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#イラスト
るめ
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スイレン🩵🪽 不定期浮上
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#アモアス役職
シノーペ🪐🌠💜
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「ルカ兄、大丈夫なの?」
4月5日、ヒナはルカに対しひどく心配そうな目をして問う。
_リィン・システムの呪いは、社会を蹴飛ばす勢いでどんどん崩壊へ足を進めていたのだ。
だがルカはそんなヒナの心配をよそに、何も危惧していないような表情でヒナを見る。
「あー、俺は別に大丈夫だよ。 ヒナが思うほど…傷ついてる訳じゃないんじゃないかな。」
「…そっかぁ。」
「…そうだね。」
「ヒナには苦しい思いさせると思うけど…俺は大丈夫だよ。」
「自分の心配をして、ね?」
「…ありがと、ルカ兄」
ヒナはそう言い、寂しそうな笑みを浮かべる。
「…ルカ兄ってさ、ほんと強いよね。」
ヒナは言う。
「…羨ましいなぁ」
ヒナは呟く。
「ヒナ、大丈夫か?」
「…リィン・システムのこと…ルカ兄はどう思ってるの…?」
悲しそうで、どこか悔しそうな声だ。
「こんなニュース聞いてさ、自分がおかしかったって気づいて…」
ヒナは拳を握りしめ、広い部屋の中にグググと言った音が微かに響く。
そんなヒナを見て、ルカは思い出す。
_ヒナが散々言われてきたことを。
持たざる者の嫉妬を、羨望を…
(…当たり前だよな、タヒぬのは怖い、それが普通だよな。)
(でもタヒなないことが呪いなんて…)
(…常人からしたら、狂った方がマシなくらい残酷な話だよな。 )
(きっと、どこにも正解がないんだよ…ヒナにとっては…)
それを思い出すと、ルカはヒナに向き直った。
「…俺はさ、本当に傷ついてないんだよ。」
「むしろヒナの方が…傷ついてんじゃないかってくらい。」
「…ルカ兄…」
今にも泣きそうなヒナは月明かりに照らされていた。
「だってさ、言い方は悪いけど、ヒナはプサ・ユンゲス生まれのせいで何年も苦しんだわけじゃん。」
「…うん」
今のヒナはどこか子供に戻ったかのような_少しせつなくて、幼い雰囲気すらあった。
「…大人になってからも色々と抱えさせちゃったよね。」
「…ルカ兄、それは違う。」
ルカは目を丸くする。
「…茶子ちゃん探しとか、そういうのは…好きでやってる。」
「ルカ兄に着いてってるとか、そういうのないから。」
ヒナは少し意地を張るが、ルカはそんな姿さえも少し子供みたいに思えて、ちょっとだけ面白く感じた。
「はは、どこまで行っても俺の妹だよ、ヒナは。」
「…でも、嬉しいよ。」
「俺も人間だからさ、たまに思うんだよ」
「…なにが。」
ヒナは頬を膨らませる。
「ヒナにこんなことさせていいのか?ってさ。」
「へー、ルカ兄ってそう思うことあるんだ?」
ヒナはいじわるそうな目でルカを見た。
そして、小さくため息をついた。
「あるに決まってるだろ…」
ルカはそう言いつつも、はは、と優しそうに笑いかけてみせた。
「自慢の妹だからさ、自信持って、な?」
「ルカ兄…」
俯いていたヒナは、ルカに向き直った。
「ありがとう。」
前のような明るさこそなかったが、ヒナはそう言って笑った。
「よし!それでこそヒナだ!」
ルカは、そんなヒナを見て満面の笑みになった。
2人を照らす月明かりは、まるで蝋燭の火のごとく静かに揺らめいていた。
____
教会の鐘が、夜の12時を知らせる。
何度も聞いた音なので今でこそ慣れたと感じるが、来たばっかりの時はうるさいなんて感じていたっけ。
「ねぇ?メテヲさん。」
御茶屋はそう言って隣に座るメテヲの方を向いた。
「いやぁ、ほんとにね…」
メテヲは息をついたのち、ゆっくりと御茶屋の方を向いた。
「…って!なんでメテヲは当たり前みたいにここに居るの!?」
「ふふ、貴方行く宛てがないでしょ、だからここで暮らしてもらおうってわけですよ。」
そう言っていたずらっぽく笑った。
「いや、ありがたいんだけどさぁ!?」
「いや、ありがたい…?ありがたいなのこれ?」
「もう、厚意なんだから受け取ってくださいって。」
「あぁあもう!ありがとうございます!!」
ヤケクソになったメテヲは御茶屋の肩をポカポカ叩いた。
「そうだよー、御茶屋の厚意だからねぇ」
ガンマスが部屋の扉から頭を出して、笑顔で言う。
「なぁんでガンマスさんまで受け入れちゃうのかなぁ!?親バカかなにか!?」
「親って、そんなぁいいの!」
「いや親だろ!!あんたは親だよ!!」
「ツッコミがいないよぉここ!!」
御茶屋はメテヲの様子を見ながら楽しそうに笑った。
「…ほんと、回復して良かったですよ。」
「えーーー??なんでしんみりするのー??」
「メテヲさんが想像以上にいい人で安心したよ!いいやつ見つけた私天才じゃない?」
紙面越しですらわかるほどガンマスは楽しそうに笑って、ちょっと小悪魔みたいに見える。
「それはない!!」
2人はガンマスの言葉にハモって返す。
「ひょぇえ〜!!」
楽しそうなガンマスは、それだけ残して部屋を出た。
「ということで、よろしくお願いしまーす!!」
御茶屋はそう言って子供みたいにわらった。
「御茶屋さんは割とまともだと思ってたのに〜…」
「あぁもう!」
メテヲは思わず床に寝そべり、腹にありったけ空気を溜める。
メテヲは、屋根の向こうにある夜空に向かって叫んだ。
「…まともな人をくれ〜!!!!」
コメント
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第47話「変化」、めっちゃ良かったです…!ヒナの不安とルカの優しさが温かくて、兄妹の絆がじんわり伝わってきました。「自慢の妹だからさ」の台詞にグッときましたね。最後のメテヲさんの叫びで笑いもあって、バランス最高でした🔥