なありいな、まことの名をまつりです!
これからは毎回名乗ります、はい。本人確認のために←?
何にも関係ないけど聞いてくれます?
俺、これが公開されてる頃には毎日エブリデイを楽しんでると思うんですよ。
なんてったってね、土曜日には某有名ピアニストのコンサートにお邪魔して、日曜日には某タイムリープ不良系漫画の原画展にリアルのマブと参戦するの。
うへへへ、楽しみだぜ、、、
~1/12 追記~
【悲報】俺のマブ、その日に予定が入って来れなくなったらしい
どこに行っても結局ぼっち。泣いていいか、、、?
これからは、こんな感じで全く関係ない雑談をはさむと思います。
これも所詮、文字数稼ぎなんだyo
まあ、前回に引き続き、、ですね。
でもま今回はあんまし暗くないし、宗教もだいじょぶだと思います!!
いってらっっっ!!!!!!!
「………調べて、きた」
タヨキミのアジト、午後9時過ぎの風呂上がり。
髪の毛が湿っているタヨキミのメンバーたちが、帰ってきたアキトのもとに駆け寄る。
アキトは風呂には入らず、警視庁へ[サチ]の能力について調査をしてきたのだ。
「なんかわかったの?」
カナタの言葉に、アキトは首を横にふった。
「結論から言うと、サチの能力は、詳細まではわからなかった。ただ………」
「ただ?」
アキトは持ってる鞄から、数枚の紙を出す。
「ただ、目撃証言によると、何もない空間から鉄球を出し、その鉄球に当たった者は突然動きを止め、頭を抱えて苦しみ始めたそうなんだ。ソーユ、何か思い当たらないか?」
自分と警視庁の人間だけではわからない。
だから、能力については勿論、色々な方面で博識なソーユに訊くのが正解だろう……そう考えたのだ。
「うーん、流石にそれだけじゃ、特定は難しいかなぁ……唯一わかるのは、その能力が『二段階』であることだけだね。『複数系』じゃないだけマシ、か………」
「にだんかい?ふくすうけい?ってなんや?」
聞き慣れない言葉に、ツキミが首をかしげた。
「あぁ、2つとも、能力の大まかな種類のこと。例えば……」
ソーユが人差し指を立てて説明する。
「そうだな、複数系だと……ユヅルが典型的な複数系だね。『一つの能力で複数のことができる』って感じの能力のことで、ユヅルの『洗脳』っていうのは、それをかけるだけで『従わせる』、『頭痛を引き起こす』、『殺す』とか色んなことができるでしょ?それが複数系。それで二段階っていうのは『能力の発動までに、なんらかの動作が入ってる』こと。………ムニカちゃんがわかりやすくて、『魔方陣』を展開してから『炎』が上がるでしょ。逆にぼくは『操水』って、水を操ることしかできない……能力にも、色々種類があるんだよ~。ツキミさんみたいなおバカにも理解できるような、簡単かつ単純なことだよっ☆」
皮肉たっぷりの笑顔で見つめるソーユに、ツキミは舌打ちをした。
「で、えっと?サチは?」
頭がこんがらがっている様子のみんなに、ソーユは流暢な説明で追い討ちをかける。
「………サチはきっと『二段階系能力者』。目には見えない物で武器を作成し、その武器を当てるという条件によって相手に何かを引き起こす………これだけ複雑だと、けっこう稀だなあ。世の中の能力者の三割は、ぼくみたいな『操水』を始めとした『操作系』だって言われてる。実際にタヨキミだって、カナちゃんの『操剣』、ユカリちゃんの『操霊』、ルアちゃんの『操電』とかの操作系が多いでしょ?あ、これは高校三年生で習う内容だから、みんなは知らなくて当然だよっ」
きゃぴ、と意味もなくウインクするソーユ。
ソーユの話を既に知っていたユズキをのぞいて、みんなは顔を見合わせて苦笑した。
「まあまとめると、サチの能力はあんまわかんないってことだな。だから対策のしようがない!つ~ま~り~?カナタので・ば・ん!!ってこと!」
「とか言ってる赤色のバカ担当は置~い~と~い~てぇ。誰が行くん?」
カナタのドヤ顔を完全無視し、ツキミが笑う。
そんなツキミを、カナタが「は?」と睨んだ。
「……だってさ、考えてみぃや。サチは確かに能力がわからん分怖いけどな、カナちゃんを行かせる必要はないと思うねん」
真面目な顔をするツキミに、ソーユも頷く。
「武器が当たったらダウンする……正面からごり押し派のカナちゃんには合わないね。カエデ姐さんあたりが妥当だと、ぼくは思うよ」
いきなり指名されたカエデが、「……ん?」と顔を上げた。
「ごめん、寝てたけど………なんてぇ、ふぁあ……」
「そうだね、もうカエデでいいよ。会議中に寝てた罰な」
アキトが少し悪い顔をする。そんなアキトに、カエデは立ち上がった。
「…………この私に、罰だぁ?アキトには十万年早いよ……残念だな、せっかくお風呂上がりなのに、警視庁のオッサンたちの汗が、体に付くことになるんだからなぁ。こっちの身にもなれって」
カエデの目が、怪しく光る。
「……覚悟しろよ、アキトぉ?私は眠ぃから寝てただけなのに、なに、ちゃっかり餓鬼退治させようとしてんの?なら叩き起こせよ、私は一回も寝るなとは言われてねえぞ?どうなってんだオイ」
ボキボキと鳴った指に、アキトは慌ててカエデを制止した。
「ちょ、タンマ!冗談だって、でも、会議中は寝るなよ」
その言葉に、カエデはおとなしくなる。
少し静かになった空間に、ひとりの少女が手を上げた。
「……私、行くよ!サチを救いに!」
水色髪に、同じ色の耳飾り。
エルフの美少女・[篠切離サユ]だ。
「え、サユが行くの?大丈夫かな……サユの能力って、たしか………」
「私の能力は『過去視』。人の過去の一部を見れる!」
そのサユの言葉に、数人がピクッと反応した。
「それって……カナタたちの過去も、知ってるってこと?」
カナタが、少し怒ったような顔でサユに訊く。
「ううん、知らない。誰にでも悲しい過去とか、秘密にしたい事の一つや二つは持ってるもん……覗き見るような真似は、したことないよ!」
サユはそう言って、ポケットからブローチを出した。
「これを付けないと、能力も発動しないようになってるの!だからみんなの過去を、私は何も知らないよ。知りたいとも思わない。ブローチは要らないと思ってたけど……これ、使い道できたなって」
サユが、目を細めてにかっと微笑む。
「これでサチを救えるなら、ブローチは捨てなくていい。みんな得する、うぃんうぃんでしょっ!」
その笑顔に、アキトとユズキが、顔を見合わせて頷いた。
「……よし、サユ、任せた。でももしダウンした時のために、カエデもついていってあげな」
アキトの言葉に、カエデが「はぁ!?結局行くんかよ!」と声を裏返す。
でもやる気に満ちるサユを見て、カエデはため息をつき頷いた。
「わかったよ。じゃあ情報収集な!行くよ、サユ」
「うん!」
二人は、アジトを出ていく。
「敵は男一人に、上層部一人ついてる。女の子二人で、大丈夫なん?」
ツキミが心配そうに呟いた。
それに、アキトが反応する。
「……きっと、大丈夫だ」
アキトの目は、二人が出ていったドアを見つめていた。
「ちぇっ、やっぱこうなったか……」
緑あふれる、区内の大きな公園。
大粒の雨にうたれながら、イヌイは地面の小石を蹴る。
「車なんて運転するモンじゃねえな」
「……かなり派手にやったよな」
近くの木に雨宿りしているサチは、つい先程の出来事を思い出した。
「まさか信号を無視して道路を逆走して、挙げ句の果てに火花を散らして爆発させるとは」
「どうせ事故ンなら、派手にやったほうが面白えだろうが。懐かしいな、ユダの餓鬼をハルカさんとはねたとき振りか……あン時は上手くいったのに」
「上手くいった理由を教えてやる。ハルカが乗っていたからだ」
サチの言葉に、イヌイは「たしかに」と小石を踏む。
会話の流れで、サチは、前から気になっていた疑問をイヌイにふっかけた。
「そういえば、イヌイは、やけにハルカにこだわる……ルナでも良いだろ。何が違うんだ?」
「あんなドグソ野郎をハルカさんと一緒にすんな!ハルカさんはなぁ!…………」
言いかけて、イヌイは黙る。
「…………ハルカさんは、なんだよ」
サチが先を促すと、イヌイは、らしくないような小さい声で呟いた。
「ハルカさんは…………オレの、光だ。唯一の救いであり、希望なんだよ」
「……それが、限界薬物中毒の出した答えか。ありきたりで、何だかつまらないな」
それを言われて、イヌイは遠い目をする。
「…………ありきたりであっても、オレは──」
イヌイが続きを言いかけた、その時。
ペシィン、と大きな音が、雨の音に紛れてあたりに響いた。
「……ぃてっ……!」
右肩に激痛が走り、イヌイは足を振り上げる。
「っ……」
その瞬間、何もいなかったはずの空間に、うっすら人影が見えた。
「……タヨキミ、か」
サチがゆっくり、木から離れる。
「おいおい、透明人間かよ……今のは鞭だな、結構痛かったぞぉオイ!」
鞭で空気を切る音。それが背後で聞こえた瞬間、イヌイは左足で地面を踏んだ。
瞬間移動をし、透明人間の背後にまわる。
「死にやがれ……っ!」
イヌイの振った釘バッドが、微かに見えた人影に、激突した。
その瞬間、その人影に色がつき、カエデが姿を現す。
「……釘バット。いいね、カッケエじゃん」
(ちぇっ……バレたか。No.4までなってくると、自分の能力の使い方が上手い……!)
カエデは心境をごまかすかのように、イヌイに笑いかけた。
「悪いけどさ、おめえら二人、タヨキミアジトまで同行しろ。平和で楽しい世界ってのを、腹一杯見せてやるよ」
「……ナメてんな。平和なんてクソボケ抜かしてンじゃねえよ……殺ったほうが楽しいだろうが」
「はいはい、典型的なチューニビョーってやつね……言っても無駄、か」
言い終わる前に、カエデは姿を消す。
警戒する二人……その背後から、短ドスを手にしたサユが走ってきた。
「!」
そのまま振り下ろされた短ドスを、サチはすっと避ける。
「……あなたがサチくん?」
返事をしないサチにサユは動じることなく、ブローチを胸に付けた。
「覗かせて、もらいますっ」
そう、目を開けたサユ。しかしその直後、なぜか動かなくなってしまった。
「……おいおいどうした、硬直か?サチ、テメェ何しやがった」
「俺は何も。この女が、勝手に固まっただけだ」
そんな呑気な二人をよそに、サユは、神妙な顔つきで唾を飲む。
(これが…………未成年犯罪組織”キビアイ”の、幹部とNo.4の、過去…………?)
恐らくひどいものなのだろうと、覚悟はしていた。
でも、まさか、これほどに───
「おいサチ。そろそろ能力見せろよ」
「……わかった」
その声に、サユははっとした。
そうだ、私は、この子たちを……救わなくちゃ。
向き直ったサユは、目の前の景色を見て、唖然とした。
これが、サチの、能力なのだろうか。
さっきの景色と何も変わっていない、はずなのに。
目に見えぬなにかが、サチの右目に、吸い込まれていくような気がする。
気付けば、サチの右手に、鎖に繋がれた鉄球が、ふたつ握ってあった。
何が、起きた……?
追い付かない頭をフル回転させて、サユは考える。
これが、ソーユの言っていた二段階系能力の「1段階目」なのか。
───何もない空間から鉄球を出し、その鉄球に当たった者は突然動きを止め、頭を抱えて苦しみ始めたそうなんだ
アキトの言葉が、頭をよぎる。
待って、これ、結構マズい状態かも…………
走ってくるサチに、サユは横方向に身体を傾ける。
だが抵抗はむなしく、サチの鉄球は、ゴン!とサユの頭に直撃した。
「ッ…………」
衝撃的な痛みに、意識が遠退いて───いか、ない……!?
うそ……全く、痛くない?
そう思って立ち上がった途端、頭が、突然クラっとした。
脳に響く、黒板に爪を立てたようなとても不快な音。
サユは再度膝をつく。
「い゙…………ッ、」
目の前が真っ暗になり、次第に、吐き気まで襲ってきた。
そんな中に、聞こえた、声。
──いらない子ねぇ。人間じゃあないわ。アタシは人間を産んだのに
誰の声なのか。
ただ、記憶にこびりついて、離れない。頭が痛いような、不快な声だった。
冷たい雨が、サユの頬を濡らす。
苦しむサユを見て、サチが、ゆっくりと口を開いた。
「……俺の能力は『回想』──過去のトラウマを、頭のなかに、蒸し返す能力だ」
それを聞いて、イヌイは苦笑する。
「キッショい能力、だな……」
すると突然、倒れていたはずのサユが姿を消した。
「……透明人間か。オレと同じで、触ったモンなら自身と一緒に透明にできる感じなんだろ。取り敢えず、女の餓鬼二人さえ殺れなかったテメェは、帰ってから説教だ……覚悟しとけ」
そう言って、イヌイはサチの腕を掴む。
突如として現れたキビアイの館を、サチは、静かに見上げた。
夜中、午前0時過ぎ。
自分の部屋に帰ったハルカは、隊服を脱ぎ捨てて寝間着に着替える。
「…………ハルカ、さん……?」
真っ暗な空間から急に聞こえた声に、ハルカは「なぁに、起きてたの?」と返答した。
部屋の奥にポツンと置いてある、どう考えても一人用のベッド。
ハルカは枕の上に座って、寝転がるイヌイの頭を撫でる。
「ん…………おいで」
ハルカが腕を広げたので、イヌイは起き上がって、ハルカの膝の間に座った。
後ろから自分をぎゅっと抱き締めるハルカに、イヌイは照れ臭そうに下を向く。
「ねえ、ハルカさん。オレ、お薬、飲みたいっす……」
「なに、おねだりするために起きてたの?可愛いじゃん。でもだーめ、この前三本打ったでしょうが。ていうか、薬くらい自分で飲みなよ」
イヌイのピアスをいじるハルカ。イヌイは、少し微笑んで呟いた。
「オレ、ハルカさんの手から、お薬が飲みたいんで。自分ではやりたくないっす」
その言葉に、ハルカはにっこりする。
「なぁんで?」
もう知ってるような感じで、訊いてみた。
その問いにイヌイは少し黙って、ハルカの手を握る。
「……ハルカさんの手、すごくあったかいっす」
「それが答え?」
「はい」
頷くイヌイ。
ハルカは「そっか」と、イヌイの首筋をなぞった。
──左の付け根に、真っ赤に腫れた注射痕がある。
「……イヌイ、これ、痛くないの?」
「痛くないっす。この痕は、ハルカさんからの、オレに対する『愛情』で……そう思ったら、少しは痛むけど、むしろ、嬉しくて」
「あらそうなの?イヌイ、ハルカのこと大好きなんだね、かわい♡」
「へへっ……」
イヌイは、さらに照れる。ハルカはそんなイヌイのほっぺに触れて、笑いかけた。
「……これからも、イヌイは、ハルカの駒のまんまなの?」
ハルカは意図的に、困るような質問をする。
でも、イヌイは、迷いなく答えた。
「……はい。オレは死ぬまでハルカさんの駒で、ずっといっしょ、っす」
その答えに、ハルカは満足したような顔で「うん」と、再度イヌイを強く抱き締めた。
「イヌイは、ハルカと…………ずっと、ずぅーっと、いっしょにいてね」
続く
ちゃああああああああっっっす
間に合ったよおおおおおおおおおおおお(泣)
もう夜も深い、、、寝なきゃ、、、()
だが語る((だが断る、、??←コイツ、ジョジョ全く知りません( ・ω・)
まず、そして、次に、ハルイヌが尊い(日本語とは)
あの感じ、、!俺からはネタバレになってしまうので何も言わないけどさ、、、、、!!(語るとは)
考察回ですね!はい、待ってます!
回想の能力、、、闇深すぎるタヨキミに合いそう、、((((
お詫び!
サユちゃん、キャラ募用紙には「性格悪い」って書いてあったんですけど、なぜか書いていくうちに性格が太陽になってしまいました。ごめんなさい。
他人のキャラ募用紙だけは見ないことをお勧めします。
ではではまた来週会いましょう!じゃあね!
、、、、考察はしたい人だけでいいのよ。せめてコメントしてってよ、ね。ね?(圧