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#優等生
猫塚ルイ

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いつからだろうか。成績が、クラスで一番になったのは。
「今月の、成績が一番高かった人は…優里さんです!」
先生がクライマックスみたいな感じで言い放つ。
「え〜っ!」
「いいな〜」
「ちょっと意外。」
「は?意外って、なによ。」
しまった。つい、強気に言ってしまった。
「健太くん。発言には、気をつけようね。じゃ、優里さん、こっちに来てね。」
「は、はい。」
成績で一番を取るなんて、初めてだったから、こんな所には、縁がなかったが、今、新しく縁をつなげた。
「シール、どれにする。」
先生に聞かれた。一番人気なシールはアイスのシール。リアルに描かれているので、なおさら人気だ。
「これにします。」
しかし私は、宇宙人のシールを選んだ。
「本当にこれでいいの。」
「はい。」
休み時間、周りの女子に「何のシールもらった?」と聞かれた。
シールを見せると、「本当にそれでよかったの。」と聞かれ、「うん。」と答えた。
みんなは、ふ〜ん、と答え、トイレに行っていった。
トイレは危険だ。あぶない、と言う意味ではなく、物理的にあぶないのだ。
女子が、愚痴を言ったり、先生にバレないようにこっそり化粧をしていたりする。もちろん、チクったら、誰かって、犯人探しがトイレで始まる。
一回、そのことで大事件になった事がある。
杏ちゃんが絹江ちゃんを泣かせ、男子と先生まで巻き込む事件だ。あれは、ヤバかったな。
コメント
3件
第2話、読みました!優里さん、初めてのクラス一番おめでとうございます!アイスのシールが人気なのに宇宙人を選ぶセンス、すごくいいですね。なんか彼女の「自分はこれが好き」って芯の強さが伝わってきて、応援したくなりました。トイレが危険スポットって描写もリアルで、ああ小学校ってそういう空気あるよな〜と思いました。続きが気になります!