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蔵の中に、静かに楽器の音が響き始める。
最初に音を鳴らしたのは――志歩だった。
志歩「……じゃあ、軽く音合わせから」
低く安定したベース音が空気を整える。
たえ「……いい音」
たえは目を細めながらギターを構える。
香澄「よーし!いくよー!」
ジャーンッ!!
香澄の勢いのあるコードが鳴った瞬間――
空気が一気に“ライブ”へ変わる。
⸻
🎸 セッション開始
一歌は一瞬だけ戸惑う。
一歌(テンポ早い……でも――!)
すぐにギターを鳴らし、声を乗せる。
一歌「♪――!」
その歌声に、Poppin’Partyの5人が一瞬驚く。
りみ「……きれいな声……」
穂波は安定したリズムでドラムを刻む。
沙綾(この人……リーダーだけあって、すごく落ち着いてる…!)
咲希は楽しそうにキーボードを弾きながら、
咲希「わぁ〜!なんか楽しいねこれ!」
有咲「ちょ、ちょっとテンション高すぎでしょ……!」
でも、その指は自然と音に乗っていた。
⸻
🎶 音が重なる瞬間
演奏が進むにつれて、
バンド同士の「違い」が見えてくる。
香澄たちは“まっすぐで明るい音”
一歌たちは“繊細で寄り添う音”
でも――
その2つが混ざった瞬間、
今までにない空気が生まれる。
たえ「……これ、面白いね」
志歩「……うん、悪くない」
短く言うけど、少しだけ表情が柔らかい。
⸻
🎤 演奏終了
ジャーン……と最後の音が消える。
一瞬の静寂のあと――
香澄「すっごーーい!!!」
咲希「ねね!めっちゃ楽しかったよね!?」
りみ「うん……なんだかドキドキした……!」
穂波「ふふ、私たちも楽しかったよ」
一歌は少し照れながら笑う。
一歌「こんなセッション、初めてで……」
有咲「……でも、息合ってたじゃん」
志歩「……まあ、悪くはなかった」
咲希「志歩ちゃん、それ褒めてるよね!?」
志歩「……うるさい」
⸻
☕ 休憩タイム(パン屋トーク)
沙綾「せっかくだし、パン持ってきたよ!」
机の上に並ぶチョココロネ。
咲希「わぁぁ!!美味しそう!!」
りみ「これ、本当におすすめなんです」
一歌「いただきます……!」
一口食べた瞬間――
一歌「……美味しい……!」
穂波「優しい味……」
志歩「……これは売れる」
有咲「でしょ!?沙綾のパンは最強なんだから」
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🌟 それぞれの印象
少し落ち着いた空気の中、
自然と会話が広がる。
香澄「ねえねえ!また一緒にやろうよ!」
一歌「えっ……いいの?」
香澄「もちろん!!だって楽しいもん!」
咲希「やりたーい!!」
穂波「私も賛成かな」
志歩「……まあ、暇なら」
有咲「素直じゃないなぁ……」
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🎵 ラストシーン
蔵の外、夕焼け。
一歌たちは帰り道を歩く。
咲希「ねぇねぇ!また行こうよ!」
穂波「うん、いい経験だったね」
志歩「……あのギター(たえ)、かなり上手い」
一歌「……うん」
少し空を見上げて――
一歌「もっと、上手くなりたい」
その言葉に、3人が静かに頷く。
蔵の中に案内された一歌たちは、どこか落ち着かない様子で立っていた。
歴史を感じる空間と、目の前にいる有名バンドの存在に――少しだけ緊張している。
有咲「そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ」
少し呆れながらも、優しく声をかける有咲。
一歌「ありがとうございます……」
一歌は小さく頭を下げ、少しだけ表情が和らぐ。
――その時。
香澄「有咲ー!早く練習やろうよー!」
勢いよく声が飛ぶ。
沙綾「香澄、ストップ!その前に自己紹介しないと!」
すかさず止める沙綾に、香澄は「あっ」と声を上げる。
香澄「そうだった!」
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🎤 Leo/needの自己紹介
一歌は一歩前に出て、少し緊張しながらも話し始める。
一歌「えっと……Leo/needのギターボーカル担当の、星乃一歌です」
咲希「同じくキーボード担当、天馬咲希です!」
穂波「同じくドラム兼リーダー担当の、望月穂波です」
志歩「同じく……ベース担当、日野森志歩」
志歩は短く、でもしっかりとした声で名乗る。
一歌「私たちは幼なじみでもあって……高校2年生です」
4人で軽く顔を見合わせる。
その雰囲気に、Poppin’Partyのメンバーも少し興味を持つ。
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🌟 Poppin’Partyの自己紹介
香澄が一歩前に出て、元気いっぱいに手を挙げる。
香澄「私たちの番だね!Poppin’Partyのギターボーカル担当、戸山香澄!高校3年生!キラキラドキドキが大好きです!」
りみ「同じくベース担当の牛込りみです……よろしくお願いします」
たえ「同じく、リードギター担当の花園たえです」
沙綾「私はドラム担当の山吹沙綾!家はパン屋をやってるんだ。よかったら来てね!」
りみ「沙綾ちゃんのチョココロネ、美味しいよ……!」
咲希「えっ!食べたい!!」
有咲「……まったく……お騒がせしてすみません。キーボード担当の市ヶ谷有咲です」
少し照れながらも、しっかりと頭を下げる有咲。
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🏫 学校トーク
一通り自己紹介が終わると、沙綾がふと気になったことを口にする。
沙綾「星乃さんたちが通ってる高校って?」
一歌「私たちは、宮益坂女子高等学園です」
その瞬間――
有咲「えっ!?女子校だし……しかもお嬢様学校じゃん!?」
思わず声を上げる有咲。
咲希「そんなことないよ〜!」
穂波「でも、落ち着いた子は多いかな」
一歌「あと……芸能学科もあって」
志歩「私の姉がアイドルやってる」
Poppin’Partyの5人は一斉に反応する。
香澄「えええっ!?すごい!!」
りみ「アイドル……!」
たえ「ちょっと興味あるかも」
有咲「いや情報量多いって……!」
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🎸 次の流れへ
少しずつ空気が柔らぎ、
お互いの距離が近づいていく。
香澄「ねえ!せっかくだしさ!」
にっこり笑って――
香澄「一緒に音出してみない?」
一歌たちは顔を見合わせる。
志歩「……まあ、いいんじゃない」
咲希「やろやろ!!」
穂波「ふふ、楽しみだね」
一歌「……うん!」