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気まずい…
とても、気まずい…
見つめ合う2人と、俺
先に告白をした、さっくんに
スグに返事は返さなかったものの…
拒絶する訳でもなかった、しょっぴーは
男同士、メンバー同士の恋愛でも
お互いが良しとすれば、変に拘らないと言う事だろうか…
『コレは、俺にもチャンスはある…』
そう思った向井は
「あんな…しょっぴー」
視線を、こちらに向けたくて
声を掛けてジッと見る…
佐久間は【お前も、ついに…言う気になったか?】
そんな視線を向けながら、ニヤニヤしながら様子を伺う
自分が先に告ったからといって
ずっと翔太に想いを寄せて来た、康二が大人しく引き下がる訳はないと思っていた…
『それじゃ、お手並み拝見だな』
恋敵の動向は、探っておいて損はない
真顔に戻り静かに見つめ…康二の言葉を待っている
「俺…俺も、しょっぴーの事が好きやねん!」
今まで隠して来た自分の気持ちを
一緒懸命伝えてみると
何度か、無言で瞬きを繰り返し…
「あぁ…。もしかして…佐久間の告白聞いて、動揺してる?大丈夫。康二の事も、ちゃんと好きだよ」
軽い感じで返されて、いつもの構ってちゃんだと誤解された…
「違う!俺は、本当に…」
ムキになって言い返すと
困った様に笑われた…
「日頃の行いだな…」
横から声が聞こえて来て、チラリと見ると目が合った
「っ…!」
いつも笑顔の彼とは違う、俺を恋敵だと認めた…刺す視線…
『絶対、しょっぴーは渡さへん!』
拳を握って渡辺を見て、真面目な顔して言葉を続ける
「俺の【好き】は、友達の好きとは違うんや!いっぱい弟みたいに可愛がってもらったけど…それでは、俺は満足出来へん!恋人になってキスしたり、もっともっと色々したい…。それ位、俺はしょっぴーの事が好きなんや!」
口をへの字に曲げて
瞳からは大粒の涙…
実は、照れ屋な向井にとって
コレは、一世一代の告白だった…
「ちょっ…!分かった!康二の告白…茶化してごめん!ちゃんと康二の返事も考えるから…。ほら!服の袖でガシガシ拭かない!肌が、擦れて…ヒリヒリするから…」
いつまで経っても溢れ出て来る、涙に気付き
袖でゴシゴシ拭いていたら…覗き込まれて、止められた
「大丈夫。康二の気持ち…ちゃんと届いた」
優しい声で、そう言われ…
抱き寄せられて慰められた
「コレは、悲しいんやない…。ずっと溜めてた気持ちを伝えて、ホッとしたら出た涙や…」
「はいはい、分かった…もう泣くな。康二が、ずっと思ってくれていた…その気持ちは、本当に素直に嬉しいよ」
「そんなん言うからあかんねん…。あぁ…もう…止まらへん…」
背中をポンポン叩かれて、まるで子供の様に泣きじゃくる…
そしてようやく、涙が止まった頃には…
佐久間の姿は消えていた
コメント
3件
康二くん、!最高に可愛いですね〜🧡 翔太くんがお兄ちゃんしてるのも、なお良い、!!
初めてコメントを頂いたので 今回は🧡に頑張ってもらいました😊✨