コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
推し色に染まる 第6話
「オワリトハジマリ」
…気まづい。
「あの、カカオくん、LI○交換してくれませんか?」
「え?…ああ。いいよ」
もちろん仕事用だろうけど、交換してくれるだけで嬉しい。だって私はただの一般人。なのに交換してくれるなんて。
「カカオはいつ…帰るの?」
「いつでもいいさ」
「じゃあ、夜ご飯食べていこうよ。多分だけど、あの田舎村に仮拠点があるんでしょ?ならすぐ帰れるし…」
そう言うと驚いた顔をして少し考える素振りを見せたあとさっきLI○を交換していない方のスマホを取り出し、誰かにLI○をした。きっとシュガーさんとかだろう。
「…うん。いいよ。海月姫は何が食べたい?」
シンプルに惚れるよこんなの。自分より相手を優先する感じ。優しいすぎなんだよ…。
「え〜じゃあイタリアンとか?」
「分かった」
そして合わせてくれるとか!!最高すぎ!!!
「そこの店とかいいんじゃない?」
カカオが提案してくれる。美味しそうなお店。
「うん、あそこにしよう!」