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その日の仕事終わり
今日は自分の愛車に乗って、帰宅しようと事務所を出る
「はぁ…。何で俺なんだよ…」
ハンドルを握りながら呟く言葉は
今日あった、信じられない出来事で…
正直言って、渡辺は 自分の自己肯定感が非常に低い
だから、自分の良さもあまり分からず
好きだと言ってくれている…
2人の気持ちが分からない
『もっと、涼太とか照とか…目黒だっているのにさ…』
頼り甲斐のある奴や、包容力のあるメンバーだって…
眉目秀麗な目黒だって…いるというのに
何故、選んだのが俺なんだ…?
訳がわからず、帰路に着き…
コンビニに寄ろうと車を止めた
「へぇ…こんな所に、コンビニなんてあったんだ…」
初めて訪れるこのコンビニは
住宅街からは少し離れている為、人気が少ない
しかし、顔の知れている渡辺にとって
こういう寂れた場所の方が…
見つかって騒がれない為、逆に有り難かったりするのである
「さてと、今夜は何を食おうかな…」
車を降りて2、3歩…歩くと
誰かに付けられている様な気配に気付く…
「?」
そして、慌てて振り返ろうとした所で
「うっ!」
意識が落ちて、崩れ落ちた
「ん?あれは…翔太君の…」
こちらも帰宅途中の目黒が偶然、見かけた渡辺の見慣れた愛車…
「もしかして、ここのコンビニで買い物してたりするのかな?」
会いたくなって駐車して、車を降りると
何故か…向こうの方が騒がしい
「おい!早く乗せろよ!気付かれるぞ!」
声のした方を見てみると
「翔太君!」
気絶させられ、車の中に連れ込まれている渡辺の姿
「おい!お前等、何やってるんだ!」
目黒が慌てて飛び出して、それを阻止しようと声を荒げる
「やばい!見つかったぞ!」
慌てふためく1人の男…
しかし、相棒と見られるもう1人の男は冷静で…
「こいつに怪我させたくなかったら…。お前も大人しく車に乗りな」
渡辺の顔にナイフを突きつけ、そう告げた…