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璃羅 (昨日は久しぶりにお父さんたちと外に出れて嬉しかったなぁ……。また皆で、公園に行って思いっきり走り回りたいな。)
瑠羅母 「瑠羅〜!ご飯よー。」
瑠羅 「はーい。今降りるー。」
瑠羅 「そうだ。お母さん!今日、外に買い物に行ってもいい?」
瑠羅母 「いいけど…大丈夫…?お母さんが送ろうか?」
瑠羅 「ううん、大丈夫!私も少しは歩かないとだし。それに、久しぶりに零斗のところにも行きたいの。」
瑠羅母 「そっか。分かったわ。でも危なくなったり、苦しくなったりしたらすぐに病院の人に言うのよ?」
瑠羅 「うん。分かった。」
零斗 「はーい」
瑠羅 「零斗!久しぶりー!」
零斗 「!瑠羅お姉ちゃん!久しぶり!僕の事、覚えててくれたんだね!」
瑠羅 「当たり前じゃん!」
零斗 「瑠羅お姉ちゃんはもう、元気なの……?」
瑠羅 「うん!ほら。もうこんなに元気だよ!」
零斗 「良かった……!」
瑠羅 「零斗は?元気?」
零斗 「うん、でもね、僕はまだ、出られないんだって。でもね!お祭りの時には外に出れるんだって!」
瑠羅 「ほんとに?!良かったじゃん!」
零斗 「うん!ねえ、瑠羅お姉ちゃん…。あの約束…覚えてる?」
瑠羅 「当たり前じゃん!だから早く、零斗も元気になってね!」
零斗 「うん!約束!」
瑠羅 「わぁ〜…!人凄く多いね!零斗。逸れないようにしてね?」
零斗 「うん…!」
瑠羅 「ねえ!あれやろうよ!射的!」
零斗 「僕、苦手だよ…。瑠羅お姉ちゃんがやっていいよ。」
瑠羅 「よーし!お姉ちゃんに任せて!」
零斗 「気をつけてね!」
瑠羅 「良かったね!零斗。お人形が当たって。」
零斗 「うん!瑠羅お姉ちゃんも、お菓子が当たってよかったね!」
瑠羅 「うん!後でふたりで食べようね」
零斗 「やったあ!」
瑠羅 「……ねえ?零斗。」
零斗 「んー?なあに?」
瑠羅 「…いつかさ!ふたりとも元の体になってさ、元気になったらさ!またここに来ようよ!そしてさ、2人で埋めたタイムカプセルを開けよ!」
零斗 「タイムカプセル……?」
瑠羅 「そう!未来に向けての手紙?みたいなのを埋めるの!」
零斗 「かっこいい……!」
瑠羅 「でしょ?!早速埋めようよ!」
零斗 「うん!!」
零斗 「ねえ。瑠羅お姉ちゃん。」
瑠羅 「んー?」
零斗 「絶対……絶対に!このカプセル、掘りに来ようね!」
瑠羅 「うん!約束!」
〇月✕日 あのお祭りからだいぶ時間が経って
僕は、少しづつだけど、体が元気になっていた。お医者さんの話だと、もう少しで退院出来て、普通の生活に戻れるらしい。僕は入院してる間に、6年生になった。あれからお姉ちゃんは病室に来なくなった。お姉ちゃんも中学生になったから、忙しくて来れないんだって。お母さん達は言った。少しだけ寂しかった。いつかまたお姉ちゃんが、会いに来てくれた時の為に、日記を僕も書くことにしたんだ。…早くお姉ちゃんに会えないかなぁ。今日はもう消灯時間が来るからここまで。また明日もいい日になるといいなぁ。お休みなさい。