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「ぉれ、もし、かして…?」
呆けては現実に戻り。
現実から思考がおかしくなってを繰り返して。
もうわけが分からなくなってきている。
「ま、さか…」
いい歳して漏らした、と言いかけた。
「大丈夫だよトラゾー。今のは潮吹いただけ」
潮、その言葉を聞いて理解するのに時間を要した。
「ッッ……⁈」
「ハジメテで、何回もイッてメスイキして潮吹くって可愛すぎん」
「俺らを悦ばすだけだな。マジでオンナノコみてぇ」
「ぉんな、のこじゃなぃ、おれ、おとこだよぉ…」
もう何もかもをズタズタにされた。
男であることも、こんな一方的な行為を嬉しく思っている俺自身の弱さも。
ダメな方向に行きかけた思考をほんの僅かに残った理性が引き止めてくれていた。
「うーんまだ、堕ちないか?」
「さっき一瞬、堕ちたのに」
「不屈の精神ってやつ?流石は元自衛隊」
首を横に振る。
もうやめてほしかった。
自分じゃなくなっていく感じがしてダメな方にいきそうになってるから。
「頭が弱くなった瞬間を責めるしかねぇか」
「今度はみんなで責め立てる?」
「それこそ壊れるくね?」
徐々にモヤがかった思考がクリアになっていく。
恐ろしい会話に恐怖からなのか、ゾワゾワと鳥肌がたった。
なんとか逃げる術を、とほんの少しみじろぐ。
「逃さねぇよ」
その俺の動きを目敏く見抜いたぺいんとに縛られた両手首を引っ張られた。
「ぅわ、っ…」
「トラゾー?もしかして俺らからまた逃げようとした?」
「ち、ちが…」
「今、逃げようとしただろ」
こぽりと音がして、注がれたモノが溢れる。
太ももを伝うソレ。
「あ」
クロノアさんが声を上げる。
「溢しちゃダメって言ったのに。またたくさん注がなきゃ。やっぱりトラゾーはワルイコだね」
ぺいんとに押さえられた俺は身動きが取れない。
「ひ…」
溢れたモノを掬ったクロノアさんがまた後ろに手を伸ばす。
ぐちゅりと音がして、ナカを掻き回される。
「トラゾー、演技上手だからもしかしてさっきの演技かもな」
「あーね、」
「そっ、んな…わけな…ぃい…」
あんなこと演技でできるわけないのに。
「だとしたらトラゾーは酷い子だ。お仕置きしないと」
さっきと同じ体勢をとらされる。
「どの程度までなら大丈夫か分かったし、手加減なしね」
そう言ってクロノアさんはぐずぐずになった俺のナカを一気に突いた。
「─────!!?」
さっきまでの行為がどれだけ優しかったか分かった。
こんな荒々しくて乱暴で一方的な動き。
「じゃ、俺はコッチ」
「ん゛っ⁈」
ぺいんとのモノが口に入れられた。
息が出来なくて必死でもがこうとする。
「じゃあ、俺はココとココ」
あまり触れられてなかった胸と自身にらっだぁさんの長い指が伸びる。
「ゔ、ン、ぁぅ゛!」
「ちょっと痛いくらいがいいか?トラゾードMだし」
「そうだね。でもちゃんと気持ち良くもしてあげないと痛みで嫌われちゃうのは本望じゃないからさ」
「や゛ぁゔ…!!」
こんなことして嫌われるわけないと思ってるこの人たちに狂ってると思った。
そして、そんな狂ってる人たちを受け入れている俺自身も既に狂い始めている。
逃げないといけないのも、抵抗しないといけないのも分かっているのに、思考を捨てて別の意味で逃げることを選択し始めていた。