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めちゃくちゃお久しぶりです💦
忙しすぎて気づいたらかなり期間が空いてました……😅
お待たせしてしまいましたが、第8話です!
よかったらゆっくり読んでいってください🙇🏻♀️✨
※ワンク
病気(認知症)に関する表現を含みます
また、このお話は二次創作であり、
ご本人様とは 一切関係ございません
苦手な方は自衛をお願いいたします🙇🏻♀️
Episode.8
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紫:side
紫「……このまま、何も分かんなくなんのかな」
その言葉が、静かに落ちる。
返事は、すぐには返ってこなかった。
赤「……ばか」
小さく、そう呟く声。
次の瞬間。
ぐっと、腕を引かれた。
紫「っ……!」
気づけば、強く抱き寄せられていた。
赤「何、勝手に決めてんだよ」
すぐ近くで、なつの声がする。
少しだけ、震えていた。
「そんなわけねぇだろ」
言葉が、まっすぐ落ちてくる。
「分かんなくなるとか、簡単に言うな」
腕に、力がこもる。
紫「……っ」
息が詰まる。
赤「忘れてもいい」
その言葉に、心臓が止まった気がした。
紫「……は?」
思わず、声が漏れる。
赤「お前が忘れても」
一瞬だけ、言葉が途切れる。
それでも、続ける。
「俺が覚えてる」
はっきりとした声だった。
「全部」
「お前のことも、約束も、どうでもいいことも」
「全部、俺が覚えてるから」
紫「……っ」
胸の奥が、ぐしゃぐしゃになる。
赤「だから」
少しだけ、距離が離れる。
なつが、真正面からこっちを見る。
赤「一人で抱えんな」
その目は、まっすぐで。
逃げ場なんて、どこにもなかった。
紫「……でも」
言葉が、うまく出てこない。
赤「怖いなら、怖いって言え」
「分かんねぇなら、分かんねぇって言え」
「俺が、隣にいんだから」
その一言で、何かが崩れた。
紫「……っ」
気づけば、服を掴んでいた。
紫「……なつ」
声が、震える。
「……怖い」
さっきより、ずっとはっきりと。
「……分かんなくなるの、怖い」
なつは、何も言わなかった。
ただ。
もう一度、強く抱き寄せた。
赤「……行くぞ」
小さく、でもはっきりとした声。
赤「病院」
その言葉に、今度は逃げなかった。
紫「……うん」
小さく、頷く。
――初めて、自分から。
助けを、求めた気がした。
𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃
病院へ向かう道。
並んで歩いているはずなのに、
やけに静かだった。
さっきまでの感情が、嘘みたいに引いていく。
代わりに残ったのは。
――現実。
紫「……なつ」
小さく名前を呼ぶ。
赤「ん?」
いつもと変わらない返事。
それだけで、少しだけ安心する。
紫「……やっぱ、やめてもいい?」
思わず、口に出ていた。
足が、止まりそうになる。
赤「……」
なつは何も言わず、 少しだけ歩く速度を落とした。
紫「……怖ぇんだよ」
ぽつりと、こぼれる。
「もし…… ほんとに、何かあったら」
胸の奥が、ぎゅっと締まる。
「俺、どうしたらいいか分かんなくなる」
赤「……そんときは」
なつの声が、隣から落ちてくる。
「分かんなくなればいいだろ」
紫「……え?」
思わず、顔を上げる。
なつは、前を向いたまま。
赤「一人で分かろうとすんな」
「俺も一緒に考えてやるから」
紫「……っ」
言葉が、出てこない。
赤「だから」
一瞬だけ、こっちを見る。
「行くぞ」
その目は、やっぱりまっすぐで。
今度は、逃げたいと思わなかった。
紫「……うん」
今度は、ちゃんと自分から頷いた。
病院の建物が、少しずつ近づいてくる。
紫「……なつ」
もう一度、名前を呼ぶ。
赤「ん?」
紫「……ありがと」
小さく言うと、
赤「今さらだろ」
少しだけ笑った声が返ってきた。
その音に、少しだけ救われる。
――この先、何があっても。
一人じゃない。
そう、思えた。
to be continued
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久しぶりの投稿になりましたが、ここまで読んでいただけて嬉しいです、ありがとうございます🥹
今回は少し大きく動く回になりました!
ここからまた物語がどう進んでいくのか、見守っていただけたら嬉しいです👀✨
また次回もよろしくお願いします!
お楽しみに〜👋
クッキー
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もちもちうさぎ
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コメント
1件
お久しぶりの更新、待ってました!第8話、胸がぎゅっとなりました。紫くんの「怖い」という言葉が、やっと素直に出せたシーンが本当に印象的で……なつの「忘れても俺が覚えてる」は、何度でも読み返したくなる台詞でした。一人じゃないと思える瞬間って、こうやって少しずつ積み重なるんだなあ。病院へ向かう最後の「ありがと」のやりとりが優しくて、じんわり泣きそうになりました。続き、楽しみにしていますね🌷