テラーノベル
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やっとテスト終わった😭
マジで遅くなってすいやせん
どぞ
am, 9:37
イタリア ミラノ
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フォンドトランクィッロ病院
「ヴェ…兄ちゃん」
「大丈夫だ。話をするだけだ」
「随分と派手にやられたみてえだな」
アーサーが嫌味なのか心配なのか
わからない言葉をロヴィーノになげかける
「ああ、おかげさまで後数週間は入院生活だぜ」
ロヴィーノは、怒ることもなく笑いながら返答する
「hey!そんなことよりさっさと犯人のこと教えるんだぞ!」
協力するしないに限らず犯罪者のことはどうでもいいのか
アルフレッドが話をせかす
「ヴェッ⁉︎え、えーと身長は俺らより低くて女の子みたいだったよ」
「girl?」
「女?」
「HAHAHA!君たちgirlに負けたのかい?」
「んなわけねーだろ」
「ヴェじゃあ、男?」
「ああ、一回話したんだがあの声の低さは明らかに男だ」
「会話の内容は」
「目的は何だって聞いたらあいつ…邪魔者の掃除だとよ」
悔しさに満ちた顔でロヴィーノが言う
周囲にいたそれを聞いていた幹部たちは、今にも部屋を飛び出しそうだった
「まあ、マフィアになった以上平和主義は無理な話なんだけどな」
ロヴィーノは、さっきとは打って変わって少し悲しそうな顔をしていた
「他に特徴になったりするものってなかったのかい?」
「特徴…俺は見えなかったなーほとんど黒ジャケットで隠れてたし」
「Oh,noooooo!そんなの見つけらんないんだぞー‼︎」
「静かにしろ、一応病室だぞ」
「…」
「おい、どうした」
「狐…やつは狐の面をつけてた」
「狐の面?」
「何だいそれ?」
「ロマ、それってこれやない?」
近くにいた幹部の1人が
ロヴィーノにパソコンを渡す
「ああ、これだ。どうしたんだこれ」
「ルートが調べてくれてん」
ブッーブッー
「噂をすればや、もしもしルート?」
ー「アントーニョか、送った写真は見たか?」
「おう!今見してもらったぜ!」
ー「兄さんもいるのか…うるさくなりそうだな」
「ヴェ、ルート〜!調べてくれてありがと〜!」
ー「うむ、その面の主な製造場所、販売場所を調べたんだが…」
「どうした」
ー「その、アジアなんだ」
「アジア…アジアンファミリーか?」
「でも、それがどうしたんだい?」
「アジアンは世界最大規模のマフィアだ。傘下もたくさんいる。
首領は表舞台に顔を出さない…幹部以外顔も名前も性別も知らない…影の支配者。
やつの存在が出たのは、1000年前だ。その間首領が変わったと言う記録もなければ
幹部が変わったと言う記録もない。不老不死のファミリー」
「不老不死?」
ー「1000年前からアジアンの首領、幹部、正確に言うともう1人副首領の存在が消えた痕跡がない」
「とっくに歳で逝ったんじゃないのかい?」
「その可能性はない」
「why?」
「ファミリーの首領が他に継承される時は、パーティーを開き伝える決まりがある」
「パーティーを開かなかったらバレないじゃないか!」
ー「それがそうでもないんだ。そのパーティーの招待状を送る相手は、
継承者とはまた別の人物だ。そいつはどこで情報を手に入れてるのかは未だ謎だが、
そいつの情報が外れたことは一度もない。だから隠しようがないんだ」
「what!?じゃあほんとに不老不死じゃないか‼︎」
「まあ、不老不死の話は置いといてだ。お前らが話してる間に例の招待状が来たぜ」
「wow!気づかなかったんだぞ!」
アルフレッドが早く見せろと言わんばかりに招待状に食いつく
招待状
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ヴァルガスファミリー首領様のお二人へ
この度は、首領継承おめでとうございます。
あなた様が首領ならば、ファミリーはより成長することでしょう。
今回、ご連絡させていただきましたのは、
継承を他のファミリーに伝えるパーティーのご報告でございます。
パーティー会場などは、こちらで決めさせていただきました。
ドイツ バンベルク
ルオーゴ ディ インコントロホテル
時刻
pm, 23:45 〜 am, 3:30
※当日はドレスコードのほどよろしくお願いいたします。
お会いできるのを心よりお待ちしております。
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「…だとよ。お待ちしておりますって名乗らないくせによく言うぜ」
ロヴィーノが自身のベッドに封筒ごと投げると 一つの手紙が出てきた
「おい、もう一通届いてんぞ」
「あ?誰だよ」
ロヴィーノが手紙を手に取り読む
すると突然顔がわなわなと赤くなり聞いたことのないような怒号で叫んだ
「あの野郎。いい度胸じゃねえか」
ー「何が書いてあったんだ?」
ルートが聞くとロヴィーノの近くにいたアーサーが手紙の内容を読み上げる
「拝啓、ロヴィーノ・ヴァルガス様 フェリシアーノ・ヴァルガス様…」
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この度は、首領継承誠におめでとうございます。
あなた方を刺したあの日、邪魔が入ったことをとても残念に思います。
先代に比べ、警備力が劣っていたというのに叫び声は先代より大きかったようです。
情報によれば政府の犬と手を組むと伺いました。
準topの座に座っているマフィアであろうものがそのような手に出るとは思わず、
どのような策略なのか実際に目で見てみたく存じます。
来月行われるヴァルガスファミリー継承祝いパーティーでお会いしましょう。
狐の掃除屋
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「こりゃ随分と熱烈な挑発だな」
ー「珍しいな」
「何がだい?」
ー「いや、仮に奴がアジアンだったとして奴らがパーティーに参加するのは10回に1回くらいだ」
「ああ、ただでさえ珍しいんだ。この機会にとっ捕まえてえな」
「せやな、ロマたちはどのみち参加せなあかんし誰かが護衛についとこか」
「じゃあ俺様g「ダメだ」何でだよ…ロマーノ」
ギルベルトの行動を止めたのは意外にもロヴィーノだった
「お前らには留守の間、本部の警備を任せたい。ただでさえ、今俺らは弱ってんだ。
アジアンの奴らじゃないにしろ今どっかの連中に攻撃されたら終わるからな」
「けどよ」
「俺らを追い詰めたやつにわざわざ警備が先代に比べて甘いってご指導いただいたんだ。
次会った時に言ったことを後悔させてやろうぜ」
「分かった」
「じゃあ、誰がお前らの護衛すんだよ。ボス1人にしてたら今度こそ死ぬんじゃねーの」
「テメェ‼︎」
「何やとこのクソ眉毛‼︎」
アーサーの言葉にギルベルト、アントーニョが瞬時に反応する
しかし、馬鹿にされたのに口角をあげマフィアらしい悪い顔をするものが1人
「cane e diavolo(お前らだよ)」
ヴァルガスファミリー首領ロヴィーノ・ヴァルガスだ
いっときの沈黙
「「「「はぁッ⁉︎」」」」
「ヴェッ⁉︎」
ー「…はあ」
ルートは、うるさくなると察知してみんなが気づかない間に電話を切る
「おいッ!どうゆうことだよ⁉︎」
「納得できないんだぞ‼︎」
アーサー、アルフレッドの2人が意義ありありとばかりにロヴィーノに抗議する
「んだよ、今は手ぇ組んでんだ。別にいいだろ?」
「俺はロマが言うならええと思うけど、クソ眉毛2人に傷一つでもつけたら覚悟しときや」
「よくねえよ‼︎お前のナイトから殺意しか感じないんだが」
「こっちに何メリットもないんだぞ!」
「メリットがない?何言ってんだお前ら」
「あ?」
「what?」
「世界中のマフィアどもが一つのホテルに集まるんだ。それなりに情報が出てくる」
「「…」」
「その中で俺らの手伝いをする、メリットしかねえだろ」
「狐の掃除屋を見つけたらどうすんだよ」
「借りを返す…とでも言っとくか」
「…まあいい連続殺人がなくなるなら効率的だ」
「だけど、最初の少しは彼を貸してもらうんだぞ!」
「ああ、いいぜ。交渉成立だな」
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「じゃあ、また近くなったら連絡する」
「ああ」
「分かったんだぞ!」
そういうと、2人は602号室を出た
「…アーサー」
「んだよ」
「特徴、少なすぎないかい?」
「そうだな、絶対にバレたくないんだろ」
「当日わかる気がしないんだぞ…」
「まあ、どうにかなんだろ」
少々愚痴をこぼしながらも出口へと足を進める
「…アーサー」
「あ?」
「あれ」
「?」
アルフレッドがいつになく静かに出口を指差す
指の指す先には、低身長で黒ジャケットで全身を隠しているが
頭から鬼のツノのように何かの動物の耳が姿を現している人の後ろ姿だった
「おいおい、早速遭遇かよ」
「俺、お手柄すぎるんだぞ!」
「追うぞ!」
「OK!」
そいつはもう出口を出ていたが、それほど距離はなくバレずに走れば間に合うくらいだった
しかし、アルフレッドがダイナミックに待合室の椅子などを飛び越えるもので
中にいた患者や客が騒ぎ出したせいで、そいつは振り返ってしまった
でも、もうアルフレッドはそいつに手を伸ばせば届く距離でそいつが捕まるのは容易に想像できた
「アルフレッド!捕まえろ‼︎」
「of course‼︎捕まえたんだぞ!」
アルフレッドがそう宣言した瞬間目の前にいたはずの狐面は消えた
「what⁉︎」
「どうした⁉︎」
「消えたんだぞ‼︎」
「はあ⁉︎」
俺がそんなことを信じれるはずもなく、アルフレッドと口論になっていると
上からクスクスと低い男の笑い声が聞こえてきた
上を見上げるとそこには、街頭の上にしゃがんでこちらを見下ろしている狐面の姿があった
「おい!アルフレッド上だ上」
「何言ってるんだい、ついにおかしくなったのかい?」
「ちげーよ見てみろ」
「…wow!本当にいたんだぞ」
「だから言っただろ」
「hi!君が狐の掃除屋だね」
「ご名答。あなた方は、FBIのアルフレッドさんとSISのアーサーさんですね」
「アジアでも俺らは有名なのか?」
「いいえ、これは購入した情報です。あちらの方々は欧米の方のことは毛嫌いされてるので」
「お前、アジアンファミリーだな?購入するってことは自分も知らなかったってことだ」
「おやおや、これは一本取られましたね。さすが政府の犬よく効きますね」
「皮肉だな。そんなこと言ってていいのか?」
「何故です?」
「さあ、何でだろうな」
(…1人足りないですね)
「不意打ちとは卑怯じゃありませんか」
そういうと狐の掃除屋もといい菊は足元に視線を落とす
そこには、街頭を地面から引っこ抜こうとしているアルフレッドの姿があった
「もーアーサーなんで教えちゃったんだい!」
口ではそう言っているが手を離そうとはしない
「教えても教えなくてもそいつは元々気づいてただろ。なあ?」
「おや、これまた勘がするどいこと」
気にせず、2人は会話を続ける
程なくして、街頭の根本の部分が地面から顔を出した
「…へえ。これがあなたたちなんですね」
「あ?」
「いえ、すぐに拳銃を出すタイプかと思いましたがそうでもなかったですね」
「物騒なのは怖いからな」
「SISの鬼ともあろうかたがよくおっしゃる」
「そうかよ、まあ今日中に俺が鬼って言われてる理由がわかるぜ」
そういうと、アルフレッドが完全に街頭を引っこ抜いた
「やっとなんだぞ!」
「単純…あなた方は私が思ったより強敵ではなさそうですね」
菊はそういうと、足場が不安定になったのを感じ取り人混みに身を投げた
「なッ⁉︎」
「what⁉︎」
「理由は今日中には聞いてはあげられませんね。また次の機会にでも」
そう言い終わった頃には、菊は完全に人混みに紛れていた
アーサー達は必死になって探したが、菊の姿は見当たらなかった
彼らにとって、獲物に逃げられることはあったが一日中に捕まえられないことは一度もなかった
だからこそ、この出来事がやる気のなかったアーサー達に火をつけたのだった
えんd
眠い、まじ久々に描いたから下手っす
許してちょ🥺
もうやばいっすわ
なんか最近ドクストにどハマりしてそのキャラと喋り方が混ざってわからんくなってきた
コメント宣伝(2)
りふ・2025/09/06
わぁぁぁ!!今回も最高でした!!!!!ロマとフェリちゃんが生ぎででよがっだア”兄さんがBARで交渉ってなんか、、、いいな次の話も楽しみにしてます!これからも頑張ってください!!
零。◎
えぇ
ロマ入院しちゃったのか!
この2人マジ感謝ずっとコメントくれる
てんきゅー
これからもおなしゃす
次回もコメント宣伝やりやす
じゃ、いいね、フォロー
リクエスト、コメントお願い致す
ばいー
コメント
5件
菊ちゃんかっこよすぎな?そのかっこよさ分けてくれ 菊ちゃんは仮面付けたまま参加するのかめっちゃ気になる! 続きも頑張ってくだせぇ!!
次はパーティの話かな?パーティでは菊ちゃん仮面をつけたまま参加するのかな?ロマかこよすぎない?!惚れちまぞいやもう惚れてるけど、てか、アル菊ちゃん捕まえるために椅子とかとびこえて患者さんがびっくりしてたって、どんだけなのよ、、w次の話も楽しみにしてます!!
最近思い出したんだけど、病院名とか色々と勝手につけた名前だと思ってたらちゃんと意味あったんだよねん。過去のうち天才すぎ✨でも、翻訳機地味に壊れてるから変に誤字変換してそうでホラー。暇だったら調べて見てくだせえー。ご視聴あざっす