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朝の教室。
特別なことは、何もしてない。
本当に。
俺はいつも通り席に着いて、
ぷーのすけもいつも通り隣にいる。
ただ一つ違うのは、空気だけだった。
後ろの席から聞こえる。
あっと「……近くね?」
まぜた「いやw 前から近かったでしょ」
あっと「でも今日、なんか質が違う」
俺がノートを開いて、
ぷーのすけに話しかける。
あっきぃ「ぷーのすけ、ここさ——」
ぷりっつ「そこ違う(即答」
視線も迷いもない。
俺は直して、笑う。
あっきぃ「さすが。やっぱ一番頼りになるわ」
その一言。
教室の数人が同時に顔を上げた。
ちぐさ「……“やっぱ”?」
けちゃ「今のトーン聞いた?」
あっと 「確信犯では?」
ぷーのすけは気づいてない。
でも、俺は気づいた。
あっきぃ(あ、これ……)
休み時間。
俺が立ち上がろうとすると、
ぷーのすけが自然に聞く。
ぷりっつ「どこ行く」
あっきぃ「トイレ!」
ぷりっつ 「…すぐ戻ってね」
あっきぃ「はーい!」
このやり取りで、クラスがざわつく。
ちぐ美「今の完全に彼氏ムーブじゃない?」
けちゃ子「確認だけど、昨日まで付き合ってなかったよね?」
昼休み。
俺が他の席に行こうとすると、
無意識に一度、ぷーのすけを見る。
あっきぃ「行ってくるねー」
ぷりっつ 「おん」
一瞬、視線が絡む。それだけで。
あっと「はい確定ーー!!」
けちゃ「今の間、何!?」
ちぐさ「目で会話してたよね!?」
ついに、 まぜたが静かに口を開く。
まぜた「…二人ともさ」
教室が静まる。
まぜた「もう隠す気、ないでしょw」
あっきぃ「え?隠してたつもりないけど……」
ぷりっつ「…はぁ、そんなにわかりやすかった?」
けちゃ「わかりやすいよぉ!!」
ちぐさ「文化祭の時点で怪しかったよ!?」
あっと「今日でトドメ!!」
拍手。 歓声。 机を叩く音。
俺は慌てた。
あっきぃ「ちょ、待ってって!俺たちまだ——」
言いかけて、 ぷーのすけを見る。
目が合う。
ぷーのすけは、少しだけ笑って言った。
ぷりっつ「…w否定は、しないよ」
あっきぃ「ぷーのすけぇぇ!?!?」
……終わった。
ちぐさ「はい公式ーー!!」
まぜた「秒でバレたーー!ww」
けちゃ 「やっぱりあきぷりだね!!」
俺は顔を赤くして、 小さく笑った。
ぷーのすけは、机の下でそっと距離を詰める。
誰に見られてもいいくらい、
もう隠す理由はなかった。