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昼前の小児科
廊下から元気な声が聞こえてくる
🧒「たっつん先生ー!」
🧒「先生きたー、!!!」
診察室の前には子供たちが集まっていた
その中心にいるのはーー
黄島たつや
子供たちに囲まれて、クシャっと笑っている
👦「先生!絵書いた!!」
⚡️「お、ほんまか!…見せてみ?」
🧒「これ先生だよ。これがお花で……」
⚡️「めっちゃ上手やん!!」
その様子を
廊下の端から緑川じゃぱぱが見ていた
🦖「(やっぱりすごい……)」
子供があんなに集まる医者なんて
見たことがない。
🧒「たっつん先生抱っこー!」
⚡️「しゃーないなぁ」
たっつんは軽々と子供を抱き上げる
⚡️「重くなったんちゃうか?、笑」
🧒「なってないよー!」
⚡️「ほんまか〜?」
またクシャッと笑う。
🦖「……。」
するとその時
🧒「わぁぁぁ!(泣」
診察室の奥から大きな泣き声が聞こえた
小さな男の子が泣き叫んでいる
👦「やだ!、帰る…」
看護師たちが困っていた
看護師「どうしましょう……これから注射なんですけど、、」
そこへ、たっつんが歩いていく
しゃがんで男の子の目線に合わせた
⚡️「……どうしたん?」
男の子は涙を拭きながら叫ぶ
🧒「注射やだ!!」
⚡️「そりゃあ嫌やなぁ、、」
たっつんはうんうんと頷く
怒らない
急かさない
ただ優しく言う
⚡️「でもな、これ頑張ったらめっちゃ早く元気になるで?」
👦「……ほんと?」
⚡️「ほんまほんま」
そして小さく手を出す
⚡️「先生と一緒に頑張ってみる?、」
男の子は少し考えてからーー
👦「………うん」
⚡️「えらいえらい!」
🦖「…」
じゃぱぱは
“あんなこと自分にはできない”
そう感じた
その時、たっつんが振り返る
⚡️「あ、院長の息子くんや。。」
🦖「…じゃぱぱでいいですよ」
⚡️「じゃぱぱか!わかった!」
たっつんはニコニコする
⚡️「見学?」
🦖「まぁ、、そんな感じです…」
⚡️「…良いところ見せたるよ」
🦖「…?」
そう言ってたっつんは男の子に言う
⚡️「じゃあ、3数えるでー?」
👦「うん、、」
⚡️「いーち」
男の子がぎゅっと目を閉じる
⚡️「にー」
そして
⚡️「さーん」
チクッ。
👦「……あれ、?」
男の子が目を開ける
⚡️「終わりやで。」
👦「え?!」
👦「痛くなかった…」
⚡️「…やろ?」
⚡️「よく頑張ったな!」
じゃぱぱは思わず言った
🦖「すごいですね。」
たっつんは照れくさそうに言う
⚡️「慣れやで…」
🦖「でも、あんなに泣いてたのに。。」
⚡️「子供はな、」
⚡️「怖いだけやねん。」
⚡️「だからちゃんと話聞いたら、頑張れる子ばっかりやで」
🦖「……そう、、ですか。」
そのとき子供がじゃぱぱを見た
👦「だれ?」
⚡️「この人も先生やで」
👦「ほんと!?」
👦「先生なの?!」
じゃぱぱは少し戸惑う
🦖「えっとぉ…まぁ、?」
すると、たっつんがニヤッと笑った
⚡️「じゃあ、じゃぱぱ先生」
⚡️「この子抱っこしてみ?」
子供が両手をあげた
👦「抱っこ!!」
じゃぱぱは一瞬固まる
🦖「え、俺…?」
⚡️「ほら、先生やろ?」
じゃぱぱ少し困りながらーー
そっと子供を抱き上げた
🦖「…これで合ってる?」
👦「たかーい!!」
その笑顔を見たとき。。
じゃぱぱは思った
🦖「(……悪くないかも)」
この病院も
この仕事も
そして、たっつんと共に働くことも
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