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ども、主です。それでは本編どうぞ!
ーNoside
桃華が赤い花となり散ってからどれほどの時間が過ぎただろう。💜達は、泣きながら桃華のいた方を見つめる。💗は膝混付いて、俯いたままだ。💛と🧡はただ、突っ立って兄を見つめるだけだった。やっと縄が解かれると、💜は🧡の胸ぐらを掴んでいた。目には涙が溜まっている。
💜「何でっ、、、なんであの時桃華さんを助けなかったんですか!!🧡様はご存知だったんですよね!!」
🧡「、、、。」
💛「、、、🧡兄、知ってたんですか?この結末を。」
🧡は黙ったままだ。俯いて何も話さない。まるで、涙をこらえているように見えた。しかし、その涙は落ちることなく🧡の瞼で溜まっていた。
🧡「、、、せや。俺はこんなことになるのだろうと思っていた。でも、あれがあの子に対する1番の罪滅ぼしだという考えに辿り着いた。」
💛「ど、どういうことなのですか、、、?」
🧡「簡単な話や。あの子が言っていた通り、あの子は国の反逆者や。だから、生きていても彼女には一生厄災が降りかかることになるで。それだったら死んだほうがいいっていうあの子なりの💗兄に対する敬意、、、やないかな。」
💗「、、、お、俺に、、、?」
🧡「なぁ兄ちゃん、兄ちゃんは妹を助けられなかったっていうことよりも、妹を信じてあげられなかったことに悔やんでるんとちゃう?」
💗は再び俯いた。図星であることは、誰にだって分かる話だった。確かにそうだった。本当に、妹は自分が自分じゃなくなる前に、助けてあげたい。そう思っていたのだ。そのことはとうの昔にわかりきっていたことなのに、、、どうして忘れ去られてしまったのだろうか。
💗「、、、また失ってしまった、、、。」
うずくまり、声を殺して泣く💗を、ただただ、💙はその背中をさするしかなかった。💜は主人の胸ぐらを掴む手を離し、主人の目の前で泣いていた。🧡はそれを抱きしめる。❤はこの悲しい結末に耐えきれず、声をあげて泣き叫んでいた。何を叫んでいるのかまでは聞き取れずとも、何か大切なものを守れずに悔やんでいることは確かだろう。💛は黙って❤を抱き寄せる。
戦によって、狛伊勢州を支配していた狛一族は滅びた。村の住人達は、他の場所から移り住んできた人々がほとんどだったため、幸い死者は桃華と狛一族の軍隊だけだった。王宮に戻った💜は珍しくだらんと寝台に転がる。
💜「(疲れた、、、)」
さらわれてからはろくに睡眠をとっていないような気がする。いや、眠れなかったに等しいか。馬車の中では寝れたものの、それ以来は眠れない日々が続いていた。
❤「💜〜くん!」
💜「ん?どうしたの❤くん。💛様は?」
❤「あ〜、、、そのことなんだけど💛様を知らない?俺、呼ばれたんだけど全然見つからなくて、、、。」
💜「俺は知らないなぁ〜」
💛「僕なら、ここにいますよ?(ヒョコッ)」
❤「わっ!いきなり出てこないでください!」
💛「(´・ω・`)シュン」
なんとなく、平和な日常が戻ってきたような来てないような、、、。そんな揺らぐ心は、どこかへ消えてしまった。
???「ふふっ。兄上様たちをよろしくね。」
知らない少女の笑い声が聞こえたのは、気のせいにしておこう。
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