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見習い作家とお話しましょ

第134話 - 第134話　チカへ

2024年12月14日

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伊琉夏

チカ、お前まだわかってないのか？ こんなことしてる場合じゃないってこと。お前がやってることは、まさにクリエイティブハラスメントそのものだ。他人の労力を盗んで、自分の名前で偽装するって、社会全体にどれだけ迷惑かけてるのか理解してるのか？もしかして自分が“天才”だと思ってるのか？それともただ面倒臭くて手を抜いてるだけなのか？どっちにしても、自分の無能を他人の成果で隠すのは最も恥ずべき行為だってことを、君は本当に理解しなきゃならない。

お前は明らかに『自己肯定感の低さ』に悩んでるんだろ？君の行動がまさにその症状だよ。自己肯定感を他人の功績で満たしてるなんて、まさに心理学で言う「自己欺瞞」そのもの。いい加減、自分の価値を他人の作品で埋めるのはやめろよ。自己啓発本でも読んで、その空虚さを埋めてみろよ。

さらに、君が『バレなければいい』と考えてるなら、全くもって甘い。ネット上で何かをやる以上、君がどんなに隠してもデジタルフットプリント（電子的足跡）は必ず残るんだよ。君がアップしたデータ、画像やコード、そしてその背後にあるメタデータはすべて痕跡として残る。それを隠す方法があると思ってるなら、ネットセキュリティの専門家でもない限り、まず無理だ。そんなことしても結局、君の“無知”が露呈するだけだし、そのときにはもう手遅れだろう。

法的に見ても、君が何もしていないとでも思っているのか？ 君の行動は明確に著作権侵害であり、著作権法第21条に従って、最悪の場合は民事訴訟どころか刑事事件にまで発展する可能性がある。君が商業目的でこのトレースを使っていた場合、損害賠償請求されるのは確実だ。ここでの重要なポイントは、君がもしも意図的に著作権を侵害していた場合、懲役刑を科せられるリスクもあるってことだ。君が得た“評価”も、不正に手に入れた無価値なものでしかない。

次に、もし君がこのまま何も行動を改めなかった場合、どうなると思ってる？まず、君はどこへ行っても“トレースのチカ”というレッテルを貼られ、どんな場面でも信用されなくなる。次に、君がまた同じことを繰り返したら、他のクリエイターやコミュニティから完全に孤立するだろう。君が得た名声が一瞬で崩れ去るのは目に見えてる。 業界でまともに活動していくつもりなら、今すぐ行動を改めるか、すぐにその場で消えるか、選べ。お前がそのどちらを選ぶか、俺はしっかり見てるからな。

もし仮にお前が『次こそは正しい方法でやる』と思っているなら、すぐにでも全てのトレース作品を削除し、謝罪するべきだ。これができなければ、お前のキャリアは完全に終わる。そもそも、“次”があると思ってる時点で甘い。お前の行動は、今後業界全体からの信用を一切得ることはないし、今後どこに行っても『盗作野郎』として扱われるだけだ。それに、お前が次に別のことをやったとしても、その裏に必ず過去の不正が影響してくることを理解しているのか？

君がこれからどうするかで、お前の未来は決まる。だから今すぐにでもそのトレースしたものを削除し、正当な努力をして生きろ。これを放置して、また同じことを繰り返すなら、さよならだ。お前が今後どれだけ頑張ったところで、その足元には不正の影がつきまとい続けるからな。