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タソガレドキ城。そこは戦好きの城主。
タソガレドキ忍者隊の組頭、雑渡昆奈門が使える城でもある
「赤兎。」
『なんですか?依頼主』
「近頃、雑渡昆奈門の姿を見ない。黒兎隊で確認しろ。結果次第では報酬金は追加するぞ」
『承知しました』
黒兎隊はこのタソガレドキ城主専用の情報収集隊となっている隊。
「あ、赤兎さぁん!今日の依頼はなんですかぁ?」
『緑兎、今日はタソガレドキ忍者隊組頭の雑渡昆奈門と諸泉尊奈門の監視及び依頼主への報告だよ〜?ほんと、疲れちゃうよね〜』
緑兎。黒兎隊の花形で、大のたぬき嫌い。目が見えない代わりに他の五感がすべて鋭い。たぬきを聞く、話す、思い出すだけでもその話題に触れた途端豹変する突撃兵
『黄兎!ねぇなんか組頭の居場所の情報無いの〜?』
「あぁ?ねぇよ。んな情報あったら有効活用してその情報を元にオレは取材してるだろうよ〜」
黄兎。黒兎隊の情報担当で、変態。普段はやる気がないのに女のことになると変態度が急増する。ただし、仕事と私情は割り切ってるから仕事が出来る情報網の天才でもあるが、私情でよく取材という名の痴漢をする。
『紺兎〜ね〜ね〜!』
「だる絡みしてねぇでさっさと仕事しろよ。俺は今から飯狩りしてくっから」
紺兎。黒兎隊の詐欺師で、変装ではプロ忍ですら騙す変装の達人。黒兎隊唯一のまともな人間であるからお父さんような感じになってる苦労人だか、殺る時は殺る。黒兎隊以外には情の欠けらも無い奴。
『あれ?誰か忘れてるような…そらと?だっけ??あうとだっけ??』
「酷いよ赤兎くぅん…」
『あ!アウトだ!』
「蒼兎だよぉ…」
『いやごめんごめん!』
蒼兎。黒兎隊の忍びで、暗殺兵。仕事になると”〜でござる”“○○殿”とか忍者になる。普段は存在感皆無でよく名前を忘れられるある意味不幸な奴
赤兎。黒兎隊の拷問官で苦しませるのが大好きな医療や薬学に精通している面倒くさがり。仕事になればスイッチは入るボス。
「タソガレドキ忍者隊組頭、雑渡昆奈門の情報ならあるよぉ…」
『え!あいとくん情報あるの!教えてよ!』
「蒼兎だってばぁ…それで赤兎殿。恐らくでござるが、最近ドクタケが不可解な行動に出ているのは知ってるのでござるか?」
『うん!知ってる!おかしいよね?だってあの緩い忍者隊がいるドクタケがあんなキビキビ動くなんてね!』
「忍術学園は?」
『あ、たしか最近一年は組の教師が行方不明とか黄兎から聞いたよ?それがどうしたの??』
「ドクタケが動きを変えてからと忍者学園教師の行方不明が妙に同じではござらぬか?」
『確かに〜偶然にしてはおかしいね…でもタソガレドキ忍者隊組頭雑渡昆奈門と諸泉尊奈門の居場所と関係あるの〜?』
「最近は雑渡昆奈門殿は忍術学園保健室へ。諸泉尊奈門殿は一年は組教科担任の土井半助殿と決闘をしているのは? 」
『え?黄兎と紺兎と君から聞いてるけど…って、一年は組の教師の行方不明って土井半助??決闘って大体夜にやってるんでしょ?なら決闘中に行方不明になっても諸泉尊奈門の事だから有り得る…これって…』
「紺兎殿から一年は組の教師で最近は山田伝蔵殿と土井半助殿を見なくなり、新たな教師が担当をしているという情報があるのでござるが……雑渡昆奈門殿と諸泉尊奈門殿が…」
『その教師の可能性があるってことだよね…こりゃえぐい』
「赤兎さぁん…どぉしますかぁ?」
『緑兎は戦闘特化で情報収集には向かないし…紺兎は忙しいし…黄兎には新しい武器の開発頼んだし…あおお?は……??まぁいいや。僕が行ってくるね!』
「はぁい!いってらっしゃあい!」
「ボクのこと忘れないでよぉ…赤兎くぅん」