久しぶりーーーーー!!!((作者は感覚が麻痺ってます
タヨキミ作者・まつりです。
今10時30分。朝からこれでいいのか、、、、?
この前書き書いてるのが1月1日なので、こちらでもご挨拶します。
新年、明けましておめでとう!
去年大変なこといっぱいあったけど、なんやかんや、俺はタヨキミのことで頭がいっぱいです。
みんなのおかげで良い一年になりました、ありがとうございます!
今後とも、この『タヨキミ』及び、まつりさんをよろしくお願いします。
今年はもっとタヨキミでいっぱいの年にしたいです。
メインキャラの過去回、タヨキミの完結、キャラ誕や一周年など、今年はイベントがたくさんあります。
完結楽しみです。(それってあなたの感想ですよね)
ここで、皆様に悲報があります。
今回(通算4話になる予定)、タヨキミの中でも、最も暗くどろっどろな回になります。
⚠️宗教関連の話が出てきます。
ただし、作者には、宗教に関してこれといった知識がありません。
本作に出てくる宗教団体・関連の事件は現実の団体・事件と一切の関係がなく完全にオリジナルですが、事件の内容が、実際にあった事件と被っている可能性があります。
宗教関連の出来事が苦手な方・トラウマがある方など、閲覧には注意してください。
作者はしっかり、注意文を書きました。閲覧は自己責任です。
無秩序な理由での誹謗中傷&炎上だけは、絶対にやめてください。
愛読してくれてる方々に迷惑をかけたくないので!!
上の注意文をぜーんぶ読んだひとだけ、行ってらっしゃいっ(ゝω・´★)
足に伝わるコンクリートの感触、手首についた手錠。
太い金属で囲まれたおりの中は、ひどく冷たかった。
身体の各所にいっぱい付けられた絆創膏は、気持ち悪いほどに、オレの気持ちを和らげる。
近づいてくる、薄悪く笑った女たち。
嫌だ、嫌だ、嫌だ。
何回復唱しても、そいつらが手に持った注射器や錠剤に、身体だけが惹かれていった。
後退りした背後に、自分の体温でなまあたたかい壁が当たる。
やめてよ。なんでこんなことするの。
首筋に付けられた、たくさんの痕。
…………彼女たちは、それを、『愛情』と呼んだ。
愛なんて、歪んでてなんぼなんだ。
美しい愛情は互いを夢幻に酔わせ、いずれ、その身をも破壊してしまう。
いたくない、くるしくない、たのしい、うれしい、きもちいい。
オレの身体は、そんな女たちの『愛情』に、深く入り浸っていく。
強く襲う頭痛、吐き気、倦怠感、寒気。
それでも、オレの身体は言うことを聞いてくれない。
……繰り返していくうちに、この痛みさえ、オレは愛してしまったんだ。
社会の闇に、見て見ぬフリしてる奴らに、オレは呑まれた。
───母さん、姉さん。
オレ………今、最高な気分だ。
これが、オレたち一族なりの、『愛情』。
人間は愚かだ。
この『愛情』は、そんな愚かな人間を浄化するための、天からの贈り物。
オ ロ カ ナ ジ ン ル イ ニ ス ク イ ヲ 。
テ ン ノ カ ミ サ マ ノ、
イ ウ ト オ リ 。
「…………こ、こっ…………」
朝。タヨキミアジトの、リビング。
メンバーが机の周りに集まり、一人の少女を見つめてニコニコしている。
「そう固くならずに……ルカちゃん、頑張れ」
ルカの親友・ルアが、硬直するルカに耳打ちする。
ルカは覚悟を決め、
「こ、こんにち、はっ………」
と、緊張のしすぎか、真顔で言った。
そんなルカを見て、ソーユが声をあげる。
「よくできました~!ルカちゃん、タヨキミにようこそっ!」
ソーユの言葉に、みんなは拍手して「ようこそ!」と口にする。
「……ルカちゃんっ、久し振り……!」
セツナが、嬉しそうにルカに駆け寄った。
「セツナちゃん……!」
ルカも表情を明るくして、しゃがんでセツナと視線を合わせる。
そのままぎゅっと抱きついてきたセツナに、ルカは微笑んだ。
「どうしたの、セツナちゃん」
「んーん、ムニカちゃんみたいにね、ルカちゃんもいなくなっちゃったらどうしようって、心配だったの。だから、嬉しいなってっ!」
今更恥ずかしくなってしまったのか、セツナは「えへへ……」と赤面する。
「今回はちゃんと救えた、な……良かったぁ」
ツキミが脱力したように「あぁ疲れた、オレ、ドーナツ食べたいなぁ……」とカエデを見た。
カエデはそんなツキミを完全的に無視し、
「倒れた時はどうなるかと思ったけど……」
と、机の下からユヅルの資料を出す。
「どうやら、ユヅルの洗脳を解いたあとは、脳ミソとかの関係で数時間スリープしちゃうみたいだね」
ルカが倒れた後、ルアとヤマは走って、病院に向かった。
医者に診せると、「能力によるものですね」という。
「何者かによって脳にかかっていた負荷が急になくなり脳が混乱したことによるものです。安静に寝かせていれば、数時間後に目覚めるでしょう」
医者は、三人がアジトに帰るための車を手配してくれた。
「政府公認の対能力犯罪組織部隊だから、病院での処遇も良し、なにかあればお偉いさんが車で送迎してくれるんだよね。この国はよくできてるわ」
「その対能力犯罪組織部隊にいんのは全員学生なんだから、この国は終わってるよ」
アキトの苦笑混じりのツッコミに、カナタが「たしかにな」とドヤった。
「あ、そうだ……えっと、黒柴リオさんっている?」
何かを思い出したようにメンバーを見渡すルカに、リオが「僕だよ」と手をあげる。
「えっと、リオさん。リオさんに渡したいものがあったの、これ……」
ルカがポケットから出したのは、自らの炎で天に昇った少女──ムニカの、仮面だった。
「これ……なんで私に?ていうか、なんでルカちゃんが……?」
リオは取り敢えず仮面を受け取るが、表情を暗くする。
「……上司に、貰ったの。No.6のヒトネよ、仲が良くてね。トオンに渡しとけって言われたって、うちにくれた。……トオンとヒトネは、良い子だから、この仮面は、トオンが回収していたみたいなの。確かにうちは、ムニカと相部屋だったけど……でもうちが持っておくのは、違うと思った」
No.6──あの双子か。
「ルカちゃんの言う通り、ヒトネくんは優しいよっ。よくわたしとお話してくれたの」
セツナが、どこか残念そうに呟く。
「………カナタは、アイツら嫌いだけどね。特に兄貴のほう、ナメクジみてぇな視線しやがってさ!睨まれた時さ、あれだよ、裸足で靴履いてる気分。なんか肌に来るもんがあった、キッショイ」
うげー、と唸るカナタに、ルカが「わかる、トオン、不思議な子よね……」と苦笑した。
「………今回ってさ、もう、No.6?キビアイメンバーってどれくらいいるの?」
ソーユが、今回の救出対象に話題を移す。
「ルカちゃんは操られるような動きがなかったってことは、洗脳が弱かったってことじゃない?覚えてないの?」
「……うち、覚えてるよ。まだまだメンバーは沢山いる。でも幹部しか攻めてこないだろうから、次は[シノ]か[サチ]あたりだと思うよ……女子を送って三回失敗してるから、流石に次からはちゃんと強いメンバーを送ってくる気がする」
ルカのそれらしい予測に、メンバーは顔を輝かせた。
これで、ある程度の──次に来る敵の、能力予測ができる。
「シノの能力は『時間操作』。言っても、2秒、時を止められるだけね。サチの能力は……知らない、ごめんなさい」
申し訳なさそうに言うルカに、アキトが微笑む。
「謝ることじゃないよ、情報提供ありがとう。サチの能力は、おれが上に頼んで特定しておくよ……みんなは、シノの対策を考えておいてくれ」
その言葉に、一同は頷いた。
「ううううう………ムカつくぅ………」
その日の夜──いや、次の日の早朝。
質素な狭い部屋のベッドの上で、ユヅルが不機嫌そうに突っ伏していた。
「どうしたんだよ、ボス。もう3時を回るぞ、いい加減寝ろよ」
「うるさいよ、ルナはお母さんなの?ルナこそ寝なさーい」
「今から幹部会議だわ」
面倒くさそうに煙を吐くルナに、ユヅルが驚く。
「はぁ?こんな時間にぃ?」
「んー、こんな時間に設定したの、どいつだっけなぁ」
「はーいっ、なんと俺でーすっ」
不機嫌そうだったユヅルがあはは、と笑った。
「ルナって……ほんとうに、お母さんみたい」
「そーか?俺は高校からヤニ吸ってたお袋にゃあ、当たりたくねえがな」
がちゃっ、とドアが閉まる。
ルナが出て行ったドアを見つめて、ユヅルは布団をかぶった。
(何時に帰ってくるかな。ルナがいないと、寂しいなぁ)
部下を捨て駒として扱っているユヅルが、唯一、大切に思っている部下……いや、人物。
あんな奴の、どこが良いのだろうか。
ただ、一緒にいると、安心できる………
(それ以上の理由なんて、俺とルナの間には、いらないか。だって、ルナには──)
──俺以外に……俺以上に、大切な人がいるもんね。
冬の初めの冷たい空気に、ユヅルはひとつ、ため息をつく。
でも、心配はない。
ルナだって、ハルカだって、イヌイだって、トオンだって、ヒトネだって。
いつかはきっと、俺のものに。
「そろそろ飽きたな、タヨキミの救出劇を見ンのは……テメェ、ちゃんとやってくれンだよな?」
山に、雨がふった。
濡れた枯れ木をバキバキ踏みながら、二人の少年が、街の方向へと降りていく。
「うるせぇ。上司だからってデカい態度取って、楽しいか?」
言い返した片眼を失明している少年は、[サチ]。
そんなサチに、イヌイが「あ?」と悪態をつく。
「そもそも、なんで能力を使わないんだ?」
「テメェなんかを連れて行くために、オレの能力がある訳じゃねえからな。ハルカさんに指名されたからって、あまりイキがンなよ……下っ端が」
「1つの質問に対して3つの暴言が返ってくるのか。流石、幼い頃からキビアイにいただけあるな」
サチの挑発に、イヌイは心の底から湧き出てくる怒りを気合いで鎮めた。
そして、サチに聞き返す。
「テメェの能力は?」
その質問に、サチは黙り込んだ。
「………教えない。能力に関してで暴言を吐かれるのは、嫌だから」
「特に使えねえ、弱いって事か?」
「言わなくても暴言か……別にそんなことはない。それどころかとても対タヨキミ向き、そして対キビアイ向きでもある。No.4でもNo.3でも、キビアイにいるって事は、俺の能力で簡単に倒せる」
言い切ったサチに、イヌイは少し引く。
「イキリじゃなさそうだな。それを本気で思ってるとか、イミフすぎンだろ……悪いが、オレもハルカさんも、バッチバチに戦闘向きの能力だ。テメェなんぞに殺れねえよ」
「イヌイは瞬間移動だったか……戦闘向きの能力なら戦闘のために使わないとな。山の下まで運べ」
「ンだと……イヌイさん、って呼んどけ。あと人に頼み事するときは「ください」だろ」
ドヤ顔で言うイヌイ。それに対して、サチは、至って真顔で言った。
「ふもとまで運んでください、イヌイさん……人にはいくらでも言えるのに、自分はできてないってやつだな。俺のこともサチって呼べ……いや、呼んでください、か」
サチは、うるさいイヌイの黙らせ方を知っていた。
イヌイは注意した事に対して素直に従われると、返しに困る。いつもハルカとかトオンとかいう物わかりの悪い頑固な奴と会話してるうえに、基本的に人を罵倒する能しかないからだ。
「……かぁったよ、運んでやるから掴め」
サチがイヌイの腕に掴まると、イヌイは、左足で地面をトン、と蹴った。
その瞬間、周りの風景が、パッと変わる。
どうやら移動した場所は、山のふもとの道路のようだった。
「あとはそこらへんの奴から車でもパクって、適当に街まで行けばいいだろ。おいテメ……違え、サチ。テメェ何歳だ」
イヌイがサチを振り返る。
「結局テメェ呼びか。俺は14、中二だ」
「じゃあオレが年上だな。運転してやるよ」
「免許持ってないのに、運転できるのか?」
サチのまともな質問に、イヌイはドヤ顔で答えた。
「何言ってンだ。中三で数十人殺し、金のために窃盗も脅迫も売春もした違法薬物中毒者が、車にひよる訳ねえだろ……事故る気満々だぜ!」
そんなイヌイに、サチは表情ひとつ変えずに、真顔のまま返す。
「金のために窃盗、脅迫、売春まで……どおりで、キビアイの飯は美味いと思ってた」
「テメェ死なすぞ」
イヌイは軽く呟いて、タイミング良く走ってきた車の前に仁王立ちした。
キキーッと音をたてて、車が止まる。
「おい、危ないじゃないか!何なんだクソガキ!」
車の窓から顔を出した高年齢の男に、イヌイはよくぞ聞いてくれた、とでも言うように笑う。
「オレは未成年で構成された犯罪組織”キビアイ”のNo.4、イヌイという者だ。今、オレたちには急ぎの用があってな……車を貸してくれやァしないか?」
そんなイヌイを見て、男がキレる。
「ふざけるな!」
「オレはふざけてねえよクソ爺!命と車どっちが大事かなんて、考えるまでもねえだろ、アあ!?さっさと寄越しやがれドグソ!若者の道を開けやがれ老害が!!」
キレた男に、イヌイもキレた。サチがため息をつく。
その時、イヌイが腰につけていた釘バッドを取り出して、それを振り上げた。
「なっ…………」
いきなりの事に、男は気絶する。
イヌイは男を車から出して、服を木にかけて吊るした。
「ジョージコウオンカ対策だな」
「少子高齢化だ」
「黙れ」
何食わぬ顔で車の助手席に座るサチ。
運転席にイヌイが座り、「安心しろ、三回くらい運転したことあっから」と親指を立てる。
「もしもの時のために、オレの肩でも掴んどけ」
アクセルを踏むイヌイの肩を掴み、サチは真顔のまま、外の景色を眺めた。
続く
エンダアアアアアアアアアアアアイエエエエエエ⤴️(だれか、良さげな病院紹介してあげてッッッ)
うへへへ、うちのイヌイちゅわんがかわちいよおおおお、、、、
まじで可愛いねえ、、、
サチくんとの言い合い合戦が可愛いすぎて口角が、、、消えていく、、、
え、語ってもいいの?いいの~!?((誰もそんなこと言ってない
まあね、うん、今度言いたいこと全部言うよ。冷静な日に、ね!
今語ったら可愛いしか言えんと思うけん。
最っっ初、、、不穏でしたねえ、、ww
いったい誰のパートなのかな?考察待ってます♡
俺が今言いたいのは、あれだよ、双子!の、兄貴のほう!
ムニカちゃんの仮面持ってたなんて、、、うふふくへへへ((((
相当引きずってるってか、とおぴだって人間じゃもんね。
双子って、なんか他の上層メンと違うとこあるよね。。。。
堪らなく美味。モグモグペロペロ
これも今度語る。今語ったらモグモグしか言えんと思うけん。
更新久し振りだからいっぱい喋っちゃう。
以下、とおぴ=トオンくん、とねち=ヒトネのことを言っています。
呼び方どうにかして、、
ムニカちゃんの死はやっぱり、みんな永遠に引きずるってか、タヨキミ&キビアイの双方にとって何らかの影響を与えてんだよな。
一回双子がムニカちゃんのことで会議ボイコットしてるから、キビアイ内部にもひしひし呪いがかかってる。戦力になる双子くんがいなくなったら、相当なダメージを受けると思うし。
そういう意味で、嫌いだった組織を悪い方向に動かしてんだから、復讐には成功してるのかな?的な。
でもとおぴが本気で引きずるとは思ってなかっただろうし、とねちはどう思ってんだろうね。
一応とねちとは合わないってって、ムニカちゃんが嫌ってたけど、最後ムニカちゃんが笑えたのは紛れもなくとねちのお陰だから、複雑な感じ。
もしとねちが引きずってたとしたら、とねちの言葉によってムニカが『笑って』死んだって事実で、嫌いだったとねちに罪悪感?をうえつける事ができる。
てかムニカって、本当にとねちの事が、、、
おっと危ない、この先を言うと、双子のネタバレになりかねないっっ!!!!
ってことで、この先の考察待ってます♡(二回目)
今回は本当にどろどろぐちゃぐちゃ痛々しい展開が続くんよね。
まじ腹痛い。
更新お待ちを!
残念無念、また来週~☆((テニプリやめい
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