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目が覚め、しばらくゴロゴロしていた時。
ドアをノックする音が。
私「はい…」
涼宮「はいるよ?」
私「はーい!」
そういうと、先生が入ってきた。
涼宮「起きた??」
私「…うん。」
涼宮「お腹空いたでしょ?ご飯できてるよ?」
私「…せんせ?」
涼宮「ん?」
私「…も1回ギューってして?」
涼宮「どしたの?いいよ?」
ギュー……
私「せんせー。ありがとう。」
涼宮「ん?」
私「なんか安心する…」
涼宮「ふふ…初めて会ったときは、あんなに無表情だったのにね…(笑)」
私「…覚えてないもん(笑)でもいつの間にか気づいたら先生と話せるのを待ってた…」
涼宮「少しずつね、話してくれたり、笑ってくれたし、嬉しかったよ?」
私「…うん。自然と話せる様になってきたし、今じゃ皆と話せる。だから、あんな人たちばかりじゃないって。わかってるけど…」
涼宮「けど?」
私「かってに、あの時のことが浮かんできて……(。•́ωก̀。)…グス」
涼宮「そっか……」
私「……でも、負けたくない…」
涼宮「えっ?」
私「たしかに、怖いし、気持ち悪いけど…」
涼宮「昔のことがなくても、今日のは誰だって怖いし、気持ち悪いよ?でも、将来、ちゃんと、大丈夫って思える大事な人ができたら、きっと、乗り越えられるから…」
私「……だといいな。」
涼宮「だから、少しずつ、慣れていこうね、人にも。人と人だから、たくさん傷つくこともある。だけど、それも勉強だから。」
私「うん…」
涼宮「それでも、つらいときはちゃんと、つらいって、泣いていい。俺ら9人みんながついてるから。」
私「…うん、(/Д`;」
先生 は、背中をさすりながら、大丈夫、大丈夫って繰り返してくれた。
私「…先生、ありがとう。」
涼宮「どういたしまして。さ、お嬢様。ディナーのお時間ですよ!みなさん、お待ちかねです(笑)」
私「え?(笑)」
涼宮「いこっか!(笑)」
私「…はいっ!」
リビングへいくと、みんなが、声掛けてくれた
夕飯は、おにぎり。
私「え、おにぎり……」
佐久「おにぎり超うまいよー!ほら、杏佳ちゃんもはやくたべよー!(*^^*)」
そう言われ、おにぎりを1口…2口と食べると、皆と出会った頃を思い出した…
なべ「え?なんで泣いてんの?」
私「へ?あっ……」
言われて、泣いてることに気づいた。
涼宮「泣くほどきつい?」
私「(首を横にふる)思い出しただけ…」
それだけ言うと、先生はクスッと笑って、
涼宮「好きなだけたべな?また作ればいいし、いつでも作るよ?」
私はそれを聞いて、もう一個口にした。
たべおわって皆それぞれゆっくりしてる。
先生は片付けをしていた…
先生のとこへ行き、なんとなく…
後ろから抱きついた……
涼宮「ん?どした??」
私「ん…なんとなく…」
涼宮「……仕方ないなぁもう(笑)」
私「おにぎり…美味しかった。」
涼宮「ほんと?良かった!」
私「先生…こないだの女の人…」
先生の動きが止まった…何か考えてるようだった。
私「いや…あの…」
涼宮「あ!あの時の!」
私「えっ?」
涼宮「玄関で見た時でしょ?」
私「うん…あの人先生に抱きついてたから…」
涼宮「まぁね…それが?」
私「…あの人も、なんか寂しかったのかなって」
涼宮「んー…なるほど。杏佳ちゃんは今寂しくて抱きついてるの?(笑)」
私 「え?……ん…違う。なんとなく…」
そういうと、なんか、だめなんだなって気持ちになって、離れた…
涼宮「あの人は、仕事で共演した女優さん。まぁ、色々あって話きいたりしてるんだ。」
私「そうなんだ…」
涼宮「…杏佳ちゃんは、甘えたい時は素直に甘えていいんだよ?気にしなくていい。」
そう言って、頭を撫でてくれた…
私「うん…」
でもなんだかひっかかる。
きっと、あの女優さんにも同じようなこと言ってんだろなって…
阿部「うわぁ。びっくりした。杏佳ちゃんもいたの?」
私「あ…」
阿部「ちょうど良かった!そろそろ勉強しよ?」
私「あ。はい!」
阿部「今日は、僕の部屋でいい?」
私「はい!ちょうどわからないとこあったんだ…」
阿部「教えてあげるよ!」
私「じゃあ準備してお部屋にきます!」
阿部「うん!」
私は準備するため自室にもどった。
阿部「女優さんねー…」
涼宮「話聞いてたの?」
阿部「まぁね…」
涼宮「なに?」
阿部「なんでホントのこと言わないの?」
涼宮「別に関係ないだろ?」
阿部「だったら、2度と、ここに来させないで?」
涼宮「なんで?」
阿部「なんでじゃないだろ」
涼宮「………」
阿部「無理なもんは無理って言わなきゃ、きついの、自分だよ?」