テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
わた ビトスタオタク‼️
1,251
12
アイスを食べ終え、フラワーパークを出る。家に帰ると、ソファーに座り、零斗さんの『斗』のアカウントを開いた。
———
『2026年6月27日』
アイツには好きな奴がいるらしい。
見た目は怖いけど、イケメンで優しい奴だって。
俺か?って冗談で聞いたけど、まぁ違うわな。
希望ねぇならって嫌われようとして昔のこと話したけど、別にもともと嫌われてた事、忘れてたわ笑。
俺の事はどうでもいいって。
気使って会ってくれてただけだし、もう会えねぇな。
———
もう会えない。
零斗さんは俺を諦めるのかな。
目がじんわりと熱くなる。
何泣こうとしてんの俺。俺は零斗さんを傷つけた。
泣く資格なんてない。泣きたいのは零斗さんの方だろ。
俺はグッと涙を堪えた。
デジカメを取り出して、再生モードにする。
零斗さんの写真を見返していると、自然と笑顔になる。
「俺は零斗さんの事が好きですから」
こんな簡単な事なのに、なんで言えなかったんだろう。
俺はフウっと息を吐き、デジカメの電源を切った。
_________
週末、俺は陽雅さんの運転で海に来ていた。
と言っても、海に入るのはまだ早いから砂浜で遊ぶだけだけど。
砂浜を歩いていると、陽雅さんが呟く。
「暑いね」
「そうですね。もう海入れちゃいそうなくらいです」
「足だけ入ってみる? サンダル脱いでさ」
「そうですね。足だけ入りましょう」
俺の言葉を聞いて、陽雅さんはサンダルを脱いだ後、海の方へ歩いていく。
俺もサンダルを脱ぎ、陽雅さんを追いかけた。
陽雅さんが濡れた砂の上で立ち止まると、足元に波が来る。
「冷たくて気持ちいい。ほら、恭也もおいで?」
「はい」
陽雅さんの隣に立つと、すぐに波が来て足が濡れた。
「冷たいですね」
「そうだね。もう少し奥行ってみようかな」
陽雅さんはそう言ってもっと海に近づく。
「あっ、陽雅さん、あんまりそっちに行くと…」
言い切る間もなく、少し大きな波が来る。
「わっ」
陽雅さんは慌ててこっちに戻って来るが、間に合わずにズボンの裾に水がかかる。
「やばっ。ズボン濡れちゃった」
「そりゃあそんなに奥に行ったら濡れますよ」
「もう恭也。もっと早く止めてよね」
「だって言い切る前に波来ちゃったんですもん。しょうがないじゃないですか」
「えー。恭也が腕掴んでくれたら俺すぐ戻ったけどな〜」
「俺のせいにしないでください。陽雅さんが悪いです」
「分かったよ。俺が悪いから、恭也も道連れね」
陽雅さんが近づいてくるのを見て、俺は後ずさる。
「えっ。ちょっと来ないでください」
俺はそう言いながら水を手ですくい陽雅さんにかけた。
「あっ。恭也、やったね?」
陽雅さんはそう言った後水をすくい、俺にかけてくる。
「ちょっ、冷たいです」
俺は再び陽雅さんに水をかける。
「恭也が始めたんでしょ」
そう言いながら陽雅さんは俺に水をかける。
そんな陽雅さんに再び水をかけた後、陽雅さんにやり返されないようにそそくさと逃げる。
「こらっ。恭也。逃がさないよ?」
陽雅さんはそう言って俺を追いかけてくる。
「来ないでくださいよ〜」
「最初に水かけたのは誰かな〜?」
「先にズボン濡らした陽雅さんが悪いです〜」
後ろに向かってそう言うと、後ろから抱きつかれる。
「わっ」
「捕まえた〜。恭也くんは水浴びの刑に処します」
「嫌です。絶対」
「はいはい。大人しくしてね〜」
陽雅さんは俺を抱きしめたまま、海の方へ歩いていく。
「あの、マジ勘弁です。俺が悪かったんで…」
「いくよ?」
「いかないです!」
そう叫んだ瞬間、陽雅さんは海の中に入っていく。
「陽雅さんっ、マジで濡れっ…」
言い切る前に波がザッと押し寄せ、服がビチョビチョになる。
「服ビチョビチョになったじゃないですか」
陽雅さんは楽しそうにハハハッと笑っている。
「大丈夫。俺もビチョビチョ」
「大丈夫じゃないです〜」
「いいでしょ? せっかくだし全力で遊ぼうよ」
陽雅さんはそう言って俺に水をかける。
「風邪ひいても知らないですからね」
俺はそう言って陽雅さんに水をかけ返した。
そしてその後、たくさん海で遊んだ。
車に戻ると、陽雅さんが後部座席のドアを開け、カバンを取り出す。
そのカバンからタオルを取り出し、俺に差し出した。
「はい。これで拭いて」
「ありがとうございます。でも、タオルなんてよく持ってましたね」
「うん。一応持ってきたんだ。俺の分もあるよ。あと着替えも」
陽雅さんはカバンからチラッと服を覗かせ、ニコッと笑う。
「用意周到ですね。俺も着替え持ってこればよかった」
「恭也の分もあるよ。はい」
陽雅さんはカバンから着替えを取り出し、俺に手渡す。
「えっ。いいんですか? ありがとうございます」
「うん。近くに無料の更衣室あるからそこで着替えよっか」
「はい」
そして俺たちは着替えを済ませ、車を発進させた。
陽雅さんの家に着くと、ふたりでお風呂場に行く。
バスチェアに座り、体を洗っていると、ふと陽雅さんが呟く。
「ねぇ恭也。今日の支払い、ここでしちゃう?」
「え? ここでですか?」
「うん。どう?」
「じゃあ、します」
「分かった」
陽雅さんは嬉しそうにそう言う。
「じゃあ恭也、俺の洗って?」
陽雅さんは自分のものを見せてそう言う。
「はい」
俺は手にボディーソープを付けて、陽雅さんのものを触る。
しばらく触っていると、陽雅さんのものが大きく硬くなる。
「なんか今日、勃つの早いですね」
「そりゃあ好きな…いつもと違う場所だからちょっと興奮してるだけ」
(好きな…?)
なんて言おうとしたのか、疑問に思いながらも俺は言う。
「…そうですか」
「うん。じゃあ恭也、立って後ろ向いて」
俺は言われるがまま、立ち上がり、陽雅さんに背を向ける。
「そこの壁に手ついて」
「はい」
壁に手を付けて少しすると、陽雅さんが言う。
「ローション付けるね」
「ローションあったんですね」
「こういう時の為にここに置いてるの」
「なるほど…」
「じゃあ、付けるね」
陽雅さんがそう言った後、俺の窄みに冷たい物がかかる。
そして、そこに陽雅さんの指が入った。
陽雅さんは解すように上下左右に指を動かす。
「んっ…」
しばらくして俺の窄みから陽雅さんの指が抜かれる。
「今日はバックでやろっか」
コメント
1件
読了したよ〜〜!!📖💕 零斗さんの日記パートで胸がギュッてなったあとに、陽雅さんとの海遊びでほっこりしたのに最後の展開でドキドキが止まらんかった😭❤️🔥 陽雅さんが恭也を追いかけて抱きしめるところ、青春すぎて尊死…。でも「好きな…」って言葉が途中で消えたの、めっちゃ気になる〜〜!零斗さんも陽雅さんも両方応援したくなる複雑な胸キュンがたまらん😇💕 毎回エモさと甘さのバランス絶妙すぎるよ、灯依さん!次話も楽しみにしてるね🌟