1.出会い
高校一年生の4月。
座ってるだけで私の周りにはいつも友達がいた。
毎日のように遊んで、先生ともそこそこ話して。
私は毎日が楽しくて学校に早く行きたくて、
授業中も友達と話して勉強もそこそこ頑張って。
“ヒューー
冷たい風が私の頬をさする。
生きてるんだ。幸せだ。
『…っいおい!東雲さん!おい!』
『ふぁ?ん?はい!』なんだ。先生か、
『お前授業中寝るんじゃねぇぞ!』
すっごく低い声でめちゃくちゃ怖い。
『はい、?あ、?』私は状況を理解出来ていなかった
『あ!私寝てたのか!』
クラスの笑い声が聞こえる
『お前まじ次やったら許さねぇからな???』
『ひぇ、こわ、分かりましたすみませーん』
はぁ。この先生こわ、だれだよ。
今は歴史だから、、、笠井先生か。
要警戒人物だな。
でも。なんだか優しいような感じがした。
声は低いしそう若くもなさそうだけど、
まぁバレないようにこれからは気をつけよ。
私がそんなことを考えてると、チャイムがなった
『おわりにすんぞー、次の授業までに宿題やって来いよ?』
いや圧やばくね。
『ねぇーりんなにしてんのー笑笑』これは、仲良しのこころではないか!
『まじ意識飛んでたわ、宿題ってどこ!』
『話聞いてなかったの?プリントだよー』
『あざす!』
やっぱ好きじゃないな。あの先生。
何ひとり孤独っぽくしてんの。
はー、気に食わなすぎる。
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