尊さんはシャワーで泡を流し、次にトリートメントを毛先から髪に馴染ませ、目の粗い櫛で梳かす。
それからいつも私がお風呂の中で使っている、インバス用のヘアアイロンを使って、トリートメントを髪に浸透させていく。
終わるとヘアクリップで髪を纏め、もう一度体にシャワーを掛けてからボディソープを手に取った。
「ん……」
背中をヌルヌルと素手で洗われ、私は思わず声を漏らす。
(やらしくない、やらしくない。煩悩を捨てろ)
三月だというのに、私の頭の中で除夜の鐘が鳴り始めた。目指せ百八回。
尊さんは肩や二の腕に手を滑らせ、腋まで洗ってくる。
「あひゃんっ」
デリケートな場所を触られた瞬間、思わず変な声を漏らしてしまった。
「ん? 今のは猫の鳴き声か?」
尊さんはニヤニヤして腋を撫で続け、私は羞恥のあまりパッとその手を払う。
「シャーッ!」
猫ノリして怒ってみせると、彼はバスルームに笑い声を響かせる。
「ここは優しく洗ってやるから」
そう言って尊さんは乳房をたぷっと揉み始め、私は目を丸くして固まる。
「……そこは……、あまり、……いいです」
「遠慮するなよ」
彼は声に笑みを含め、泡を利用してヌルヌルタプタプと乳房を揉みしだく。
「んっ……」
指先が乳首をかすめた時、私はピクッと肩を跳ねさせて、声を出してしまいそうになるのを我慢する。
「朱里、乳首イキした事ある?」
「そ、そんな器用な事した事ないですよ」
「チャレンジしてみようか」
「大食いみたいに気軽に言わないでください」
軽口を叩いてみせるものの、泡を利用してヌルヌルと先端に触れられていると、どんどんいやらしい気持ちが高まってくる。
「ん……っ、ぅ、うぅ……。――――あっ」
乳首を撫でられるだけかと思っていたのに、不意に耳に尊さんの吐息が掛かったかと思うと、温かい舌に外耳を舐められた。
「ゃ……っ、耳は……っ、うぅーっ、待って……っ」
後ろから抱き締めるような体勢で胸を揉まれた上に乳首を執拗に弄られ、さらに耳をヌルヌルピチャピチャと舐められて、嫌でも感覚が高ぶってくる。
(……お腹、切ない……)
私はボーッとした頭でそう思い、目を閉じて肉芽に指を這わせ、コリコリと包皮越しに淫玉を刺激し始めた。
けど――。
「こら、乳首イキの実験なんだから、下は駄目」
尊さんに手首を掴まれ、私はハッと我に返って真っ赤になる。
「ちっ、ちが……っ」
「そっちはあとからたっぷり可愛がってやるから」
囁いた尊さんに意地悪に笑われ、私はカーッと赤面していく。
自慰しかけたのを見られて恥ずかしいのに、それに加えて乳首を愛撫され、耳を舐められ、私は切なさのあまり腰を揺らした。
するとお尻にツンと硬いモノを感じ、私は目を丸くしてまた固まる。
――これって……。
恐る恐る後ろに手を回すと、尊さんの怒りん棒がすでに臨戦態勢になっていた。
「こら、握るんじゃない」
尊さんが笑いを込めた声で窘めるも、仕返ししたくなった私は、握った肉棒を優しく扱き始める。
「仕返しです。私だけ気持ちいいのは納得できないので」
「なんでだよ」
彼はクスクス笑い、私の耳にチュッと音を立ててキスをし、囁いてきた。
「朱里、乳首で気持ちよくなれて偉いな。ほら、もっと気持ちよくなれるぞ」
まるでエッチな音声作品みたいな事を言われ、私はキューッと膣を引き締めて目を閉じる。
(ずるいな。顔が良くて声までイケボとか。こんな声で囁かれたら感じちゃうって分かってやってるのかな。ずるすぎる)
私は心の中で文句を言い、「うー、うー」とうなりながら乳首を弄る尊さんの手に、自分の手を重ねる。
気持ちよさのあまり体をくねらせるとお尻にツンと亀頭が当たり、もっといやらしい気持ちになった。
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2人でチャレンジ🫧🫧(///́Д/̀//)'`ァ'`ァ♡