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番外編「色欲の能力」
地獄・訓練場。
古流斬は次の相手を見て笑った。
「次は色欲か。」
色欲も静かに笑う。
「久しぶりね。」
古流斬は刀を肩に担ぐ。
「お前、強いんだよな。」
「能力で感覚をずらしてくるし。」
「しかも、まともに戦ったことあんまりねぇ。」
「楽しみだ。」
色欲は微笑む。
「じゃあ始めましょう。」
戦闘開始。
カンッ!!
刀と刃がぶつかる。
古流斬は攻撃を繰り返す。
だが、妙な違和感があった。
「……。」
「何か変だ。」
攻撃は読める。
動きも見える。
それなのに決定打にならない。
「能力か。」
古流斬は考え続ける。
色欲は余裕の笑みを浮かべる。
「まだ気付かない?」
数分後。
古流斬は急に立ち止まった。
「……なるほど。」
「そういう能力か。」
色欲の表情が少しだけ変わる。
「気付いたの?」
古流斬は笑った。
「分かった。」
「じゃあ終わり。」
次の瞬間。
姿が消えた。
「えっ──」
ドンッ!!
一撃。
色欲は吹き飛ぶ。
立ち上がろうとした瞬間。
二撃目。
三撃目。
能力を使う暇すら与えない。
数秒後。
色欲は地面に座り込み、苦笑した。
「うそでしょ……。」
「能力を見抜かれた瞬間にこれ?」
古流斬は刀を納める。
「未知だから少し手こずった。」
「でも仕組みが分かったら終わり。」
遠くで見ていた傲慢は静かに笑う。
「やはりな。」
「古流斬は分析が終わると、一気に勝負を決める。」
閻魔も苦笑する。
「初見では苦戦しても、理解した瞬間に形勢が逆転する。」
「本当に厄介な戦い方じゃ。」
色欲はため息をついて立ち上がる。
「もう二度と能力を教えたくない相手ね。」
柘榴とAI

23
#衝撃のラスト
山根利広
1,273
#鬱展開
Mist-404
2,037
833
古流斬は頭をかきながら笑った。
「悪い。」
「分かったら試したくなる性格なんだ。」
色欲は苦笑しながら首を振る。
「それが一番怖いのよ。」
コメント
1件
いやあ、面白かったですね!古流斬さん、初見ではちょっと手こずるけど、仕組みを理解した瞬間に一気に片をつける——その「分析→逆転」の流れがめちゃくちゃかっこよかったです。色欲の「能力を教えたくない相手」って台詞に思わず笑っちゃいました(笑)。傲慢や閻魔の横槍も想像力を広げてくれるし、番外編なのに本編への期待がまた高まりました!