🍵×👑
👑視点
体育の授業中に、君が倒れた。
すぐにみんなが集まって、先生も来た。
そのまま、君は友達に連れられて、体育館から出ていった。
ほんとは俺も行きたかったけど、君がいなくなって、すぐに授業が再開されたから、行けなかった。
大丈夫かな ⋯。
頭とか、強く打ってないかな ⋯。
不安で不安で、ゲームでもあまり上手く動けなかった。
授業が終わって、今度こそ保健室に行こうとしたけど、次の授業は移動教室だし、準備も大変だから、昼休みに行こうと思った。
その方が、君とゆっくりできるし。
4校時目は、美術だった。
自分の好きな物のスケッチをするという授業。
何を描こうか迷ったけど、なんとなくで、猫を描いた。
そういえば、君は絵を描くのが得意なんだっけ。
上の空で絵を描きながら、そんなことを思い出す。
チャイムが鳴って、午前中の授業が全て終わった。
みんながぞくぞくと立って、教室へと向かって歩く。
俺も、それに続いて立ち上がる。
🌸:みこと〜、一緒に戻ろ〜!
友達に声を掛けられた。
👑:ぅえっ、⋯ うん!いいよ!
友達と一緒に歩きながら、君のことを考える。
まだ保健室にいるかな。
一時間も経ってるから、もしかしたらもう教室に戻ってるかも。
教室に着いて、みんながお弁当を食べ始めている中、俺は、何も持たずに、保健室へと向かう。
🌸:みことー!一緒にお昼食べよー?
👑:⋯ えぇ?⋯ ごめん、らんらん!俺行きたいとこあるから、今日はなっちゃん達と食べて!
🌸:えー。⋯ 分かったー!
友達とのお昼をキャンセルして、保健室へと急ぐ。
――ガラガラッ
👑:⋯っはぁ、⋯ しっ、失礼、します⋯!
走ったせいで、少し息が切れている。
けど、そんなのどうでもいい。
保健の先生:⋯?どうしたの?
👑:⋯、あのっ、4組の、すちくん、いますか?
保健の先生:⋯ あぁ、すちくんね。うん、いるよ。
そう言って、カーテンが閉まっている、一番端のベッドを指差した。
保健の先生:そこのベッドで、休んでるけど⋯。
保健の先生:あんまりうるさくしちゃだめだからね。
👑:っ、はい。
保健の先生:私はこれからしばらく教員室にいるから、何かあったら、教員室まで来てね。
保健の先生:あと、誰かが来たら、教員室まで来るよう、言ってくれる?
👑:分かりました。
そう返事すると、先生は保健室を出ていった。
カーテンをゆっくりと開ける。
まだ君は眠っていた。
👑:⋯はぁ。
見た感じでは、特に怪我とかもなさそうで、安心してため息をつく。
傍にあった椅子に腰かけて、君が起きるのを待った。
なんの音も立たずに、ただ静かな時間が過ぎる。
だんだんと、睡魔が体中に浸透していった。
君のいるベッドの端に顔を疼くめて、目を瞑る。
少しずつ、意識が薄れていった。
To Be Continued...
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