fwakがいちゃついてるだけなんですけど、なんかかなりの駄文です。ばりくそ駄文なんです、読むだけ時間の無駄です、はい。
良いものを作ろうとすればするほどスランプに陥るのは辛いですね。小説家の方とかほんと凄い!!!!
改めて、っぱふわぐさなんだよな。
⚠︎まだ付き合ってない
12月、朝なんかは手足が凍えてしまうほど冷え込んで、ろくに寝てられない。
だから冬になると、決まって俺の布団に潜り込んでくる大きな猫ちゃんがいる。
「……んん、ちょっとぉ、自分の布団で寝てよ〜……、、。」
「なんで〜?ええやんあったかいし、」
デカい猫……もとい、不破湊。
背中に温もりを感じたので分かってはいたが、それにしてもいつ入ってきたのだろう、全然気づかなかった。彼はたまに本物の猫のように気配を消して近づいてくるから……。
こんな感じだけど、ふわっちとは同棲してるわけじゃない、まあ半同棲みたいなものではあるけれど。
ある時思いつきで「同じマンション住まない?」なんて提案を向こうからされて、こっちも謎に二つ返事で返してしまったことがきっかけ。たまたま2部屋、しかも隣同士空き部屋で募集を出している物件を見つけて、完全オートロック式でセキュリティも間取りも問題なかった為ここに決めた。
しかし、こういう寒い冬には1人で寝ているのが寂しくなるのか、俺が寝ている間に合鍵を使って家に潜り込んでくる。こないだなんかは仕事帰りにそのまま来やがって、朝起きたら香水の匂いがぷんっぷんしたんだから。俺の布団にマーキングしないでほしいねまったく。
同じマンションに引っ越したことを知った同僚からは、「ほんとに仲良いんだね〜!」なんて揶揄われた。確かに、普通の友達ってここまでするのかな?これってかなり異常なのかな、ふわっちのせいで感覚バグってきてる。この人距離感も頭もバグってるから。
それに慣れてきてる俺も相当まずいかもだね、
「今日はなぁ、姫怒らせて酒ぶっかけられちゃったんよぉ。この時期に飲みもんぶっかけられんのは流石にきちぃな〜、」
この人は相変わらず、嫌な出来事もまるで子供が今日あった事を報告してくるかの様に楽しそうに話す。ヘラヘラというか、ふにゃふにゃというか……。
ふわっちの住む世界は俺にとって馴染みがなさすぎて、相談に乗ろうにも乗れない。だからこんな風に話してくれると、こっちとしても気軽に聞ける。元から愚痴をこぼすタイプでは無いふわっちだけど、そういうのも俺に対する配慮なのかな。
ほんのたまに、こういう時、ふわっちがちゃんとした『大人』だという事を思い出す。ちょっぴり寂しい、けど、本来住む世界が違うはずのふわっちと、今確かに会話してる。同じ布団で、肌が触れ合うくらい近くにいる。それがちょっぴりの寂しさを隠してくれるから、なんだかんだでこの時間が好きだったりもするんだよね。
「あきにゃ〜、こっち向いてよ、」
「なんだよもー……、」
そんな甘えた声出されたら、向かざるを得ないじゃん。
渋々体を反転させて、寝ぼけた目を凝らして親友の顔を見つめる。
……ん?なんか、あれ……?
「……ふわっち、服は、?」
「んはは、今上裸〜。」
「んははじゃないわ!!」
眠気で働かなかった頭が一気に覚醒して、思わず体を起こす。
うわ、やっぱ寒いわ今日……じゃなくて、この男なんなん!!?
「ちょぉあきなぁ、寒いって、」
「なんで上着てないん!?そういうアメリカチックな趣味だったっけ!!?」
「なんかぁ、めんどかった……、」
語尾が溶け出してて、今にも寝そう。この状況で寝ようとしてんのやっぱ頭バグってる。
親友の裸なんて見慣れてる、楽屋での着替えの時とか、なんなら一緒に温泉に入った事だってあるし。だけど改めて、というか不意を突かれて見てみると、the大人の男!!みたいな体つきしてんのよ。敵わないなぁ、
「とりま服着てよ……目のやり場困る、」
「胸筋見てればええや〜ん、」
「それが困るっつってんだよー!!」
「じゃああきなの服貸してぇ、」
突然布団の中に引っ張り込まれたと思えば、服の中に細い指が無遠慮に侵入してきた。
「ちょ、ぇ、、ふははっ!!冷てぇしくすぐったいってぇ、!」
「あきにゃだけ服ずるい〜、貸して〜、」
「自分のせいやろっ!」
ひとしきりくすぐられて、笑いすぎて視界が涙で歪んできた。こいつ容赦なくやってくるんだけど!やっぱまったく大人気ない!!
「た、たんまたんま、これ以上は俺しんじゃうからぁ、、」
俺のふにゃふにゃになった情けない抵抗の声に、やっとくすぐる手を止めてくれた。が、言葉を何も発してこない。視界がぼやけて表情も分からないし、
「ふわっち、?どーした……、」
言い終わる前に視界が覆われて、唇に何かが触れた感触がした。
え、
それが何か、なんて野暮な事、いくら童貞でも一瞬で察した。
俺、ふわっちにキスされてる。
数秒、あるいは数コンマかもしれない。ほんの少しの短い時間の後、静かに唇は離れた。ただ触れただけ、それだけだ。
「……あきな、」
それだけ、なのに。
「好き、」
なんで、
「好きだよ、大好き。」
「愛してる。」
俺はこの男から目が離せないのだろうか。
「……は、ぇ…?」
「親友としてじゃなくて、男として。ずっと好きだったよ、」
「ずるい奴でごめんな、でも好きなんよ、本気で。」
普通の友達ってここまでするのかな?これってかなり異常なのかな?
そんな言葉が馬鹿みたいに崩れ落ちて、今はただ見つめることしかできない。
その少しの憂いと、後悔と、劣情が入り混じった様な顔を。
驚いた顔で固まってしまった明那の姿が可愛らしく映る。
好き、大好き、愛してる。
そんな陳腐な言葉では言い表せないほどに、俺の感情は溢れてきて、もう抑えることはできなかった。
もうずっと前から、明那のことを親友として見れなくなってしまったのだ。 こいつの一挙一動全てが愛おしくて、俺に向けてくれる笑顔がたまらなく可愛くて、気を抜けば大声で好きだと叫び出したくなる、くらい……。
そんな俺とは裏腹に、明那は俺のことを大切な親友という目で見てくる。
なんの疑いもなく合鍵を渡し、夜中に布団に潜り込んでも「しょうがないなぁ」なんて言って許してくれる。警戒心なんて欠片も無くて、隣にいる俺がどんな黒い感情を抱いてるかなんて露も知らない。そんな驚くほど鈍感な明那が好きで好きで仕方がない。
それが今、とうとう溢れてしまった。
「ずるい奴でごめんな」
明那が押しに弱いことも、不意打ちが苦手なことも知った上で告白した。本当にずるい男だよ、親友失格やな。
未だ呆然としている明那に手を伸ばし、頰に触れた。
「ごめん、ごめんな。」
親友でいれなくてごめん、好きになっちゃってごめん。
「ふゎ、っち……、」
動揺で呂律が回っていない声で、俺の名前を呼ぶ。
明那の手が上がり、頰に触れている片方の手の上に重ねた。
「なんで、謝るの。」
今にもこぼれ落ちそうな程涙を溜めた目は、絶えず俺を捉え続けている。
「そっかぁ、ふわっち、俺のこと好きなのかぁ……、」
噛み締める様に、腑に落ちた様にそう呟いた。
「わかんないけど、さ、」
「別に嫌じゃなかったよ、その、ふわっちからの、きす……、」
「……、」
ああ、なんてかわいいんだろう。
手のひらから伝わる熱で全て溶かされてしまいそうだ。今俺は、ちゃんと顔を保てているだろうか。それとも……、
12月、寒い冬の朝に。
ヒーローも良いけどふわぐさなんよ、
END
コメント
5件
なんとも思ってないであろうaknsideからの愛しか語ってない甘々なfwsideのギャップでやられました……ッでも、でもッ!!aknとしては何も思ってないって言うよりは自分も分かってないって感じがッ!!そしてキスで理解する感じがッッ!!!ありがとうございますッ!!!()
ぬわーーーーーーーーー😭😭😭 エモいっすわ…☺️ やっぱakfwなんすよね⁉️ これは越えられない壁だと勝手に 思ってます😊 ウォールマリアに等しいです😆😆 らせんさんスキ…☺️☺️☺️☺️☺️☺️☺️☺️☺️☺️☺️☺️☺️☺️☺️