テラーノベル
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〜🖤side〜
敵の罠に嵌った上に俺たちの能力を奪われて逆に自分たちの能力を使われて追い詰められていたところを間一髪助けてくれたのは佐久間くんだった。
🩷『大丈夫かお前ら?』
❤️『ああ。助かった。』
🖤『うん。ありがとう!』
🩷『おう!』
佐久間くんが水晶玉を壊してくれたおかげで力が戻ってきた感じがする。
試しに氷を掌に出してみると綺麗な小さい氷が出てきた。
💙『これで本気で戦えるわ。』
『クソ!仲間を呼んでいたのか!』
💛『いや、これは俺も予想外だけど。』
❤️『俺達には優秀な頭脳を持っているメンバーが2人居るからね。』
阿部ちゃんとラウールが俺たちの異変を感じて佐久間くんを向かわせてくれたんだな。
街にもかなりの数の化け物たちが溢れ返っていたはずなのに戦力を削ることになってしまった…。
佐久間くん以外の4人は無事だろうか…。
🩷『残念だけど街の怪物たちはもう彼奴らが全滅させたぞ!お前の計画も終わりだ!』
『何!?』
🖤『………………!』
佐久間くんが俺のことを見つめながら笑顔で勝ち誇ったみたいに大きな声を上げた。
💙『当たり前だろ。彼奴らがあんな雑魚に負けるかよ。』
❤️『数で圧倒しようが無駄なこと。』
俺は何を考えていたんだ…。
みんなは強い。
どんな奴が相手だろうと負けるはずがない。
💛『じゃあ俺達も終わらせようか。』
岩本くんの一声で俺たちは一斉に動き出した。
能力が戻ったおれたちに奴らは既に敵じゃ無くなった。
岩本くんは筋肉を強化させて次々と敵を殴っていってしょっぴーと舘さんは水と炎の渦のようなものを作って一気に倒していく。
ここでも戦い方は同じだ。さすが幼馴染みだな笑
佐久間くんは既に戦ったはずなのに疲れなんて感じられないくらい相変わらずお見事なアクロバットを使いながら敵を翻弄して二刀流で次々と斬っていく。
🖤『はあ!』
そして俺も集中して体温を下げてより固く冷たい氷を出して敵を一気に凍らせた。
『調子に乗るなあぁぁぁぁ!』
🩷『うわっ!』
🖤『佐久間くん!』
💛💙❤️『………………!』
最後の抵抗か敵の1人が佐久間くんの動きを捉えてそのまま佐久間くんの首を掴んで持ち上げた。
…冷静な奴もいた事に驚いたけど佐久間くんの動きを止めるなんて信じられない。
『貴様だけでも息の根を止めてやる!』
🩷『…ゔっ!』
❤️『佐久間!』
💛『止めろ!』
💙『退けよ!!』
🖤『邪魔だ!』
首を掴まれて持ち上げられて苦しそうにしている佐久間くん。
佐久間くんのところに向かいたいのにまだ残っている敵が邪魔をしてきて全然近づけない…
『はあああああああああぁぁぁ!』
🩷『……………………!』
佐久間くんを掴んでいる右手とは逆の左手を佐久間くんに向けながら掌から黒い光を出した敵。
『ぐわああああああああああぁぁぁ!』
🩷『…ゔっ!…ゲホッ!ゲホッ!ゲホッ!』
でも攻撃が敵の手から離れる直前敵は自分でその攻撃を受けて消滅いた。
💜『…悪ぃ。遅くなった。』
拘束から地面に座り込み苦しそうに咳をしている佐久間くんの所にはいつの間にかふっかさんの姿があった。
🩷『…ふっか…』
💜『…無茶すんな。大丈夫か?』
🩷『…大丈夫。ありがとう、助かった。』
ふっかさんが伸ばした手を掴みながらゆっくり立ち上がった佐久間くん。
💛『ふっか。』
💜『大丈夫だ。街の怪物はもう全部倒し終えた。こっちも手短にやっちゃおう。』
いつもの優しいふっかさんとは思えないくらい今のふっかさんは正直怖い。
俺たちメンバーを傷つけらて許せない気持ちが伝わってくる。
けどそれは俺も同じだ。
俺たちは残りの奴らを一気に倒し始めた。
💛『よし全部片付いたな。』
💜『だねぇ。』
💙『…面倒な奴らだ。』
❤️『それは今に始まった事じゃないよ。』
🖤『佐久間くん大丈夫?』
🩷『もちろん!俺は元気だよ!』
敵を全部倒し終わった事と俺たちに大きな怪我がないことを確認した。
敵の数は多かったけどみんなに何事も無かった事が良かった。
(💛:阿部、ごめん待たせて。終わったよ。)
(💚:照!よかった!全然連絡取れなかったからどうなってるのかと…💦)
(💛:ほんとにごめん心配かけて。佐久間とふっかの事もありがとな。おかげで助かった。)
(💚:いえいえ、みんな無事で良かったよ。)
岩本くんが代表して阿部ちゃんとテレパシーを取っているのを待つ。
💜『佐久間、これで1つ貸しな?』
🩷『はぁ?なんでだよ!』
💜『助けてあげたじゃん。』
🩷『そもそもお前がもう少し早く来てくれたら一瞬だったろ!』
💜『仕方ないだろ。怪物たちと戦ってたんだから。』
🩷『それは俺も同じだ!』
❤️『…2人とも少し落ち着こうか?』
💙『…戦った後なのに元気だな。』
まるで兄弟喧嘩のような言い合いを始めるふっかさんと佐久間くん笑
けど2人の身体には怪物と戦った痕が見える…。本当に無茶させてしまったみたいだ…。
❤️『目黒。気にする事はないよ?無茶するのはいつもの事でしょ?』
🖤『…舘さん。』
💛『それに何度言っても聞かないんだから止めても無駄だ。…俺たちの最年長組さんたちは。』
💙『俺もかよ!』
❤️『自覚なかったんだね。』
阿部ちゃんと連絡を終えた岩本くんが会話に加わって舘さんも3人のことをイジって思わず笑ってしまった笑
たしかに阿部ちゃんが常に注意してるのに聞いてないよなぁって思い出した笑笑
🩷『なに笑ってんだよ!蓮!』
🖤『なんでもないよ笑笑』
💛『はいはい。小学生じゃないんだからもう終わり。俺たちも帰るよ。』
岩本くんの言葉に返事を返してわいわい話しながら俺たちは事務所へと帰って行った。
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