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〜桜木花道side〜
昨日のように、ドリブルの音がして目が覚める。
昨日の記憶がほぼない。
横には、畳の上で寝る洋平の姿があった。
髪を下ろしている洋平の姿を久しぶり見て、つい前髪を触ってしまう。
すると、狸寝入りをしていたのか、それとも本当に今起きたのか、洋平が俺の手首を掴んできた。
「花道〜。体調は?」
「ハハハ。カンペキ、カンペキ。さすが天才。」
「本当かよ〜。」
疑うような顔をして体温計を渡され、しぶしぶ体温を測る。
37度。
「これはマネージャーに相談だな。」
「そんなぁ。この天才が二日もバスケをしないなど、世界が終わってしまう!」
「まぁとりあえず、ご飯は食べれそうだな。」
洋平に背中を押され、そのまま食堂に向かう。
「花道っ!?もう大丈夫なのか?」
「なんのこれしき、問題なし!今日から完全フッカッ…」
「花道、まだ微熱があるんですよ。」
「洋平!なんでそれを言うんだ!」
「桜木花道〜。バスケ出来なくて悔しいのはわかるけど、昨日あんなふらふらだった人が今日できるわけないでしょ。今日は見学ね。」
アヤコさん…。
「ったく、手間かけさせやがって。」
「赤木が一番心配してたもんな。」
「そうなのか?ゴリ。やはりこの天才がいないようだと、心細いようだね。くっくっく。」
「んなわけあるか!っこのたわけが!」
…結局、見学になってしまった。
おのれルカワめ…。自分ばっかバシバシ点決めやがって。
「にしても流川上手いな〜。今日も朝早くから一人で練習してたし。いつか、花道が追いつけない存在になっちゃうんじゃないか?」
「ぬっ!?洋平!」
「そうよー。あんたはまだまだ初心者なんだから、基礎みっちりやりなさい。」
「アヤコさんまで…。」
くそ…。県大会では、その前のセンドーも流川もまとめて倒すっ!
そして俺が、神奈川ナンバーワンプレイヤーになる!!
ps
次の話から、インターハイ終了後の話となります。
(私に原作を追いかけて話を進める技術はなかった。)
今度もお楽しみください!