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十月三日

信じられない。まさか、まさかそんな…。


駄目だちゃんと聞こう。何かの間違いかもしれない。


信じよう。ちゃんと。


二人が一緒に居る理由を。


十月六日

友達と彼氏は付き合っていた。私と彼氏が付き合ってる時から。


だから私は振られたんだ。


…あはは。馬鹿みたい。私、騙されていたんだ。


友達は一言謝った後、何事も無かったかのように普通に働いている。ニコニコと笑って、私には冷たい目を向ける。


友達はスタッフと同類になってしまった。


私はバイトをやめた。


友達との縁も切った。


許さないより、悲しかった。

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