※ これはあくまで 予定です。
変わる可能性もあります。
どう解釈するかは貴方たち読者次第です。
【最終話】後、そしてまた数年後の話。
カチッ
ひたすらにキーボードを押す音。
「おはよう、スフェ」
「…はよ」
「今日はラヴといないんだね」
「別にあいつはいい」
あいつが好きな人の横で笑ってるならそれでいい。
私は何も思わない。
「……本当は寂しいんじゃないの?」
「馬鹿言え。」
「キャラメルくん…」
「その呼び方やめろって言ってるだろ…」
「まぁ、その子と一緒にいる時のスフェが一番幸せそうだからね。」
「……」
いなくなったら俺の存在理由なんてないんだから。
「どうせ冗談半分 なんでしょ。」
ただの気遣いなんだろう
「…私がそんなこと言ったことある?」
「知らね。」
「…冷たいのは変わんないなぁ。私ら何年の付き合いだと…」
「……」
「…ごめんね。」
謝る必要なんてないのに
「…もしかして、ラヴと喧嘩した?」
「してねーよ。」
「…じゃあ何…?」
「あいつはもう長くないから。」
「……」
「長くない、って言って数年経ったから。」
「私なんかといるより、この方がずっといい。」
「……」
「最期まであいつには笑って欲しい」
「……」
「スフェといるから笑えるんじゃないの…?」
「関わっちゃいけなかった」
「最初から」
─────赤い髪を揺らせて
今にでも割れてしまいそうなピアスは
その嘘を書いていた。
「あいつは頑張りすぎた。」
「治らない傷一つや二つ付いてるはず。」
「無理しないでって言いたかったのに」
「やっぱ言えなかったよ。」
「スフェ…」
「私には軍一人で精一杯」
そんなことない
「そんなことないって…!」
「槭はできる?」
「命いっぱい背負える?」
「……」
「スフェも無理しないでって。」
「…」
私にできるのはこれくらいしかない
「私を頼って」
「最期くらい、あいつといたいなぁ」
ぼそりと呟いて。
「…私じゃなくて?」
「あ、勿論お前ともいたいけど……」
「最期くらい、面と向かってありがとうを言いたい。」
「…」
「俺さ、しっかり言えねぇんだよな。」
「ごめんも、目を合わせるのも」
「……」
「一番世話になったのはお前だけど。」
「……そんなこと言わないでよ。」
「明日死ぬみたいじゃん。」
「…」
「そんなわけねぇよ、とは言えない…かな。」
「すみませんッ!!!」
「──さんが…ッ、!!!」
「─────。」
7.7
本編では生きても、その後に消えちゃうかもしれない誰かの話。
あ、最後のやつはラヴさんじゃないお。
最後の数字がヒントよ。
軍オタクは変わんないみたいです、スフェさん。
👋
コメント
2件
わーお((( コウサツ、ムリ