしてこうなったんだ?まぁ十中八九あの煙のせいだろうが……」


本当になんだったのだろうか。あの煙は。


速水「僕調べてみますね。伍代さんとかなら分かるかも!」

小峠「ありがとな、はやみ。たすかるよ。」


俺は速水の頭に手を置いて礼を言った。そしたら速水が膝から崩れ落ちた。鼻血が再発してやがる。どないなっとるんじゃ、こいつは。

速水「グフッ………悔いは…もうない…です……」

小峠「はやみ!?どうした!?」

香月「おい青山!華太そろそろ変われ!俺も抱っこしたい!」


地面で血溜まりを作りながら気絶する速水をよそに、香月の兄貴が青山の兄貴に抗議の声を上げる。

青山「いくら香月ちゃんの頼みでもそれは許可できねえなぁ」

香月「なんだとこの野郎!?」


おっとここで兄貴たちによる口喧嘩が始まってしまったー。こうなるともう止まらない。さて、どうしたものか。

俺が四苦八苦していると、不意に矢部の兄貴の手が俺の体に伸びる。

そしてひょいと俺の体を持ち上げ、俺を抱えた。

青山「あ!矢部の兄貴!!」

香月「返してください!!」

二人は矢部の兄貴に噛み付くが、矢部の兄貴は悠然とした顔で言い放った。


矢部「兄貴の言うことは、絶対…だよなぁ?」


青山、香月「「はい……」」

矢部「そんじゃ、謎の煙の捜査、頼んだぞー。」


そして矢部の兄貴は嬉々として俺を抱えたまま休憩室に入っていった。





to be continued…



子供化って………いいよね………(2回目)

次回もお楽しみに!

ある日突然子供になった件。

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コメント

5

ユーザー

コメント失礼します! 最高です! 続きが楽しみです!

ユーザー

最高です! つづきが楽しみです!(°▽°)

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