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TokiDokiFrog𓆏休
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「悪いのは誰。」
これはそんな疑念から生まれた本当にあったかも知れない物語。
「消えてしまいたい」そう思い始めたのはいつからだろうか。特に辛いことがあったわけでもない。けれど消えてしまいたいと自分は望んでいる。
きっと小説やアニメの見すぎで思考が偏ってしまっているのであろう。自己中にも程がある思考だ。けれど何か気づかぬうちに何かあったのかもしれない。自分の思考の外側で何かあったのだろうか。そんなことを考えながら今日も同じ道を歩きだす。
変わらぬ風景。散歩をしているいつものお婆さん。いや、お姉さんと言っておこう。歩道橋を歩きながら、あぁここから落ちれば死ねるだろうか。いやこの高さなら骨折だな。車に引かれたとて重症で迷惑をかけるだけだ。と思考を巡らせる。端から見たらただのヤバイやつなのだが、思考を読まれることがない限りばれまい。
気がつけば見慣れた建物が見えてきた。ここは私が通う山岡中学校だ。憂鬱な日常が今日も始まる。とは行っても入学当初はうっきうきで登校したものだ。扉を開けて、靴を履き替え、教室に向かう。教室の中には案の定誰もいない。当然だ。校門が開くと同時に登校しているのだから。
こうして何気ない日常が今日もまわりだす。こんな偏った思考を持った私にも友人がいた。過去形なのは友人と大喧嘩をかまして、仲直りなんて一生することが出来ない関係になってしまったからである。小学校からメンツも変わらない山岡中では大喧嘩はぼっちになる絶好の機会であるため。現在私はぼっちである。幸い、話せるクラスメイトは居たためどうにか暮らせているのだが。
こんな毎日だから消えたくなるのだろうか。しかし、私には校外にはノリもテンションも会う友人が居るためそこまでプライベートは憂鬱ではないため、学校が嫌なだけであろう。
授業が始まり、終わりを繰り返して、喧嘩した友人たちが楽しそうに話してるのを横目に私は本を読んだり、次の授業の準備をしたりとぼっちライフを堪能している。始めからぼっちの方がもっと気楽だったな。なんて考えていると気がつけば学校が終わっている。今日は習い事があるためさっさと下校する。無くとも私は放課後喋るなんて行為が無駄にしか思えないためさっさと帰っている。ぼっちのいいわけにしかならないかもしれないが。
下校してしまえばこちらのものである。気持ちを切り替えて、習い事へ向かう。同じ習い事の人間には気を使わなくてよいから、習い事は好きだ。
そして、同中(同じ中学校)の人間がいないのもとてもよい。習い事が終わると家に帰り、ネッ友兼推しに連絡をして、諸々を終わらせ、推しの配信があれば配信をみて1日が終わる。
簡潔に終わらせてはいるが、不服なことがあるのだ。両親が私を頼りすぎている。真ん中っ子である私は上に兄、下に妹がいるのだが、兄は野球に打ち込みすぎて家に帰れば寝るか彼女と連絡である。妹は末っ子過ぎてまだ幼稚園児と同じ扱いだ。これはいかがなものか。と意義を申し立てるも推しのライブに行くために両親には協力して頂いてるため強く言えない。だが私も受験生だ。少しは妹と兄にまわしてくれと今日も心の奥底で叫ぶ。
けれど家族仲は、とてもよいのだ。ストレスは驚くほどたまるけれど、嫌いになれないのは家族だからだろうか。
コメント
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読了しました。冒頭の「消えてしまいたい」という重い感情と、続く「この高さなら骨折だな」という冷静で現実的な思考のギャップにぐっときました。ぼっち生活を「堪能している」と言いつつ、喧嘩した友人たちを横目に本を読む姿に切なさが滲みます。それでいて家族への不満を「推しのライブ」のために飲み込む憎めなさも好きです。何気ない日常の描写から、主人公の孤独と優しさがじんわり伝わってくる第1話でした。続きが気になります。