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どーも、ikuyasuです〜
今回は〜鬼滅の夢小説書きたいなって思ったんで書こうと思いま〜す
では、スタートォー
「ふぁぁぁ、朝だ〜ねむー」
私は不死川雪。鬼殺隊の歌柱。
特徴は、すごく背が低いところ。
本当は、風柱不死川実弥の妹だ。
だが、実弥は私が兄弟であることを知らない。
「……おい、雪。
今日も相変わらずチビだな、148センチってやつは目ぁ離すとすぐ見失うんだよ。
ほら、ここ歩け。危ねぇから。」
実弥は心配性だ。
他の人には心配しないのに、私にだけはすごく心配してくる。
「……ったく。
伊黒は162cmだからまだ目に入りやすいが、
お前は油断すると天元(198cm)や玄弥(180cm)の背中に隠れちまうんだよ。
……まあ、オレが見てりゃ問題ねぇけど。」
「そーなんだねー」
なぜ、実弥が見ていれば問題がないのかいつも気になる。
「……なんだよその気の抜けた返事は。
“そーなんだねー”って、軽っ。
こっちは心配して言ってんだが?」
ちょっとムッとした顔で見下ろしながら言ってくる。
「ま、いいけどよ。
……別に怒ってるわけじゃねぇ。
ただ――」
頭の上に、ぽんっと手を置く。
「雪、お前はもうちょっと自分が小さいって自覚しろ。
危なっかしくて仕方ねぇんだよ。……わかったか?」
やっぱり心配しかしない。何なんだろう。
「わかんねーんだわ」
私はそう返す。本当に何もわかっていないからだ。
「……はぁ?
“わかんねーんだわ”って、お前ほんっとマイペースだな。」
眉間にしわ寄せながらも、どこか呆れたように笑う。
「いいか雪。オレが言ってんのは――
お前のこと見てねぇと、勝手にどっか行きそうで心配だってことだ。
それだけだ。難しくねぇだろ?」
そう思うからなんだと私は思ってしまう。
私には、生まれた頃から人の心がないと言われるほどに
相手に対して冷たいのだ。そのため、恋愛方面も鈍い。
「……まだわかんねぇ?
だったらもう少しわかりやすく言ってやろうか。
それとも、自分で気づきてぇのか?」
実弥はしゃがんで私の目線に合わせて、じっと目を見る。
私は―――
「それでも、わからんね。実弥が何考えてんのか」
そう返す。
「……お前なぁ。」
実弥は頭をガシガシかきながら、めちゃくちゃ言葉を探している。
「オレの考えてることなんざ単純だっつの。
でも……そうだな。
“はっきり言わねぇと伝わらねぇ”って玄弥にも言われたしよ。」
視線をそらしていて、耳がほんのり赤くなっている。
「雪。
オレはな……
お前のこと、気にしてんだよ。ずっと前から。
心配すんのも、近くにいんのも、ちょっかい出すのも――
全部理由があんだよ。」
ゆっくりと私の方を向いて、低い声で言う。
「……これでもまだ、わかんねぇか?」
そう言われ私は、フッと笑いながら言う。
「わからないねww」
そう言うと――
「……っ、はぁぁ!?
“わからないねw”じゃねぇよ……!」
思いっきり顔そむけて、耳まで真っ赤になっている。
「お前……ほんっと、天然っていうか……
ここまで気づかねぇと逆に清々しいわ。」
そう言うと、深呼吸して、ぐっと私の肩をつかみ、目を合わせる。
「じゃあ、これならどうだ。
雪。
オレは……
お前が好きだ。
ほかの誰でもなく、お前だ。
心配すんのも、離れたくねぇのも、
そばにいると落ち着かねぇのも、
全部それが理由だ。
……さすがに、これでわかるだろ?」
そう言われ、私は
「⋯⋯?」
私以外に誰もいないかあたりを見て探す。
すると――
「……おい。」
雪がキョロキョロしてるのを見て、完全に固まっている。
「……は?
お前、今の……誰に言ってると思ってんだよ。」
実弥は私の腕をぐっと引いて、自分のほうに向かせる。
「雪。目ぇ見ろ。
お前以外に誰がいるんだよ。
ここにいんのは、オレとお前だけだ。」
私にゆっくり、わざと一歩近づく。影が重なる距離。
「……他の誰でもねぇ。
“雪”に言ってんだよ。
お前が好きだって。」
少し焦れて、低く囁くように言う。
「……まだ、わかんねぇか?」
次回は♡が20を超えたら書きます。
では、おつやす!