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私
には無理だと思ったら諦めればいいのよ! そうすればもっと楽になるわ。
自分の中の自分に言い聞かせるようにして、 私は今まで頑張ってきた。
だけどもう限界みたい。
ごめんなさいね、ありがとう。
私がいなくなった後もよろしくお願いします。
あぁ神様どうかお許しください。
こんなにも愛しているのに、 どうして私ばかりが苦しまなきゃいけないのかしら? 私はただあの人の側にいたかっただけなのに。
ねぇ教えてちょうだい。
貴方なら分かるはずでしょう?だって、いつも一緒にいたじゃない! そうよ、貴方なら分かってくれると思ったわ。
ねぇ、教えて頂戴。
どうして私がこんな目に遭わなければならないのかしら? あの子はただ……それだけだったのに。
えぇ、確かにそうね。
それは否定しないわ。
だけどね、私はこう思うの。
もし、あのとき違う答えを出していたらって。
だからお願い。
もう一度やり直させてくれないかしら? 今度は絶対に間違えたりなんかしないわ。
今度こそ正解を見つけ出すの。
それがどんな結果になろうとも。
さぁ、行くわよ。
私はこの目で確かめたいの。
真実という名の光が射さない闇の中から抜けだして、 光の当たる場所へ辿り着きたいと願う、 愚か者の末路を―――。
死に至る病とは絶望のことである 人生には意味がない? じゃあなんのために生きているんだよ? お前の人生は無意味なのか? だとしたらつまらない人生だよな。
俺は生きるために生きてる。
生きるための意味を探す旅の途中なんだ。
自分の人生を生きたことの無い奴が、知ったような口を利いてんじゃねえぞ。
人は何か目的を持って生まれてくる。
それを達成するまで命は終わらないと、本気で信じているのかしら?
「私はまだ何もしていないわ!」
「まだ、ね……」
「えぇ、そうよ!私はこれからもっと色んなことをして、たくさんのものを見て聞いて感じて、この世界をたくさん知って、もっともっと幸せになるつもりだから!!」
「ふーん……じゃあ、もうひとつ質問してもいい?」
「えぇ、もちろん!答えられる限りなら答えるわ!!だって、今の私はなんでも知っているんですもの!」
「それはよかった♪」
「それで?あなたは何を聞きたいの!?」
「あなたの『一番』を教えてほしいの」
「私の『一番』……?」
「私にもっとたくさんのものをください」
そう言いながら、彼女は自らの手を離した。
私はただ、その手を掴みたかっただけだった。
掴めると思っていたのだ。
だが……指の間から滑り落ちてゆく感覚に絶望して、思わず叫んだ。
「嫌だ!」
それはきっと、誰だって同じだったはずなのに。
それなのに、何故こんなにも違うのか。
自分の気持ちすら分からなくなった。
彼女がいなくなった後、私はまた独りになった。
もう誰も信じられなかった。
だから、私はずっとこの森にいる。
誰にも会わずに生きていこうと思った。
それが一番楽なのだと信じて疑わなかった。
けれど……ある時、気付いたら森の中にいた。
そして、病名は……
【泡沫の花病】
『お兄ちゃん!一緒に遊ぼ!』
あの日を境に僕の生活は大きく変わった それは、僕の妹である美緒との出会いから始まったのだ 僕は高校3年生で受験生だ しかし、成績はあまり良くない だから勉強しないとダメだとわかっているのだが、どうしても集中できない それにしても今日は暑いなぁ 今は夏休みだが暑さのせいであまり外に出たくない そんなことを考えていると突然インターホンが鳴る 誰だよこんな時にと思いながら玄関を開ける そこには女の子がいた 可愛い子だった 妹かなと思ったがこの家にはまだ誰も住んでいないはずだ そういえばお母さんが言ってたような気がする この家には俺以外にもう一人住んでいると その子は目を輝かせて言った
『お兄ちゃーん!!』
俺は思わず叫んだ
『えぇぇぇ!?』
そしてその子は続けてこう言う
『これからよろしくね!!大好きなお兄ちゃん♡』
こうして俺と妹の不思議な関係が始まったのであった